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11人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/07/19
ずっと気になりつつも、前回10CDのオリジャケコレクションにすっかり騙されたのに引きずられて購入をためらっていたが、購入して正解!今回は正真正銘のオリジャケ+オリジナルカップリングの全集だ。気になる音質だが、一部のアルバムはXRCDやSACDで出ているが、さすがにこれには及ばないが、ヒスノイズ等は低減されているようだ。もともとアクションを浅くし、ハンマーを硬く改造した独自のピアノを使っているので、いつもの華麗なスタインウェイの音色に浸ることは望むべくもないが、イコライザーで若干補正すればしっかりとしたピアノ音が再生できるし、今回のリマスターはそれに耐えるだけの素姓の良さをもっている。しかし昔のLPの収録時間って緊張感を持続して鑑賞するには丁度いいと改めて再認識した次第。
11人の方が、このレビューに「共感」しています。
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2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/07/19
今回は音響では評判のヘルクレスザールでの収録につき、過去のプロコフィエフやシューマンよりは録音がいい(というか録音技術は相変わらず下手クソだがホールに助けられている)。緩徐楽章や弱音部でもイジイジした表現をとらず背筋をピンと伸ばし、ひとつひとつの音符をしっかりと弾ききるキーシンの真面目さには毎度ながら好感がもてる。弾き振りのオケも音楽的にも音響的にもバランスが良い。丁度ラローチャの27番も同時に購入したので聴き比べてみたが、録音は御大ウィルキンソンの手になるラローチャ盤が上、沈み込むような深い味わいもラローチャ盤が上。しかし巷で名演とされる老巨匠による老けたモーツァルトばかりじゃ飽きがくるし、そんなときはキーシンのモーツァルトはいいと思う。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
6人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/07/17
まずはLPより鮮烈な音で復活した超絶技巧の復活を喜びたい。この演奏の白眉はなんと言っても「マゼッパ」だ!スコアは3段で書かれ、右手と左手の交差やダブルオクターヴ、鍵盤狭しと打ち鳴らされる最強打鍵等、難曲中の難曲だが、恐るべきハイスピードと気絶しそうな程強いフォルティッシモのパンチはいつ聴いても凄まじい。その他前奏曲、エロイカ、野性の狩、雪かき等ダイナミックなナンバーも壮絶な演奏!一方、風景、鬼火、回想等はデリカシー重視だがベルマンの本質とはそぐわない印象が強い。ロ短調ソナタ他新しい75年収録はベルマンの演奏は猫を被ったようにおとなしくなっている上録音も進化しておらず、やはりこれは超絶技巧を聴くためのディスクである。
6人の方が、このレビューに「共感」しています。
6人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/07/13
御大ウィルキンソンによるベートーヴェン全集は他にショルティ+シカゴの旧盤があるのみだが、後者は3つの異なるホールでの収録につき残念ながら音場の統一感に欠け、全集としてのまとまりは本盤に軍配があがる。61年という年代と、キングズウェイではなくウォルサムストゥホールという音響上のハンディはあるが、ここはさすがに御大。触れるだけで手が切れるような鮮烈なサウンドとホールごと切り取ってきたかのような広大なサウンドステージは並みのデジタル録音を遥かに凌駕する出来だ。チェスキーによるリマスターはオリジナルサウンドに忠実なもので好ましいが、惜しむらくはテープの経年劣化によるドロップアウトが散見される。肝心の演奏は伝統的な管補強と、快速かつひとひねりあるテンポ設定がユニークで聴く者を飽きさせないが、繰り返し鑑賞に堪えるタイプではない。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/07/10
これはDENONの威信をかけたかのような超優秀録音だ。演奏ノイズが邪魔にならないギリギリの距離感も絶妙だしコントバスの伸びやかな低音はまさに実物大で再現される。演奏も繊細かつ極上。ユニバーサルもSACDの再発に踏み切ったようだしDENONにも今後の積極的なリリースを期待したい。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/07/10
元がけっして優秀録音でない上ソースが古く、他の4枚と比較すると高弦にはピーク感があるし残響成分もぎこちなくSACD化のメリットはあまり感じられない。従来のCDよりは格段にしなやかになっているとは思うが・・・。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
珍しくベルリンフィルによるウィーンのムージクフェラインでの収録で、当時まだマルチマイク路線に走っていなかったヘルマンスの録音は非常にナチュラルで美しい。イエスキリスト教会でのやや硬質の響きとは異なり、木質系でかつシルクを思わせるしなやかな響きはウィーンフィルのサウンドを彷彿させる。奥行きが不足気味なのはDGの常として、やはり要所を明瞭に捉えた録音はオーディオ的快感も十分に堪能させてくれる。特に第2曲のティンパニの三連音などマレットがスキンに当って跳ね返る瞬間の振動が超リアルに捉えられており鳥肌ものだ。またヤノヴィッツの機械的なまでに磨きぬかれた美声が原寸大で目の前に再現される様子も息を飲むほど美しい。本ディスクはショルティのオケコンと並んで素晴らしいDSDリマスタリングだ。4500円はやはり高く思われるが、この理由は安っぽい紙ジャケと情けない解説のせいだと思われる。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/07/05
このピアニスト全く知らなかったが、ジャケットの風貌や64年生まれといった年齢から推し量る仁に、マナーをわきまえた実力派と思いきや、テンポは不自然に揺らすし、ダイナミクスも不自然さが目立ち、聴いていてまったく落ち着かない。最新のDSD録音も高域がキンキンと耳につき、低域も腰高で、これもまた落ち着かない。中古屋行きが早々に決定!
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/07/04
紙ジャケに紙ケースだが安っぽくて出し入れしづらいし、「音」を売りにしている割には解説も(評論家人選も)ショボイ!クラウス・シャイベによるメディナテンプルでの収録だが、メディナテンプル特有の長い残響に苦しんだ様子がよく分かる。結果的に近接マルチマイクによるかなりドライな音にアンビエンスマイクが拾った長い残響がうっすらと付加されている不思議な響きであり、同時期同場所収録のデッカ(ウィルキンソン)やEMI(ビショップ+パーカー)のレベルには遥かに及ばない。別場所収録のオルガンは妙に明瞭かつ迫力ある音で捉えられており、オケとのミキシングも不自然なほど分離している。音楽的には?な音響だがオーディオ的な快感はこの上ない。バレンボイムとシカゴの演奏はさしずめ最新鋭の装備で武装したターミネーターの世界で、無常なまでの精密さとパワー感に溢れるもの。ちなみにパリでの収録の小曲の方は一転してナチュラルなパターンで美しい。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/07/04
紙ジャケに紙ケースだが安っぽくて出し入れしづらいし、「音」を売りにしている割には解説も(評論家人選も)ショボイ!しかしこのリマスター音源のサウンドは物凄い!御大ウィルキンソンによる本拠地キングスウェイホールでの収録が悪かろうハズもないが、こんなに鮮明で力強いサウンドが65年に捉えられていたとは・・・。気の遠くなるような広大なサウンドステージと、切れば血が出るような可触感。最強奏でも個々の楽器が明瞭に混濁せずに、美しいホールトーンと溶け合う様は本当にエキサイティングだ!
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
紙ジャケに紙ケースだが安っぽくて出し入れしづらいし、「音」を売りにしている割には解説も(評論家人選も)ショボイ!アラウのリストは晩年のデジタル録音の方が有名だが、新盤は気の毒なくらいテクニックが衰えているので、アラウの真の姿を知るにはこちらのディスクに限る。リフレッシュされた音は85年のデジタル録音をも凌ぐ。
EMIながら元デッカクルーによる録音ということで多少期待したが裏切られた。ピアノはオフでキーシンの繊細なタッチのディテールを捕らえきっておらず、オケは低域がダブつきなんとも重々しい。尤もこれはバービカンホールの劣悪な音響条件によるものと思われるが、デッカ往年の名エンジニアだったら「録音会場として適さない」と言ってマイクを向けることはなかったであろう。当然演奏の良さもこの情けない録音に大きくスポイルされており、これでは単なる「ライブの記録」としての位置付け以上のものではないような気がする。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/06/28
おまけと思っていたチャイコが完熟しきった超美音と芳醇な香りで思わず惹きこまれる。MONOとはいえ57年収録につき鑑賞上の支障はなし。ストラヴィンスキーとベルクは録音もグンと新しくなるが、チャイコのようなむせ返るようなロマン性は多く後退し洒落たセンスのよさが際立つ。これは隠れた名ディスクだ。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/05/05
これまでどのディスクからも聴かれることのなかった様々なディテールが明瞭に聴きとれる感覚は実に新鮮。かといって伝統に背を向けた独自の解釈ではけっしてないところがフィシャーのセンスの良いところであろう。定評あるDSD録音は、オーディオ的快感のスパイスを程よく効かせたセンスの良いもの。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/05/05
同時期のバレンボイム弾き振りのEMI録音と比較すると、オケの技量と立派さ、音色の美しさはさすがクーベリック&バイエルン(当たり前)だが、EMIのアビーロードでの録音も近接パターンなので個々の楽器の旋律が手にとるように分かり、これはこれで面白さがある。全曲通しての印象は本ライブ盤の方がテンポが快速で勢いがあるし、ヘルクレスザールの美しい音響を自然に捉えた録音も素晴らしく、個人的には本ライブ盤はEMI盤より上と感じた。しかしこの時期のピアニストバレンボイムはこんなにまでも輝いていたとは・・・。
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