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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2017/09/24
歌の始まりから広がる深く暗い世界。 それはまるで水中のように静かで息を飲むような空気が漂う世界。 その世界を行く葉月さんの繊細な歌声は、迷いや葛藤を含みながらも絶えず前へ進み続ける。 いや、泳ぎ続ける。 でも決してさまよい続けるわけではなく、一筋の希望も抱えながら泳ぎ続けていることで、この混沌とした世界からの光の存在が一際輝いて見えるのが印象的だ。 これを可能にしているのはメロディや歌声によるところが大きいが、混沌とした世界観を表現しているギターの音色とその演奏力によるものも大きい。 惹きこませる。 そして、聴かせる楽曲。 この「水と魚」という名曲は是非聴いてみて欲しい。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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「はなやぐロックスター」という曲がある。 淡々と進むリズムと抑揚の静かなメロディの曲で印象が薄いようにも聴こえるのだが、それでも一度聴くと何故か頭から離れない不思議な力を持った一曲。 こんな曲を作る人がいたのかと思って驚いたのだが、調べてみるとSuck a Stew Dryが改名したバンドだと知って更に驚いた。 Suck a Stew Dryはポップな曲の印象が強く、この曲とは遠い位置にいるような気がしたからだ。 それがこんなに路線を変えながら新たな名曲を築きあげるとは正直思いもしなかった。 EP作品ということでどれもシングル級の楽曲だが、タイトルにも含まれている「さよなら」も印象が強い一曲。 シンプルな音色により強調される言葉。 これまでとこれからを示すその言葉に、あえて「さよなら」を選ぶことに色んな想いが垣間見える。 そして、最後に一度だけ盛り上がる音が夜明けを告げ、ここからまた始まるんだということを示すことで、心地良い余韻を残すところもこの曲の聴きどころ。 全4曲。 THURSDAY’S YOUTHとしての活動は始まったばかりだが、その片鱗を感じるには十分な一枚。
la la larksはやはり面白い。 これだけトリッキーな音作りをしながらもキャッチーに聴かせることが出来るのだから。 その辺りは「ego-izm」や「ハレルヤ」といったシングル曲を聴いた時点からわかっていたが、アルバムを聴いてそれは確信に変わった。 まずは「Massive Passive」。 アルバムの始まりを告げる1曲からこの存在感はなんなのだろう。 独特なリズム、畳み掛けるような音作りの妙。 それだけだと音だけに耳がいってしまいそうだが、耳には確かにメロディを残す。 それは内村さんの優しく真っ直ぐな歌声と、巧みに計算されたそれぞれの音の配置があるからこそできているのだと思う。 少しでも崩れれば成り立たない、絶妙なバランスの上に成り立った名曲といっていい。 続く「色彩」もそうだが、こういうテンポの速い曲で魅せるトリッキーさとキャッチーさの融合はla la larksでなければできない。 でもそれだけではないことをここでは聴かせてくれる。 ゆっくりとした曲の中では「失う」は印象が強い。 水の底のような暗く混沌とした世界を映すような音色と、その中を行く心の叫びを込めたような歌声。 確かに想いを感じるのにそれが届かないことも同時に感じさせる神秘的な一曲。 初めて聴いたときは思わず息を呑んだほど。 そしてラストを飾る「Self」も外せない。 アルバム全体的に歌詞は普遍的なものが多いのだが、この曲は明確にバンドの想いを綴っている。 ”立ち止まらないよ” リリース作品が多くなく、活動に関して少し不安も感じるところはあったのだが、この言葉を見て安心をした。 la la larksはこれからも立ち止まらない。 今は一つの通過点かもしれないが、それを明確に示したスタート地点とも言える渾身のアルバム。 彼らのこれまでとこれからを感じてみて欲しい。
前向きな言葉に疾走感ある展開に、溢れ出す熱量。 色々言いたいことはあるのだが、一言で言えば元気を与えてくれる楽曲が詰まった一枚だろうか。 最初の「ファンファーレ」から熱量がとにかく高い。 もはやライブ終盤のような詰め込まれた熱さがあって、この勢いで始まるミニアルバムって一体という期待を持って迎えてくれる。 そこからタイトルどおり「正攻法」と言った真っ直ぐなロックナンバーが盛り上げ続けたかと思えば、優しい温かさを持った「ひなた」のようなミディアムナンバーの言葉が聴き手の心をギュッと掴んで離さない。 ここまではSUPER BEAVERらしさの詰め合わせと言うくらいの充実の内容だったのだが、続く「irony」ではまた違う一面を覗かせる。 一番大きな違いは音作り。 聴いた瞬間からこんなに楽しいと思わせてくれるような楽曲はあまり無かったように思う。 でも歌詞では大人の恋愛が描かれていて、ただ単純に好きとか嫌いとかでは語れない想いのもどかしさをあえて楽しいリズムに乗せているのが絶妙で巧妙。 こういう楽曲も出来ることの驚きと、こういう楽曲があるからこそ他の楽曲が活きるのが非常に魅力的だ。 フルアルバムのボリュームももちろん好きなのだが、ミニアルバムだからこそできた詰め込まれた熱量が堪らない一枚。 間違いなく名盤である。
心地良く聴ける楽曲たち。 今までの作品より肩の力が抜けたというか、シンプルに良いものを作ろうとしたら開放感溢れる楽曲が出来たという感じだろうか。 「隼」はその象徴とも言うべき楽曲。 思わず踊りだしてしまいそうなリズムと疾走感。 聴いていることが本当に心地良く、時が経つのを忘れてしまいそうになる。 続く「Sunny side up」も軽快さは変わらない。 ただこちらのほうがメロディや音色にフックがあり、心地良くクセになる楽曲と言える。 ここまでの展開でも十分驚きだったのだが、次の「光」の爽快感だけを残す楽曲もまた素晴らしい。 純粋にメロディだけで勝負できる楽曲だ。 これらの軽快な楽曲ももちろん素晴らしいかったのだが、「天国」という楽曲にも注目してほしい。 メロディアスなバラードナンバー。 君と居ることが幸せでまるで天国のようだったという想いの純粋さと深さを、ストリングスのような音色が入ることで壮大に包んでくれるのがなんとも印象的。 真っ直ぐだけど繊細。 こんな楽曲が聴けるとは思わなかった。 そして、最後の「ねこの居る風景」も印象が強い。 シンプルなメロディに、優しい音色。 それだけでなく、ハーモニカの音を加えることで生まれる懐かしさと素朴さが非常に心地良い。 ミニアルバムの5曲の中でここまでの可能性を見せるとは正直思わなかった。 それほどまでに内容の濃い一枚。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2017/08/06
透明感のある綺麗な歌声。 アニメ『異世界食堂』のエンディングテーマである「ちいさなひとつぶ」を聴いたとき、それを感じた。 さかいゆうさん作曲による流麗なメロディもこの歌声の良さを引き出すには申し分なく、一度でも聴けばその歌声に虜になってしまうことだろう。 それと同時に、この歌声ならばバラードがとても良く合うのではないかとも感じさせてくれた。 アルバムにはその期待通りの「I remember」や「涙。」、「ねぇ、話をしよう」のようなゆったりとした負楽曲が多数収めれており、その美しい歌声をじっくり堪能することが出来る。 だが、それだけで終わらせないのがこのアルバム。 浮遊感を漂わせながら疾走する「さよならソレイユ」では、星の光のようなキラキラとして芯のある歌声を披露しているし、「悲劇なんて大キライ」ではちょっと低めでクールな歌声まで聴かせてくれる。 この2曲はどちらも存在感ある名曲。 歌声としての魅力はもちろん、アルバムとしての彩りにおいても大きな役割を担っていて、楽曲の幅を広げつつ、ギュッと引き締めてくれている。 バラードだけでなく、アップテンポでも違ったよさを感じさせるなど、一言では語りきれない魅力。 それが詰まったミニアルバムだ。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2017/08/06
張り詰めた空気の中に響く声。 寂しげで切ない感情を奥に抱えつつも、どこか凛として芯のあるその声は、真っ直ぐに聴き手の心に響く。 そしてその言葉が届いたとき、その想いの深さと強さがしみじみ伝わってくるだろう。 ひとりで生きる世界の辛さと寂しさ、それでも光を信じようとする想いが。 これは彼女の歌声が持つ大きな力。 単純な歌の上手さではなく、歌に想いを乗せて届ける力。 それがとてつもなく大きい。 これからももちろん楽しみなのだが、まずはこの名曲「ひとりの世界」をじっくり堪能してみてほしい。
変わらない良さと変わり続ける音世界。 「シンクロニシティ」のような幻想的で疾走感ある楽曲はナナカラットの十八番とも言えるものなのだが、更に深化した音を感じることができる。 ナナカラットのアルバムは聴くたびに深化を感じさせてくれるのだが、今回は進化という点も少し注目したい。 一つは「95%の可能性」。 張り詰めた空気を演出するピアノ音色からストリングスの音が入るなど幻想的な雰囲気を感じさせる楽曲なのだが、それを支えるバンドサウンドに太さがあり、メロディの繊細さがより際立っている。 メロディはどの曲も申し分ないのだが、こういう音の変化で印象を変えてくれることで、違った良さを聴かせてくれる。 もう一つは「Rule」 同じく幻想的な世界観は健在なのだが、打ち込みによって加わる近未来感が、葛藤を描いた世界観に深さと混沌さを与えている。 この曲も音の作り方によって楽曲の聴かせ方を変えていることで、また違った良さを感じさせてくれるのが印象的。 進化と深化。 この2つでより広がった世界観を堪能できる一枚。
本当にSAKANAMONなのか。 「テヲフル」を聴いてしまったら、そう思わずにはいられない。 繊細な旋律を奏でながら、丁寧に歌い上げる言葉。 徐々に想いとともに音が重なり、最後のサビで全ての想いを弾き出すように熱く歌い上げる姿は、今までの印象を大きく変えつつ、純粋にその熱量の高さにグッと来てしまうだろう。 この名曲の中で特に印象に残っているフレーズがある。 最後のサビの手前で歌われる「♪前に進む為に歌ってるよ」という言葉。 これは、結成9周年の9と新たにスタートをする為のキューサインの合図のダブルミーニングを持たせたアルバムタイトルとも重なる。 新たに前に進む。 そんないつも以上に強い想いが詰め込まれているのだと思う。 「CATCHY」の単純なキャッチーさを聴かせる楽曲と見せかけて実はトリッキーな軽快さや、「ヘソマガリアの地底人」のようなクセのあるメロディなどにもらしさが見え隠れするのだが、今までより聴かせることに特化している感じがあり、耳に届くと同時に楽曲の良さと深みが味わえるのが印象的。 SAKANAMONの魅力を感じるには十分な一枚ではないだろうか。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2017/06/11
乙三.のボーカル大竹創作さんの1stソロアルバム。 乙三.というと「火曜日」や「横浜ミックスナッツ」のような華やかでノリが良く、更に高い演奏力で聴く人を魅了するイメージが強い。 でも今回の大竹さんのソロアルバムを聴くとその感じは全くなく、乙三.ではあまりやったこなかったもっと等身大で人の内面に訴えかけるような曲を聴かせてくれる。 中でも印象的なのは言葉の選び方。 例えば「♪色々あったでしょ 色々あるでしょう」(「色々」より)。 言葉としては非常にシンプルなものだが、大竹さんの歌声を聴いているとこれまで歌ってきた中で感じた様々な想いがこの言葉に秘められているように感じられて、言葉以上にギュッと心を掴まれるような感覚になる。 まさに大竹さんの魂の叫びを聴いているような感じだ。 アルバム全体としては落ち着いた楽曲が多いのだが、上述の通り滲み出る魂の叫びを聴いていると常に熱い気持ちになってくる。 今だから歌える歌。 それをソロアルバムという形でリリースした意味を是非聴いて感じてみて欲しい。
♪もう一度 もう一度 もう一度 光を探して 「オレンジ色の夕焼け」のサビのこのフレーズを聴いたとき、すごい熱量を感じた。 佐藤嘉風はこれまでも繊細で優しいメロディと歌声を紡いできていたが、今作は今までに無い何かがあるかもしれない。 そう思いながら聴き進めてみたら、本当にその通りだった。 いや、それ以上だったかもしれない。 「オレンジ色の夕焼け」はその代表格で、繊細で優しい印象はそのままに、心地良い音の広がりを耳に馴染ませながら、想いの乗った歌声が心を揺さぶってくる。 もちろんそういった楽曲だけでも十分すぎるほど良い。 でも例えば、「CRAZY WORLD」のようにイントロのドラムの独特のテンポと巧みなサウンド構成で揺さぶりながら、サビの跳ねるような疾走感への流れで聴き手の心をギュッと掴むような楽曲があったり、「Listen To Me」のように軽やかな口笛が入るような軽快なカントリー調の楽曲があったり、単純な繊細さや優しさでは語りきれない様々な色を楽曲ごとに感じることが出来る。 ソロでの活動10年の集大成とも言える充実した内容と言いたいところだが、ふと冒頭にも書いた「オレンジ色の夕焼け」のフレーズが浮かんだ。 これはもしかたら集大成というより、また新たに一歩を進み始めようとしているような新鮮な気持ちが詰まっていると言ったほうが良いかもしれない。 ソロ活動を始めた当初の「SUGAR」や「流々淡々」のような素朴さも垣間見えつつ、ポップスとして楽しく聴くことも出来る、新たな始まりを告げる一枚。 佐藤嘉風さんが紡いだ音楽を楽しんでみてほしい。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2017/06/11
良い歌だな。 それが彼らの曲を最初に聴いたときの感想だ。 当たり前の言葉に見えるかもしれないが、良い”曲”というより良い”歌”と表したくなる点に彼らの良さが詰まっているのではないかと思う。 特にリード曲でもある「旅人」が素晴らしかった。 どことなく陰を感じながら歩いて行くようなイントロから、静かに奏でられるギターと歌。 歩んできた道に少しの寂しさと切なさを覚えながらも、歩みを進めながら現状を受け止め、決意を固めていく姿がとても印象に残る。 詩の内容によるところでもあるが、そこで描かれた情景と心情を温かく美しく映し出す音色と歌の力があるからこそ、この曲にはこんなにも鮮やかな色を感じるのだろう。 もちろんアルバムは「旅人」だけではない。 疾走感溢れるメロディから真っ直ぐな光を感じさせてくれる「TRANCELL」に、怪しげな雰囲気を漂わせる「YELLOW」の妖美さに、「或る恋文」の誠実に聴かせる歌もあれば、「アンハッピーブレイカー」の攻撃的な展開で魅せる曲まである。 形は違えど、どの曲からも歌として伝えたいことがわかり、聴いていることが心地良いだけでなく、どことなく安心感も与えてくれる。 こういう風に聴かせる曲が今もあることが嬉しい。 それを感じずにはいられない一枚。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2017/05/23
「HAPPY PARTY TRAIN」。 タイトルからは煌びやかで楽しい雰囲気を想像するのだが、曲の始まりのピアノには意外にも少しの切なさを含んでいる。 何か新しいことを始めるときに湧き上がるワクワクした気持ち。 それと同時に、知らない世界に踏み込もうとするすることに感じる不安。 表向きは華やかなのだが、その裏で不安の部分が音色となって2番のサビ後の間奏まで続いている。 でもそこまでの過程で、不安な気持ちを支えて払拭してくれるようなみんなの想いの存在に気づき、迷わずに進もうとする姿を、最後のサビへの弾けるような展開で華やかに示してくれるのが最高に心地良い。 最後のコーラスの透明感が残す余韻も聴きどころだ。 これから何かを始めることに不安を感じているならば、この曲を聴いてみて欲しい。 描こうとしている未来の姿が見えてくるはずだから。
キャッチーなメロディ。 格好良く聴かせる演奏とアレンジ力。 それでいて歌詞では遊び心溢れる言葉選びをしているので、なんだかクセになってしまう。 「O.P.P.」はまさにその代表格で、こんな良いメロディにこんな歌詞を乗せてしまうなんてと思わず突っ込んでしまいそうになるが、そのセンスこそが彼らの魅力でもある。 (ちなみに、「O.P.P.」とはお腹ピーピーのこと) そんな遊び心ある前半と打って変わって、後半は聴かせる楽曲が並ぶ。 イントロから歌謡曲感漂う「鶯谷ラブロマンス」は、懐かしいメロディと感慨にふける詩の内容が絶妙に絡みあう名曲。 今までのキャッチーさとは違い、哀愁漂う音色が見せるシチュエーションに心が揺さぶられる。 続く「馬鹿げた話」の静かなテンポで聴かせる葛藤の姿がとにかく切ない。 音楽としてだけでなく、一つの歌として良いなと思わせてくれる。 最後の「バンドメン」はバンドとしての目標というより決意を込めた言葉が印象的。 じわじわと感情を湧き上げるようなリズムと力強い音色が心地良く真っ直ぐに聞かせてくれる。 クセになるキャッチーさから聴かせる楽曲まで。 さしすせそズの可能性が詰まったミニアルバムだ。
踊りだしそうなリズム。 気持ちを高揚させるサウンド。 これだけでお洒落な音楽という言葉を使いたくなってしまう。 でもこの曲の魅力はこれだけでは無い。 なんと言ってもメロディの秀逸さだ。 恐らく一度聴けば忘れないというくらい耳に馴染むメロディ。 言い換えると、この流れならこの音が来て欲しいという聴き手の想いを汲み取ったかのように期待通りの流れるメロディが綴られていて、本当の意味で聴き心地が良い。 そしてこのキラキラ感を表したかのような光を求めて旅をしようとする詩のハマリっぷりも文句なし。 カップリングの2曲も含めて聴いていて心地の良い音楽。 こういう良い音楽は色んな人に聴いてもらいたい。
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