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トップ > My ページ > 雨の御堂筋 さんのレビュー一覧
検索結果:3件中1件から3件まで表示
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/08/10
演奏は大変に興味深い。マルティノンのシャープさ、分解的なアナリーゼ。かと言って冷徹一辺倒でもない。木管群を巧く浮き上がせて、埋没していた部分を改めて指し示して聴かされた思い。新鮮で面白い。 ただ当盤、録音が致命的。音像はほとんど左チャンネルに寄っている。当初は我が家の装置の故障を疑ってしまった。 楽器の配置、オケの鳴り方などを楽しもうと思っても、ストレスが溜まる。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2017/09/19
残響たっぷりの美しい演奏。とりわけ緩徐楽章のゆったりしたテンポ、ピアニシモのタッチは美しい。ハイドン・ソナタにこんな深みがあったとは。 その反面、中期ソナタでは考えさせられる部分もある。 そもそも、ハイドンのピアノ・ソナタはその生涯に亘って書き続けられたジャンル。疾風怒濤のハイドンとなると、フーツォンのこのスタイルで良いかどうかはかなり疑問の部分でもある。 全体的にもフーツォン独自の溜めがあり、極端に歪めると言わないまでも様式的な疑念を抱かなくもない。 とは言え、タッチと響きの美しさや、表現の奥深さはさすがフーツォン。ハイドン・ソナタのベスト・アルバムだとは思わないが、名ピアニストの至芸を堪能できるアルバムとしては優れたものだと思う。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/03/08
個人的な嗜好と主観とお断りした上で。 コレはコレでありの演奏だと認めた上で、個人的にはシノーポリ盤はあまり好みません。 起伏が大きく、雄弁で劇的なスタイル、そしてかつて顕著だった強調癖がシノーポリの持ち味だとすれば、私はこの曲の場合、もっと楚々とし清楚で、素朴な味わいを好みます。 個人的には、この作品が激しい劇性で貫かれるよりも、もっと静かで慎ましい祈りの音楽である事の方を望ましく思っています。たとえシノーポリの白鳥の歌だと斟酌しても。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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