ペッテション(1911-1980)

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SACD 輸入盤

交響曲第17番、ヴァイオリン協奏曲第2番 クリスティアン・リンドベルイ&ノールショピング交響楽団、ウルフ・ヴァリーン

ペッテション(1911-1980)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BISSA2290
組み枚数
:
1
レーベル
:
Bis
:
Sweden
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


交響曲第17番を補完。
ペッテション晩年の壮絶な世界をあらわしたヴァイオリン協奏曲第2番、交響曲第17番!


SACDハイブリッド盤。クリスティアン・リンドベルイがノールショピング交響楽団と録音を続けている現代スウェーデンの作曲家アラン・ペッテションの交響曲シリーズ。当ディスクには交響曲第17番(断章)とヴァイオリン協奏曲第2番を収録しました。
 ヴァイオリン協奏曲第2番は、ヴァイオリン独奏と大編成のオーケストラのために書かれた演奏時間50分をこえる作品。独奏パートはほぼ弾きっぱなしといえるハードにしてパワフルな作品。緊迫した空気とテンション高い作風はペッテションならではといえましょう。BISレーベルでおなじみのウルフ・ヴァリーンが鬼気迫る演奏を披露しております。なお、当作品の初稿版は1980年1月25日、イダ・ヘンデルが初演したことでも知られます。
 ペッテション未完の交響曲第17番。この度、ドイツの作曲家マルクス・ブリルカとリンドベルイによる補筆完成版が録音されました。晩年の作風の特徴であり、ペッテションの人生をあらわしたかのような暗黒で暴力的なパッセージが随所にあらわれますが、一方で澄みきった弦の響きや天国を夢見ているかのような美しい旋律も印象的です。強烈なインパクトの中に祈りも感じられる唯一無二の世界が広がります。(輸入元情報)

【収録情報】
ペッテション:
1. ヴァイオリン協奏曲第2番(1977、改訂版)
2. 交響曲第17番(断章)(1980、マルクス・ブリルカ&クリスティアン・リンドベルイによる補完)


 ウルフ・ヴァリーン(ヴァイオリン:1)
 ノールショピング交響楽団
 クリスティアン・リンドベルイ(指揮)

 録音時期:2017年1月(2)、2018年1月(1)
 録音場所:ノールショピング、ルイス・デ・ギア・コンサートホール
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

ユーザーレビュー

総合評価

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 約55分単一楽章休みなしというとんでもな...

投稿日:2019/05/21 (火)

 約55分単一楽章休みなしというとんでもない協奏曲の、とんでもない名演の誕生です。「協奏曲」というより「競奏曲」に書くのがふさわしいのでは、と思いたくなるほど、この協奏曲は従来の協奏曲の枠組みから外れています。ヴァリーンの鮮烈な演奏で、人によってはペッテションの最高傑作ともいう、この曲の真価が明らかになったといってもよいのではないでしょうか。既出盤は、初演者イダ・ヘンデルの録音(Caprice)も、cpo盤のクーレンも、すでに前半で、やや息切れの感がしなくもなかったのです(そのためか、「聴き疲れ」がするのです)が、この盤のヴァリーンは余裕さえ感じられる弾きぶりです。だからこそ、後半の「裸足の歌」の旋律による、Cantando(歌うように)の部分が感動的に響くのです。また、17番は確かに興味深いのですが、207小節しか残されていないため、ジャケットにも示されているように、あくまでfragment(断章)にすぎません。したがってこのコンビの1番のような補筆「完成」品ではありません。あくまで残された草稿を、演奏可能なかたちに整理しただけですが、これで十分ではないでしょうか。16番の世界にも共通する、どことなく飄々とした音楽で、完成していたら、いままでのペッテションにはない、新たな世界が創造されていたのでは、と思わせるものです。しかしこれを完成させられるのはペッテションしかいないのです。リンドベルイやブリルカが、これを「補筆」しただけで、「完成」させなかったのは賢明な判断だと思います。

Papachan さん | 北海道 | 不明

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