Sym, 4, : Bernstein / Vpo +tragic Overture
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ジャン=ルイ | 千葉県 | 不明 | 12/March/2021
第3楽章との対比を狙ってか、第2楽章ではテンポをかなり遅めに取っているが、あざとい。終楽章は思い入れたっぷりのスローテンポで、彼のマーラー演奏のようにテンポを恣意的に変えるのは実演で聴くなら高揚感が得られるかもしれないが、ノリ損なうと高揚感を得られるどころかやればやるほど芝居じみて聴こえてシラケてしまい、ノリの悪い聴き手はここでもノれない。1 people agree with this review
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 23/July/2009
同演奏の別盤で他の方が書かれていた「でもなんか違うなー」の感触に小生も近いかも・・。1981年ライブ、多分バーンスタインの唸りも時々?第1楽章タイム的には平均で最後の方ゆっくり目の畳み込みは流石!第2楽章は約13分と少し長めでもその思索的な含みを持たせた翳りとVPOの幾分湿らせた演奏はその長さを感じさせません。第3楽章はあまり大げさにせず若干忙しさを漂わせ終楽章(同じくタイム的にはそう違和感はありません)そんなに敢えて緊迫させず最後の最後クローズで大きく刻みを入れた「間」は出色。枯淡寂寥からは隔たり有り冒頭コメント込みで素晴らしいとします。0 people agree with this review
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kura-ota | 不明 | 不明 | 08/July/2009
レイニンの指揮は熱い。それは両端楽章の終結におけるフェルマータを聴けば明白。第1楽章は淡々と、しかし、哀愁と悲しみの歌が続き、コーダでは、そんなメランコリーすらも吹き飛ばす激しい心の葛藤を描く。第2楽章冒頭のクラリネットとホルンは素晴らしい。しかし、終盤では運命が再び迫り来る。スケルツォはこことばかりの元気さ、まるで悲愴交響曲のタランテラを思わせる。パッサカーリアの前半は悲しみ(どしゃ降り)の歌。中間部は一時の安らぎ。後半は金管のパッセージを効果的に使った運命との再度の戦い。そして最後は、自分とは、何なんだろうという疑問のまま終わる。それに追撃ちをかけるように悲劇的序曲が続く。録音状態はデジタル初期なので、決して良好ではないが、バースタインの情熱的な演奏とブラームスが描く心の葛藤が生み出した奇跡。全体的に遅めのテンポで異色の演奏だが、このCDを聴かずしてブラ4は語れない必須アイテム。2 people agree with this review
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