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EarlSophia さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/23

    非常に『聴きやすい』ロ短調ミサである。
    私的ベストは矢張りリヒターの61年版ではあるけれど、BCJのバッハは澄んだ音色と軽妙な流れ、時として洒脱にもなりそうなほどの軽やかさ。
    それでいて自在な流れが心地よさを醸し出してくれるので愛聴する一枚になる。

    その心地よさがバッハらしからぬ、或いは敬虔さが足りぬ、陰影が見えないetc.とアンチ派からは云われるところであろうけれど、ロ短調ミサはこのくらいがちょうどいいような気もする…。
    祈りの曲に相応しからぬ、と言われそうではあるけれど、それを云えばヴェルレク等は曲自体がオペラ臭すぎるような気がしないでもないわけで。

    それらをすべてひっくるめて、このCDの澄んだ音色は何処にも力瘤が入っていない、自在な流れともいうべきものを感じさせてくれる。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2011/11/21

    ベームのモツレクに親しんだ耳にはいい意味で刺激的に過ぎた。
    特にKyrieからDies iraeへ流れるように移行する、緩急の妙には鳥肌が…。
    音のひとつひとつが煌めいて聴こえる。
    爆発するようなティンパニも、哀切な調べを奏でる弦も、緩急自在な展開も、何もかもが新鮮で涙が出そうになる。

    曲が進むにつれて歌手もオケも白熱の度合いを深めて些か『典礼曲』という括りからははみ出してしまっているかのような感を覚えるのも、矢張り重厚でありながらおとなしいベーム&VPOに慣れ過ぎたからかもしれない。

    良い意味で今までのモツレクの対極にある演奏。
    ライブで聴けなかったのが悔やまれます…。

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