ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、第7番 カルロス・クライバー/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
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SPRING | 山形県 | 不明 | 2011年07月07日
以前よりOIBP盤で持っていたものだがSACDの効果を期待して買ってみた。最初に5番の方をMulti-chレイヤで聴いてみて、各声部のディテールが一層クリアになり、迫力や充実度も増してクライバーの芸風がよりいっそう伝わってくると感じた。 一方7番の方だが、やはりMulti-chレイヤで聴いてみたところ、各声部の分離感でやや極端なところがあり、例えば弦のセクションがやたら前に突出していたり管楽器群が妙にはっきり分離していたりとか、そして全体的に音響がやや軽すぎるような印象だった。 そこで今度は2chレイヤで聴き直してみると、全体的バランスが自然で生演奏の雰囲気を連想させる逞しいベートーヴェン像が現れ、とてもよく堪能できた。 もともと7番の方は左右対称両翼型セッションで収録されているので、Multi-chレイヤに関してはあまり各chの分離効果を強調せず、より自然な全体的調和を目指してリマスターするともっとよかったのではと思う。何はともあれ我が家の宝物・・・。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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再生へ向かうシニー | Kanagawa | 不明 | 2011年06月29日
今年(2011年)はなぜかカルロスイヤーだ。 DVDも色々出ているし、MEMORIESというレーベルからも再発で(ジャケットが若干変わったりして)出ていたりする。 このあまりにも有名な演奏を私は34年生きてきて一度もしっかりと聴いたことがなかった。 他のシカゴとの5番やベルリンとのブラームスの4番、スカラ座でのボエームやオテロは聴いているのに..。 で、演奏はというと..悪くない。 フルトヴェングラー、クレンペラー、朝比奈、シューリヒトの演奏を聴いた耳にも全く違和感がない。 聴こえてくるのはたしかにベートーヴェンである。 しかし、それに加えてカーマニアであったカルロスらしく、自然に囲まれた道を車ですっ飛ばしていくような爽快感がある。 こういう演奏は基本都会暮らしで、たまに地方に行って自然を味わうという人には最高に心地よく響くと思う。 都会を毛嫌いし、自然の有機性だけをベートーヴェンの音楽に求める(頑固爺さんのような)人には少し軽いかな。 でも、私は好きです。 飽きずに何度も聴けるベートーヴェン。 ウィーンフィルも良い味出してさすがの演奏をしています。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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おっさん | 神奈川県 | 不明 | 2011年06月21日
不動の高評価となっているこの録音だが、私はあまり好きになれない。悪くはないが、他の演奏に比べてどのように良いのか、何度聴いても理解できない。逆に、良いと思うのに意外に評価が低いのがワルターだ。ステージでのベームは、もう晩年だったが、聴いていてヒザが震えた。そういうものがここにはない。きれいさっぱり整理された感じがする。11人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2010年12月04日
本盤におさめられた両曲の名演中の名演として、世評が著しく高いだけに、これまで数々の高音質化が試みられてきたが、本盤は、究極の高音質CDとして高く評価したい。これまで発売された高音質CDとしては、SHM−CD盤、SACDハイブリッド盤、そしてDVD−audio盤があり、特に、後者の2つにはマルチチャンネルが付いていることもあって、臨場感溢れる音質が見事であったが、本盤は、それらを凌駕する高音質と言える。重量感においてはいささか足りない気もしないではないが、各楽器の分離や鮮明さがダントツに増している。クライバーは、ダイナミックレンジを幅広くとる指揮者であるが、本盤の場合、通常CDでは殆ど聴き取れないような繊細なピアニシモから、最強奏のトゥッティに至るまで、完璧に再現されている。マルチチャンネルは付いていないものの、臨場感においても不足はなく、眼前にクライバーの颯爽とした華麗な指揮ぶりが浮かぶかのようだ。演奏は、トスカニーニやカラヤンの系列に連なる、いわゆる音のドラマに主眼を置いたものであるが、高音質のスタジオ録音という条件を付ければ、現在においてもなお、トップの座に君臨する名演、名盤と言えるだろう。ライブ盤にまですそ野を広げれば、カラヤンの名演(第5は、先般発売された来日時の77年盤、第7は同時期のパレクサ盤)にはさすがに劣るが、それでも、この若武者ならではの勢いのある名演は、いささかの存在価値を失うものではないと考える。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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MAAZEL | 京都府 | 不明 | 2010年08月24日
クライバーの演奏が素晴らしいことには異論がないと思うが、SHM-CDの評価についてレビューしたいと思う。 SACDとSHM-CDをヘッドフォンを使って聞き比べてみた。その結果、さすがに音の解像度ではSACDが勝っていたが、音楽のエネルギー感はそれまでのどのCDに比べても、とても向上していた。SACDがクールで見通しの良い録音に比べて、SHM-CDのそれはエネルギッシュといった感じだ。この点は好みによって意見が分かれるのではないか。また、音のエネルギー感の向上についてはやや音のバランスが微妙に変化しているのが気になるが、従来の録音に慣れてしまっているためなのか、それとも本当にバランスが不自然になっているのかは、しばらく経ってみないとわからないと思う。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ヒューブーン | 静岡県 | 不明 | 2010年04月28日
★5つは、5番に関する評である。ハッキリ言って「運命」など聴き飽きた! と思っておられるクラシックファンの方は、おそらく「運命」の名演と言うものを体験されていないのだろうと思う。…と言うのも、「運命」の名演は、99%までがモノラル時代に出尽くしてしまい、ステレオ録音時代になって以降(と言ってももう40年以上経つのだが),名演と言えるディスクはこのクライバー盤唯一と言えるくらいなのだ。なにせ音楽が生きている。コレをして”聴き飽きる”と評す輩は有り得ないだろう。 ただ、7番に関してはまったく幻滅だった。コレはコレで個性的なのだが、僕の好みではないと言うことなのか? まぁ蛇に足が付いていても邪魔にはならないので、CDとしての評は5番の★5つのままにしたが・・・1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ウィルヘルム・フルトメンクラウ | 神奈川県 | 不明 | 2010年04月26日
「のだめカンタービレ」でベト7が好きになった方々には、ぜひとも聞いていただきたい一枚です。カラヤンみたいに速くなく、クレンペラーのように遅くなく、ドイツのオーケストラにありがちな堅さはありません。音楽の都のウィーンフィルと天才肌のクライバーとが絶妙にマッチングした名演の一つだと思います。。感動するなぁ。個性のないラトルの優等生演奏なんか吹き飛んでしまうような迫力。同じクライバーのベト7でもバイエルン国立管弦楽団は金管がぜんぜんダメ。ウィーンフィルの格の違いが明確にわかります。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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かくとしらじ | 愛知県 | 不明 | 2010年04月07日
LP時代からの愛聴盤。SACDになって、一段と音が良くなりました。 エソテリックまかせにしないで、どうか自前でSACD出してくださいよ、 ユニバーサルさん!0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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音楽連合 | 山口県 | 不明 | 2010年03月30日
クライバーならではの野生魂、そしてウィーンフィルのスタミナと未だに寂びない名演奏。惜しむべきはSHMの効果が全く感じられない。音のバランスが崩壊しているのが何とも残念だ。国内盤でのSACDの発売が実現したら、改めて買い直す予定です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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音楽連合 | 山口県 | 不明 | 2010年03月17日
これこそ歴史的録音にいまなお寂びることのない名演奏。クライバーの野生魂を十分に堪能できる雰囲気を感じさせます。鍛え上げた指揮とオケの要求に機敏に対応する彼の腕前は、もはや一流と言っても過言ではありません。さすがは音楽の都ウィーンとあって、カラヤンやアバドなど多くの有名指揮者が指揮をしていただけに、このベートーヴェンの有名曲2曲もまた新たな感動を味わって聴くことができます。運命冒頭のジャジャジャジャーンからドラマチック溢れるサウンド、第7中盤でのジャジャジャジャーンジャジャジャーンと全楽器が一丸となって気を落とさない魅力あるテンポ、そしてクライバーらしいオケのドライヴとどれを取ってもこれ1枚で楽しめることが驚異です。また、オリジナルリマスターによる高音質も圧巻。弦楽器から金管まで余すところなく聴き取れることも実に見事。こんな演奏ができるのは、フルトヴェングラー以来だと思います。ただこれがSACDだったらもっと迫力し過ぎる演奏かもしれないが、復刻があればお願いしいたいところ。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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よっっっふむ! | 東京都 | 不明 | 2009年11月28日
しっかりとした造型、艶やかな響き、ノリの良いテンポ。 今までいろんなベト5を聴いてきたが、私の中ではこの演奏が抜きんでて一番だ。 ベートーヴェンの緻密で完璧な曲の構成とオーケストレーション、ウィーンフィルの美しい音色、そしてクライバーならではのリズム感あふれる指揮を、存分に堪能できるベト5だ。 ベト7の方はややテンポが速すぎる感もあるが、「リズムの神化」「舞踏の聖化」と呼ばれたこの曲のリズム感、躍動感をこれでもかというぐらい味わえる。 ベト7の方は、個人的にはフリッチャイと並んで双璧だと思う。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 2009年11月19日
どちらも最初に出た時大いに話題になった名盤でもあります。第5番(1974年録音)は何とスポーティな演奏(タイムは@7’17A9’56B5’08C10’49)なのでしょう(演奏本質は異なりますがDGG収録1960年代カラヤン/BPOの「運命・未完成」の運命出だしを聴いた時の感触に似ていました)。カルロスの指揮ぶり自体のお馴染み「カッコ良さ」が念頭にある為ビジュアル面も影響しています。VPOがこのように従来の演奏をチェンジすることが能力とすればS.ラトルのベートーベン交響曲演奏へとつながっているようにも思います。それはさておき、第5番の清冽なエネルギーは聴きものです。但し、第7番(1975,1976年録音)は「アレッ?どうしたの?」と問いたくなりタイム的(@13’37A8’08B8’14C8’37)なアッサリさが逆に私には物足らなさに結びつきもう少し含みを持たせて欲しいなぁとも思いました・・・録音で左右されているのかもしれません。今回音質は更に改善されている思われ素晴らしい全体での演奏盤です。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Ravel | 東京都 | 不明 | 2009年06月30日
クライバーらしい演奏で エネルギッシュな物でした。 また5番の冒頭部分の「ジャジャジャジャーン」 も短くなくまた長くもなくちょうどいい長さだと思います。 しかし7番の一楽章冒頭部分 揃っていないような気がします。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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しんちゃん | 東京 | 不明 | 2009年02月10日
伝説のライブのステージを、外野席の柱の影から覗くかんじです。色々、フクザツな気持ちにさせてくれる一枚です。 ウィーン・フィルは録音に向かないのか、クライバーの空気が光るような美音の再現を、ここに聴くのは難しいようです。 それでも、ファンなら脳内変換できるだろう、という自信がDGにはあるのでしょう。コンサートを切望されているのに、なかなか振らなかったクライバーは、レコードを出すよう要望も多かったでしょうし。 ウィーンのベートーベンは、こんなにかっこいい!というお手本です。 カラヤンは、録音はうまかったんだな。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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古渡 弁蔵 | 函館市 | 不明 | 2009年01月10日
何と言っていいのだろうか?すばらしいとも言えるが、また聴きたくなるようなものでもない。結局、一度体験すればそれでよい名演というのが結論です。力でぐいぐいと推し進める姿勢に、少し疲れを覚えます。遊びというか、余裕を求めたい!だから、さきほど話した感想に帰結する。私にとっては年に一度聴く程度のCDである。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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