本サイトはJavaScriptを有効にしてご覧ください。
ゲスト 様
様
プラチナ会員
ゴールド会員
ブロンズ会員
レギュラー会員
本・CD・DVD・ブルーレイ・グッズの通販はHMV&BOOKS online
詳細検索はこちら
トップ > My ページ > mickey_tonma さんのレビュー一覧
検索結果:2件中1件から2件まで表示
%%header%%
%%message%%
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2020/07/17
面白い! 好きか嫌いかは別にして・・・ 大変緻密に組み立てられた面白い演奏。タコ八はこれまで猟奇的演奏が多く、その最右翼がムラヴィンスキーの1982年ライブで (版が多数存在するがAltus ALSAT312 がBest)、それを越えるものは出ないかもしれない。とすれば、「猟奇的演奏」の方向性では勝負できないと見たのか、鬼才ソヒエフは室内楽的響きを用いることで、全く新しいタコ八の世界を作り上げた。私は現時点では好きではないが、一聴の価値はある。想像だにしなかった「美しいタコ八」ではある。ただオケの表現力が一歩及ばない気がする。往年のカラヤン率いるベルリンフィルがこの方向性で緻密でふくよかな演奏を展開したなら、盛り上がる部分での爆発性も含めて、ムラヴィンスキーをも超える超絶的演奏となっただろうと想像する。いつかきっとだれかがそれを実現するであろう・・・それは、名器を手に入れた際のソヒエフなのだろうか?
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに共感する
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/07/09
これは物凄い名演。以前のDVDの演奏と比べると、表面的なアグレッシブ感は薄まってはいるものの、その分、内在するエネルギーが半端でない。弦楽器は弓をそれほどたたきつけることはせず、むしろ弦からほとんど離していない様に思われる。その分音には角がなくまろやかになり、旋律が生き生きしてくる。ごつごつした刻み感が全くなく、流麗に流れる。一方、オケ全員に完全に共有されている内在するリズムは以前にも増して完璧。テンポもかなり早め。ところが音楽は重心が低く、外見的速度とは裏腹に大変落ち着いている。ドゥダメルが時折見せる一風変わった解釈も完全にはまっている。そう、どこから切ってもありえない革命的な超名演である。熟成された度数の非常に高い洋酒の香りと味わいにも似た満足感がある。
ページの先頭に戻る