ナハトムジーク
デンマークの作曲家ペレ・グズモンセン=ホルムグレーン[1932-2016]は2016年に亡くなるまで現代北欧音楽のアイコン的存在として活躍し続け、ここに収録されている1984年生まれの新進作曲家、アラン・グラフゴーア・マドセンのような若い世代にも多大な影響を与えてきました。ミニマル・ミュージックのようなシンプルなフレーズ、容赦なく投げ込まれる凶暴な音や日常のノイズなどが、静けさと交互に現れるグズモンセン=ホルムグレーンの作品は、その独特な作風と、精密かつ熟練の技巧で、20世紀から21世紀にかけての北欧音楽を牽引しました。
一方、マドセンは、まばらなテクストに限定的な素材を用いてミクロの世界を構築するかのような作風で、詩的でもあり、どこか遠いロマン派時代の亡霊を呼び覚ますような感覚のある音楽を書きます。ここでは、そんな二人の作曲家によるコンチェルタンテ(協奏交響曲)の世界を、デンマークを代表するヴァイオリン奏者C.オストランやピアノのP.サロ、デンマーク国立交響楽団の演奏でお届けします。(輸入元情報)
【収録情報】
1. マドセン:ナハトムジーク〜ヴァイオリン、ピアノと管弦楽のための (2018-2019)
● ナハトシュトゥック
● インテルメッツォ
● 子守唄
2. グズモンセン=ホルムグレーン:ヴァイオリンとオーケストラのための (2002, rev.2003)
● (? = 96)
● (? = 63)
● (? = 76)
● (? = 88)
● (? = 58)
クリスティーナ・オストラン(ヴァイオリン)
ペア・サロ(ピアノ)
デンマーク国立交響楽団
ライヤン・バンクロフト(指揮:1)
ニコラス・コロン(指揮:2)
録音時期:2019年9月5,6日(1) 2017年8月7-9日(2)
録音場所:Koncertsalen, DR Koncerthuset, Copenhagen
録音方式:ステレオ(デジタル)
世界初演ライヴ(1)
世界初録音