Massenet (1842-1912) User Review DVD・Blu-ray

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Massenet (1842-1912)

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Showing 1 - 20 of 35 items

  • DVD Cendrillon : Shaw, John Wilson / London Philharmonic, Danielle de Niese, Kate Lindsey, Agnes Zwierko, etc (2019 Stereo)Cendrillon : Shaw, John Wilson / London Philharmonic, Danielle de Niese, Kate Lindsey, Agnes Zwierko, etc (2019 Stereo)

    ★★★★★ 

    グラインドボーンに移されたフィオナ・ショウ演出が圧巻の出来。コヴェントガーデンやメトでも見られるローラン・ペリー演出を遥かに凌ぐ。演出の工夫は早くも第1幕、ド・ラ・アルティエール伯爵家(つまりリュセットの家)の侍女たちに王子(もちろん、ここでは黙役)を紛れ込ませるところから始まっている。一方、本来は出番のない第2幕冒頭からバレエ音楽にかけて、ずっとリュセットは王子の分身としてバントマイムを演じる。すなわち、二人のドッペルゲンガーぶりを強調する演出の意図は、両者の一目惚れを鏡に映ったアイドル(理想像)との出会いとして見せること。鏡の迷宮での二人の出会い(ジャケ写真)、タイムリミット(午前零時)の到来の見せ方など、全くうまい。幾多のシンデレラものの中で、このマスネ作品の特色は、舞踏会の終わりはまだ第2幕に過ぎず、その先がかなり長いことだ(第3幕、第4幕がある)。以後の演出が描こうとするのは、鏡に映った鏡像に恋した二人が、お互いが自分の分身ではなく、自分とは違う「生身の男/女」であることを分かり合うこと。この演出で多用される象徴によれば、蛹が蝶になること。つまりは大人になること。 ドゥ・ニースのヒロインは従来のリュセットのイメージからすれば少々勝ち気に過ぎるかもしれない。でも、演出の時代設定も現代だし、これぐらい自己主張の明確なシンデレラがいてもいいではないか。黙役としての登場場面も長いケイト・リンジーのイケメンぶりは実に素敵(もちろん歌も)。喜劇的な人物は、国王に至るまで著しく戯画化されてるが、いじわる姉さんたちのデコボコ・コンビぶりなど何ともお見事。この曲の総譜は一見、そんなに巨匠芸を必要としないように見えるが、ヴァーグナー流の半音階主義から擬バロック趣味まで含むマスネのスコアは意外に手ごわい。新鋭ジョン・ウィルソンの指揮も的確だ。
  • Blu-ray Disc Werther : Gurbaca, C.Meister / Philharmonia Zurich, J.D.Florez, Stephany, M.Petit, Iversen, etc (2017 Stereo)Werther : Gurbaca, C.Meister / Philharmonia Zurich, J.D.Florez, Stephany, M.Petit, Iversen, etc (2017 Stereo)

    ★★★★★ 

    無敵の超絶技巧も年齢には勝てない。やがてロッシーニほかのベルカント・オペラを歌えなくなる日に備えてレパートリー拡大中のフローレスが選んだのは、かつてアルフレード・クラウスの当たり役でもあった『ウェルテル』。フランス語もうまいし、とても彼に合っていると思うが、以前のようなラテン的な奔放さはやや抑えられ、几帳面な歌なのは、まだ歌い慣れていない役だからか。あるいは窮極のヘタレ男である役そのもののキャラクター(われわれ現代人なら、とっとと女をさらって駆け落ちしてしまえばいいのにと思うのだが)、もしくは後述するような演出のせいかも。一方のステファニーは歌、演技ともに秀逸。読響への客演でおなじみのマイスターはプラッソンのようなフランスの香りは望めないが、劇的な起伏のしっかりした、丁寧な指揮。 演出はいかにもドイツ語圏に帰って来た『ウェルテル』という感じ。舞台となる閉鎖的なドイツの田舎町を表象するように、舞台は四幕とも壁に囲まれた家の中。人物達は現代の服装だ。ただし、舞踏会帰りの第1幕終わりでは、王女様の小王冠を付けたシャルロット、インディアンの髪飾りをつけたウェルテルの前に照明のマジックで月明かりのカーニヴァル的空間が出現。最後の第4幕では壁が開いて、星のきらめく宇宙空間に地球(!)が浮かぶユートピア的なイメージが見られる。第1幕終わりと同じ髪飾りをつけた仲むつまじそうな老夫婦(もちろん黙役)は、ちょっと分かりやすすぎる「ありえたかもしれぬもう一つの未来」のイメージだろう。娘の結婚相手を親が決めてしまう家父長制の時代(正しく言えば、シャルロットの場合は亡き母との約束に縛られているのだが)が終わって、男女がまず文学のなかで、そしてやがては現実にも自由恋愛、情熱恋愛をする時代のきっかけになったのが、多くの追随自殺者を出したと伝えられるゲーテの原作小説だというのは、良く語られる話だ。とはいえ、このオペラでドイツ文学史あるいは恋愛学の講義を聞かされるのは御免被りたいところ。演出が主張したいのも結局、こういうことであろうが、それをうまく視覚的イメージとして見せることに成功している。
  • DVD Manon: Deflo Lopez-cobos / Paris Opera Fleming Alvarez VernhesManon: Deflo Lopez-cobos / Paris Opera Fleming Alvarez Vernhes

    ★★★★☆ 

    パリ・オペラ座のステージ。この公演、いやそもそもこのオペラそのものが主役二人で出来が決まってしまいますが、その意味ではなかなかに堪能させていただきました、と言ってよいでしょう。フレミングの外題はすこぶるチャーミングですし、アルバレスもデ・グリューというダメ男(ホントに!)をよく歌いました。脇役男声陣はやや弱いですかねえ、声がなんだか通らない。なお、スーパー大ベテランのミシェル・セネシャルが出演しているのはなかなかの見もの(終演後の拍手も大きいしね)。ロペス=コボスさんの指揮は手慣れたもの。歌を活かしながらきちんとまとめました。ただ、もともとのマスネの音楽のせいもあるかもしれませんが、ドラマとしての感情の沸き立ちに乏しいかなあ。いささか盛り上がりには欠けるような気はしました。演出は特に何も言うことなし。録音は良好で、画質はきれい。総じてハイスコアでありましょう。でも、蛇足ながら一言。原作も読みましたし、またプッチーニの作も好きではありますが、もともとのこのストーリー、主役にも脇役にも共感できる(応援したくなる)人物が一人もいないのですねぇ。みんな享楽的で自分勝手、ちょっと反省はするけどすぐに情に流される。厚かましい願いをぬけぬけと言いながら、うまくいかないと「神様、助けて!」となる下司揃い。だから悲劇なんだろうけれど、感動はしないのだなあ。マスネなら「タイス」はその点違いまして、心に響くものがあります。
  • DVD Thais : Poda, Noseda / Teatro Regio Torino, Frittoli, Ataneli, etc (2008 Stereo)Thais : Poda, Noseda / Teatro Regio Torino, Frittoli, Ataneli, etc (2008 Stereo)

    ★★★★★ 

    大変に魅力的なオペラながら、なかなかに馴染みがありませんので、このディスクのように日本語字幕があるのはまことにありがたき幸せ。さてこのトリノの上演、大変質の高いものではないかと思います。主役二人は熱演ですし、脇を固める歌手たちもいいのでは。何よりノセダ指揮するオケが特にいいかと思います。マスネの繊細優美なタッチをよく表現していて、美麗なる出来栄えです。演出はどうも思わせぶりな象徴主義といふ感じで、個人的にはあまり気に入りません。聖と俗、昇華と堕落、そういう二項対立をきっちりつけて、あとは登場人物たちの感情の揺れを歌手たちにきっちり演じさせればそれでいいんぢゃないかなあ、と思いました。それにしても、魅力的でかつ不思議な作品です。タイスとアタナエルの二重唱の部分は変形した「愛の二重唱」とでもいうべきもので、違う方向性を向きながらも近づいていこうとする内容の、何とも面白いもの。全曲最後の二人の歌は何度聞いても感動してしまいます。「天国なんて嘘だ!」とまで言い切ってしまうアタナエルの悲痛な嘆きは、心に「ずんっ!」ときます。さて、画質はとてもきれいで文句なし。音はやや中〜低域が薄い気もしますが、これはマスネのオーケストレーションや演奏者のバランス感覚によるもので、録音の不備ではありますまい。総じて、これはこれで良いソフトかと拝察します。
  • DVD Thais: Pizzi M.viotti / Venezia Fenice Opera E.mei Pertusi EtcThais: Pizzi M.viotti / Venezia Fenice Opera E.mei Pertusi Etc

    ★★★★★ 

     日本でもさほど上演機会に、恵まれない作品であるが、瞑想曲だけは数多く演奏されている。宗教的、哲学的なテーマであるドラマであるために音楽は劇的な変化に乏しいが弦楽器の響きが薄くそれによって崇高で、マスネらしい美しい旋律が、多く聞かれる。演出は大きな動きに乏しいが、それによってむしろ対話が、重要なテーマであることが知れる。むしろ場面転換で使われているバレエが官能的な効果を生み出している。歌手では、エヴァ・メイが大変に素晴らしい歌唱を聴かせ、胸をあらわにしてまで舞姫を演じ切っているのは特筆すべきである。とはいってもサロメとは全く異なる美しさである。最後の死の場面などは神との一体化を象徴するかのような崇高さと知性をを感じさせる。中島康晴は柔らかい声を聞かせているが存在感がいま一つ薄い。全体の仕上がりは良好で、特にフィナーレは宗教的幻想に包まれる。日本の幽玄に近いとも思える。おすすめの1枚である。瞑想曲を何度聞いても飽きない人は、是非ともオペラも楽しんでほしいものだ。
  • DVD Thais: Pizzi M.viotti / Venezia Fenice Opera E.mei Pertusi EtcThais: Pizzi M.viotti / Venezia Fenice Opera E.mei Pertusi Etc

    ★★★★★ 

    すばらしい!感動しました。例の「瞑想曲」だけが有名ですが、ぜひとも全曲を聴いていただきたいですね。物語、いろんなオペラとかぶるところがあって、それも興味深い。まず、霊と肉との戦いは「タンホイザー」を、信仰による救済は「パルシファル」を、とワーグナーを想起させます。美女の誘惑は「サムソンとデリラ」を、砂漠での死と別れは「マノン・レスコー」を、それぞれ思わせます。もっと穿つと、特定の人の救済を賭けるみたいなところは「メフィストーフェレ」の逆パターンにも見えます(あちらは堕落をもくろむのですが)。マスネの音楽自体、当時流行のいろいろなスタイルを取り入れているともいわれますし、劇場娯楽としてはそういうのもありかな。で、この「タイス」、とにかく美しい音楽で、例の「瞑想曲」の旋律が後半では重要な役割を果たします。特に全曲ラストのタイスとアタナエルの応酬はまさにあのメロディーにのって展開されます。悔恨を経て神の道へと向かうタイスと、対照的に彼女への思慕を募らせ取り乱してゆくアタナエルのコントラストは、ドラマとしても本当に心打つものがあります。なんて美しくも哀しい場面なんでしょう!「パルシファル」では救済により平穏がもたらされますが、「タイス」ではそうはならず、(タイスは救済されるけど)アタナエルは最高の苦しみ・迷妄のうちに陥ります。余韻を残す、見事なラストでしょう。演奏はみな熱演。ペルトゥージのアタナエルは立派な出来栄え。哀しい男を演じ(歌い)切りました。実は見せ場の多くないタイス役のメイも好演。きれいな歌を聴かせてくれます。ほか、脇役陣はまあまあ。ヴィオッティさんの指揮はマスネの優美さをよく生かして結構でしょう。フェニーチェ劇場のオケは技量はもう一歩かなあ。コーラスも含め、アンサンブルがやや雑なところがあるようには思いますが、実演だしまあいいんじゃない。特に不満ではありません。舞台・美術はもうちょっと工夫があってもという気もしますが、近頃よくある演出家の自意識過剰演出とは違い、こんなところでいいんじゃないでしょうか。画質は優秀。録音も優秀。日本語字幕入りの版がDENONから出てましたね。それを見つけたら、迷わず買いましょう。よい作品、よい舞台。お薦めいたします。
  • DVD Cendrillon : Pelly, de Billy / Royal Opera House, DiDonato, Coote, Gutierrez, Podles, etc (2011 Stereo)(2DVD)Cendrillon : Pelly, de Billy / Royal Opera House, DiDonato, Coote, Gutierrez, Podles, etc (2011 Stereo)(2DVD)

    ★★★★★ 

    マスネ没後100年にふさわしい、この魅力的なオペラの初映像ディスク。同時発売の『ドン・キショット』でも冴えた仕事をしているローラン・ペリーの演出が実にすばらしい。比較的簡素な装置(特典映像で演出家自身が語っている通り、故意に「二次元的」に、つまり絵本の中の場面のように作られている)を使い回しているが、随所にきらりと光るアイデアがある。たとえば、第1幕の終わりでサンドリヨンの身支度を手伝う妖精たちが全員、「灰かぶり」姿なこと。一方、第3幕では「王子」姿で、彼女ら(?)が二人の恋を応援していることが伝わってくる。最初から登場している椅子の背もたれに書かれたアルファベットの意味が終幕に至って分かるのも楽しいし、第2幕のバレエも単なるディヴェルティスマンではなく、物語の進行上、意味のある場面になっている。 フレデリカ・フォン・シュターデ主演の録音では、王子役はテノールに変えられていたが、この上演では元通りのズボン役。つまり、主役二人ともメゾ・ソプラノで、お互いの役柄を取り替えることも不可能ではない歌手が演じるというのが、このオペラの最大の魅力。見た目とフランス語に関しては、さらに望む余地があるとしても、ディドナート、クートともに声楽的には申し分なく、ちょっと倒錯的な二重唱が楽しめる。ハイ・ソプラノの妖精役を加えた第3幕終わりの三重唱は、まさしく『ばらの騎士』の先駆だ。
  • DVD Thais: Pizzi M.viotti / Venezia Fenice Opera E.mei Pertusi EtcThais: Pizzi M.viotti / Venezia Fenice Opera E.mei Pertusi Etc

    ★★★★★ 

    アナトール・フランス原作によるが、遊女タイースにまつわる伝説や話はヨーロッパに広く知られていたという。 第1幕第1場は修道院が舞台で音楽も宗教的だ。第1場幕切れのア・カペラで歌われる場面など、なんともいえない静かさが美しい。 第1幕第2場は修道院とは対照的な場面でオーケストレーションは薄く軽やか。場面設定のわりには官能的という程ではないが、舞台のダンサーの踊りは官能的だ。 場面転換にバレエ・シーンを多用しており、スムーズに物語が進んでいく。また、単に歌詞の内容で物語を聴かすだけでなく、バレエによる身体的で視覚的な(マイムによって)説明・表現するというのもいい。 第3幕第3場、フィナーレのタイースの死の場面など、オペラでヒロインが死ぬ場面は数多くあるが、この作品のように臨終の時に神に包まれ、神の姿を具体的に歌わせる作品はそうはないのではないだろうか? キリスト教徒(尼)の死の場面としてとても美しい。 エヴァ・メイが素晴らしい。とくに第3幕の歌唱など。 この作品はタイースとアタナエルのための作品のようなものだが、バレエ・シーンも多く、ダンサーたちが大活躍している。 舞台セットがシンプルだが素晴らしい。 解説書が丁寧に書かれている。
  • DVD Werther : Serban, P.Jordan / Vienna State Opera, M.Alvarez, Garanca, etc (2005 Stereo)Werther : Serban, P.Jordan / Vienna State Opera, M.Alvarez, Garanca, etc (2005 Stereo)

    ★★★★☆ 

    先日、新国の『こうもり』でアイゼンシュタインを歌ったエレードがアルベール役で出てるが、主役はアルバレスとガランチャ。進境著しいガランチャだが、6年前に大女優みたいなオーラが出てて驚いた。日本語字幕付きは有難いが、仏語の美しさを堪能できる作品。
  • DVD Werther : Jacquot, Plasson / Paris National Opera, J.Kaufmann, S.Koch, Tezier, etc (2010 Stereo)(2DVD)Werther : Jacquot, Plasson / Paris National Opera, J.Kaufmann, S.Koch, Tezier, etc (2010 Stereo)(2DVD)

    ★★★★★ 

    ウェルテルは、ずっとカウフマンに歌って欲しい役の一つでした。 大変期待して購入。結果は期待以上ででした!悲劇のヒーローもがよくはまってます。
  • DVD Werther : Jacquot, Plasson / Paris National Opera, J.Kaufmann, S.Koch, Tezier, etc (2010 Stereo)(2DVD)Werther : Jacquot, Plasson / Paris National Opera, J.Kaufmann, S.Koch, Tezier, etc (2010 Stereo)(2DVD)

    ★★★★☆ 

    ゲーテの名作小説を古臭いなどと言うと非難の集中砲火を浴びそうだが、これが物語として成り立ったのは、視点の限られる書簡体小説という形式にうまくハマッたがゆえ。それをそのまま普通にオペラにしてしまうと、救いがたく古風で凡庸だ。つまり現代人の感覚からすると、煮え切らないヘタレ主人公に終始いらいらさせられる話なので、主役が感情移入できるような歌+演技をしてくれるかどうかがオペラとして成り立つかどうかの鍵になる。カウフマンの声自体は重く暗いが、テクニックの引き出しが豊富な人なので、様々な手練手管で塗り固められたような感はあるものの、容姿も含めて説得力あるウェルテルを描いている。アルバレスは論外だし、恋愛学講義を聞かされるごとく説明的なバリトン版のハンプソンも願い下げなので、映像ソフトでは唯一のまともに見られる主役と言える。ズボン役以外の役が初めて見られるコシュ(コッホ)も素晴らしく、プラッソンの指揮も文句なしだが、ただ一つ気に入らないのはジャコの映像演出。映画版『トスカ』でも録音セッションの映像を枠のように使っていたのと同じ趣向かと思うが、音楽が始まってから舞台裏の映像を挿入するのは止めてほしい。こういう映像によって、観客のオペラに対する親しみが増すと思っているようだが、全く逆効果だ。プロセニアムの中は虚構の世界という、ジャンルとしての最低限の約束事は守ってもらわないと。
  • DVD "Manon : Paterson, Barenboim / Staatskapelle Berlin, Netrebko, Villazon, etc (2007 Stereo)(2DVD)"

    ★★★★★ 

     カラフルかつ細密画像のブルーレイを堪能できる感激の一枚! ギャラントな序曲が終わって幕が上がると、舞台装置のひとつ一つや人物一人一人が、見事に描かれバランス良く色分けされていて、思わず美しいと見惚れてしまう。演出、装置、衣装の見事なハーモニーは最後まで続いて、バレンボイムの引き締まった指揮による演奏と共に、記念碑的な公演であったことを伺わせる。2010年に来日したネトレプコ主演のロイヤルオペラが頗る地味な作りだったから、これがかっての東独・ベルリン歌劇場の公演?と驚嘆するばかり。2幕のマノンとデ・グリューによる枕合戦も艶めかしいし、全体に華やかさが際だち、ネトレプコの変身振りにも目を奪われるので、マノンとデ・グリューの苦悩は後退した印象を免れないが、マスネーの描きたかった目眩く狂おしい青春のドラマを、これは見事に現出した舞台と言えるのではないでしょうか。部分的なカットも、ストーリーを分かりやすくしていて、BDプレーヤーをお持ちの方にはお勧めの一枚です。
  • DVD Thais : Poda, Noseda / Teatro Regio Torino, Frittoli, Ataneli, etc (2008 Stereo)Thais : Poda, Noseda / Teatro Regio Torino, Frittoli, Ataneli, etc (2008 Stereo)

    ★★★★☆ 

    大がかりな装置だが色調が全体にクールで、ダンサー達は皆細身、主役二人の動きも少なく、いわば贅肉をそぎ落としている為、人間的な煩悩の苦しみの部分は後退していて、昇華へと向かう象徴的な表現に徹した仕上がりになっている。これに対して暖色系の色調のもとで、エヴァ・メイのチャーミングな肢体が存分に披露され、諭す筈のペルトゥージが次第に幻惑されタイスの虜になって行くが、やがて浄化されたタイスから救済されるというプロセスが、ピッツィ&ヴィオッティ盤では大変分かりやすく素直に共感を呼ぶものになっていた。知的な表現がお好みの方は本盤でしょうが、ごてごて衣装を身にまとい豪華=醜さが強調されたフリットリを見るのは、ファンとしてはかなり辛いものがありました。  
  • DVD Thais: Pizzi M.viotti / Venezia Fenice Opera E.mei Pertusi EtcThais: Pizzi M.viotti / Venezia Fenice Opera E.mei Pertusi Etc

    ★★★★★ 

    「瞑想曲」で知られる、このオペラがこんなに素晴らしいとは! マスネの作品としては比較的上演が少ない作品であるが、ワグナー風の管弦楽、タイスとアタナエルの魅力的な歌、また瞑想曲が効果的に挿入され、特にフィナーレは素晴らしい。また内容も、世俗と教会、霊と肉の相克、皮肉な結末など、興味は尽きない。傑作だと思う。日本でもぜひ上演してもらいたいものである。 「タイスの瞑想曲」の好きな人には、歌劇「タイス」も推薦したい。
  • DVD Manon: Deflo Lopez-cobos / Paris Opera Fleming Alvarez VernhesManon: Deflo Lopez-cobos / Paris Opera Fleming Alvarez Vernhes

    ★★★★★ 

    フレミングのマノンが素晴らしい。衣装も美しく、有名なガヴォットが歌われた後、思わず家の中で拍手をしてしまいました。
  • DVD Le Roi De Lahore: Bernard M.viotti / Teatro La Fenice Gipali SanchezLe Roi De Lahore: Bernard M.viotti / Teatro La Fenice Gipali Sanchez

    ★★★☆☆ 

    尼僧のヒロインとはビゼーの歌劇『真珠採り』やドリーブの歌劇『ラクメ』を連想させる。しかもいずれも東洋が舞台だ。 第一幕の尼僧たちの合唱からシンディアとシタの甘い旋律が美しい。 マスネの音楽は控え目でそしてとても優雅だ。 第二幕冒頭の戦いの場面であっても激しいものではない。 第二幕で幕の開きが早くて月を提げているバトンが上がっていくのが見えてしまっているのが気になった。 また、カレドのロマンス=セレナードで目隠しをつけて歌うのはいいのだが、目隠しが細くてなんか変だった。 第三幕のバレエ・シーンではバレエを踊っている上にスクリーンを映し出すのはどうかと思う。 意味を持たせることよりもバレエを観せる方がダンサーにしてもありがたいと思う。 それに背景が明るすぎてダンスの動きや衣装が観にくいように感じた。 シタを歌うアナ・マリア・サンチャスとシンディアを歌うウラディーミル・ストヤーノフがいい。 舞台セットはシンプルだが雰囲気が良く出ている。 また、セリが効果的に使われている。 指揮のマルチェッロ・ヴィオッティはこれからという時に亡くなって実に残念だ。 オーケストラも彼の指揮でのびのびと演奏している。
  • DVD Thais: Pizzi M.viotti / Venezia Fenice Opera E.mei Pertusi EtcThais: Pizzi M.viotti / Venezia Fenice Opera E.mei Pertusi Etc

    ★★★★★ 

    とても官能的なオペラです。バレリーナ達もオッパイ丸出しで踊り、ヒロイン役のメイも負けていません。 筋としては、深刻なものがありますが、実は滑稽なストーリーかも知れません。 楽しめるオペラだと思います。
  • DVD Thais : J.Cox, Lopez-Cobos / MET Opera, Fleming, Hampson, etc (2008 Stereo)Thais : J.Cox, Lopez-Cobos / MET Opera, Fleming, Hampson, etc (2008 Stereo)

    ★★★☆☆ 

    フレミングはこの年齢でありながら、この容姿とスタイル、声を維持しているのはまことに立派というほかない。アタナエルのハンプソンも美声だし、破綻もない。コボスとメトのオーケストラもこれまた美しい響きだ。舞台美術も悪くないと思う。しかし、やはり物足りなさもまた否めない。万事が綺麗ごとに過ぎるのである。アタナエルは苦悩を歌いはするがそれだけだし、タイスに至ってはそれさえもない。聖なるものと肉なるものの葛藤を視覚化してこその『タイス』だと思うのだが。なお音質、画質はともに美しい。
  • DVD Thais : J.Cox, Lopez-Cobos / MET Opera, Fleming, Hampson, etc (2008 Stereo)Thais : J.Cox, Lopez-Cobos / MET Opera, Fleming, Hampson, etc (2008 Stereo)

    ★★★☆☆ 

    タイスはもともとアメリカ人ソプラノ、シビル・サンダーソンのために創られた役なので、フレミングが演ずるにふさわしい。例によって深みのないお嬢様芸との批判もあろうが、もともとヒロインの「改宗」が音楽としてそんなに説得力豊かに描かれているわけではないし、美人であるのは確かなので、これもまた悪くない。もう少し性的欲望のうずきが見えるような演唱だと良かったが、ハンプソンのアタナエルもイタ・オペに比べれば違和感は少なく、ハマリ役の一つか。しかし「霊と肉の葛藤」はどこへやら、4回もお着替えするフレミングのファッション・ショーに堕してしまった凡庸な演出は非難を免れまい。バレエ音楽のカットも賛成できないし、百年前のサンダーソンは上半身裸も辞さなかったというのに、何ともお上品過ぎる。ヒロインの衣装を除けば、メトらしからぬ貧相な舞台はがっかりで、フリットリ/ノセダ(指揮)/ポーダ(演出)のトリノ組に大差をつけられてしまっている。
  • DVD Werther : Serban, P.Jordan / Vienna State Opera, M.Alvarez, Garanca, etc (2005 Stereo)Werther : Serban, P.Jordan / Vienna State Opera, M.Alvarez, Garanca, etc (2005 Stereo)

    ★★★★☆ 

    なかなかいい演奏だと思う。少なくともハンプソンとグラハムが譜面台つきで歌っている演奏会形式(+演技?)のバリトン版よりも視覚的には落ち着いて見られる。ガランチャは声も演技もシャルロッテ向きだしアルバレスも声は意外にもフランスオペラ向きだと思う。日本語字幕もうれしい。この値段なら買いだろう。

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