ワーグナー(1813-1883)

CD 【中古:盤質AB】 Der Ring Des Nibelungen: Karajan / Bpo

【中古:盤質AB】 Der Ring Des Nibelungen: Karajan / Bpo

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  2009年06月28日

    何とも美しいリング…。これ以上の美しさは望めないでしょう。繊細、室内楽的…といった評も見受けられますが、ボリュームを上げれば解消です。大迫力かつ美しいリングの世界が広がります。大音量にしても美しく響くカラヤンの音作り、ベルリン・フィルの技量、優れた録音、言う事なし、脱帽です。

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  • ★★★★★ 

    チェロTP  |  静岡県  |  不明  |  2012年09月15日

    何とも繊細で美しい演奏だ。リングのような長大な作品を聴く場合、古いモノラル録音ではきついので、どうしてもステレオ盤で聴くことが多くなる。名高いショルティ盤は大見えを切ったようだし、ベーム盤は熱いが少々前につんのめったような感がある。ハイティンク盤はオーソドックスで不可は無いが可も見いだせない。レヴァイン盤は明るすぎて地底の世界には降りていけないような…。そんな訳で最も多く手が伸びるのが本盤だ。まだ未聴の方、まずは第2夜「ジークフリート」の“ブリュンヒルデの目覚め”の場面を聴いてみてほしい。オーケストラとはこんな音が出せるのかと思うような美しい音楽が奏でられ、本盤の特徴を象徴している場面である。ワーグナーの世界観と本盤については様々な意見もあろうが、これはまさにカラヤン/BPOの数ある録音の中のみならず、近代オーケストラの到達した一つの頂点というべきものであり、オペラではなく楽劇と称したワーグナーも認めざるをを得ない演奏ではなかろうか。最近、ショルティのリングに特典を付けた特別限定版が発売されるが、カラヤン盤についても同様な企画をし発売していただけないだろうか。勿論、SACDで。

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  • ★★★★★ 

    カワサキヤ  |  東京都  |  不明  |  2011年12月14日

    カラヤン渾身の仕事として、新ウィーン楽派の音楽、二度目のマーラーの第9交響曲と並び立つ録音です。このあまりに精妙なオケの響きを初めて聴いたときは、戸惑いました。しかしベームのバイロイトの熱演や続々とレコードになった(最初はみな海賊盤でしたが)クナーのバイロイトライブを聴きこんでから、丹念に耳を傾けてみると、このカラヤン以上に「分かりやすい」指環はないと思うようになりました。わたしはカラヤンのボエームは苦手ですが、指環はちっとも違和感を感じません。それどころか、スタジオ録音では、あのショルティの指揮のあまりの不味さに閉口するデッカ盤と比べるのが申し訳ないほどツボを心得た美音の洪水に酔いしれます。室内楽のように精緻なと言うと、まるで熱演のないように聞こえますが、歌手の人選も含め、カラヤンの恐ろしい才能が爆発しています。亡き六世中村歌右衛門の吉野川や政岡のような圧倒的な感銘を覚える一代の名録音。指環をひとつだけというなら、これです。DGにしては珍しく、リマスターも上々です。

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  • ★★★★★ 

    aichi  |  dororo  |  不明  |  2007年10月15日

    一番最初に買った指環で今でも一番良く聞く。オーケストラの音は非常に透明感があると同時に豊かな感じがする美しさがあり、それでいて迫力を失わない演奏です。過度な表現はないのにその音の美しさだけでロマンを感じさせる。それに聞きやすいでの何回も聞いてしまう。歌手は楽器の一部という感じである意味変わった演奏ではありますが、逆にオケの音と一体となった統一感と美しさがある。

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  • ★★★★★ 

    カワサキヤ  |  東京都  |  不明  |  2011年12月14日

    カラヤン渾身の仕事として、新ウィーン楽派の音楽、二度目のマーラーの第9交響曲と並び立つ録音です。このあまりに精妙なオケの響きを初めて聴いたときは、戸惑いました。しかしベームのバイロイトの熱演や続々とレコードになった(最初はみな海賊盤でしたが)クナーのバイロイトライブを聴きこんでから、丹念に耳を傾けてみると、このカラヤン以上に「分かりやすい」指環はないと思うようになりました。わたしはカラヤンのボエームは苦手ですが、指環はちっとも違和感を感じません。それどころか、スタジオ録音では、あのショルティの指揮のあまりの不味さに閉口するデッカ盤と比べるのが申し訳ないほどツボを心得た美音の洪水に酔いしれます。室内楽のように精緻なと言うと、まるで熱演のないように聞こえますが、歌手の人選も含め、カラヤンの恐ろしい才能が爆発しています。亡き六世中村歌右衛門の吉野川や政岡のような圧倒的な感銘を覚える一代の名録音。指環をひとつだけというなら、これです。DGにしては珍しく、リマスターも上々です。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年07月05日

    ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」はそのストーリーの途方もないスケールの大きさもさることながら、ライトモチーフを効果的に活用したオーケストレーションの豪華さ、華麗さも大きな魅力となっているが、カラヤン&ベルリン・フィルによる本演奏は、そうしたオーケストレーションの魅力を最大限に表現し尽くした演奏ということができるのではないだろうか。カラヤン&ベルリン・フィルという稀代の黄金コンビの全盛期は、1960年代後半から1970年代にかけてというのは論を待たないところだ。この全盛期のカラヤン&ベルリン・フィルの演奏は、分厚い弦楽合奏、ブリリアントなブラスセクションの響き、桁外れのテクニックをベースに美音を振り撒く木管楽器群、そして雷鳴のように轟きわたるティンパニなどが、鉄壁のアンサンブルの下に融合し、およそ信じ難いような超絶的な名演奏の数々を繰り広げていたと言える。カラヤンは、このようなベルリン・フィルをしっかりと統率するとともに、流麗なレガートを施すことによっていわゆるカラヤンサウンドを醸成し、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマを構築していた。本演奏においてもそれは健在であり、どこをとってもいわゆるカラヤンサウンド満載の圧倒的な音のドラマが構築されていると言える。これほどまでに豪華絢爛にして豪奢な同曲の演奏は他にも類例を見ないが、もちろん繊細な箇所における抒情豊かさ、そして室内楽的な精緻さにおいてもいささかも不足はないところであり、その表現力の桁外れの幅の広さも、全盛期のカラヤン&ベルリン・フィルの卓越した至芸の賜物であると言える。このような豪華絢爛であると同時に、繊細さ、精緻さをも兼ね備えた、いわゆるダイナミックレンジの幅広い演奏に対しては、とある影響力の大きい某音楽評論家が映画音楽のように響くとして酷評しているが、これだけの圧倒的な音のドラマを構築することによって、同曲のオーケストレーションの魅力を大いに満喫させてくれたことに対して文句は言えないのではないかと考えている。歌手陣も、トーマス・ステュアート、ジョン・ヴィッカーズ、ヘルガ・デルネシュ、ゲルハルト・シュトルツェと言った今や伝説となったワーグナー歌手の起用は順当であるが、楽劇「ワルキューレ」におけるジークリンデ役のグンドゥラ・ヤノヴィッツやブリュンヒルデ役のレジーヌ・クレスパンの起用は、いかにもカラヤンならではの意表を突くキャスティングであると言える。また、4つの楽劇において、例えばヴォータン役をディートリヒ・フィッシャー=ディースカウとトーマス・ステュアート、ブリュンヒルデ役をレジーヌ・クレスパンとヘルガ・デルネシュ、ジークフリート役をジェス・トーマスとヘルゲ・ブリリオートがつとめるなど、作品によって配役を変えているが、これは作品の性格によって配役を変更するというカラヤンならではの考えに基づくものと考えられるところである。もっとも、ショルティ&ウィーン・フィル盤(1958〜1965年)やベーム&バイロイト祝祭管盤(1966、1967年)と比較するといささか小粒なキャスティングであることや前述のような配役の統一性など、若干の問題もなきにしもあらずではあるが、カラヤンはこれらの歌手陣の能力を最大限に引き出すとともに、技量抜群のベルリン・フィルを巧みに統率して、楽曲全体として圧倒的な名演に仕立て上げている点をむしろ評価すべきであり、これは卓越したオペラ指揮者であったカラヤンの面目躍如たるものであると言えるだろう。いずれにしても、本盤の演奏は、オペラ指揮者としてのカラヤンが、その全盛期にベルリン・フィルとともに成し遂げた名演であり、とりわけオーケストラ演奏の充実ぶりにおいては比類のない名演であると考える。録音は、従来盤でも十分に満足できる音質であると言えるが、数年前にカラヤン生誕100年を記念して発売されたSHM−CD盤がこれまでのところベストの音質であった。もっとも、全盛期のカラヤン、そしてベルリン・フィルによる圧倒的な名演でもあり、今後はシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

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  • ★★★★☆ 

    和愚練庵  |  東京都  |  不明  |  2007年04月12日

    音楽祭とリンクさせながら、充分な練習時間と予算を獲得するという、彼の企画力と実行力の結晶でしょうね。輪廻思想の持ち主である彼が、再びこの世に生を受けてBPOの終身常任指揮者にならない限り、二度と実現できない成果でしょう。ライブなら聞き逃してしまうような、小さな動機すら聞いていてハッとさせられるほど美しく磨きぬかれていて、カラヤンが如何に優れた解釈者だったかを思い知らされます。何度聞いても新しい発見があります。

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  • ★★★★★ 

    ym  |  東京都  |  不明  |  2014年10月28日

    ワルキューレのみショルティ盤に不満(ホッターが不安定、ショルティの指揮も前三作の演奏にくらべてなぜか破壊力がなく緊張感にかけているように思える)があったためワルキューレはカラヤンのほうがよいと思う。四部作の中で一番抒情的で魅力的な旋律にあふれたこの楽劇を、ドラマチックさにもかけず、若々しさを失わず陶酔感たっぷりにこなしたカラヤンの手腕は実に素晴らしい。リリカルなカラヤンに特に向いている作品だったのだろう。ラインの黄金、ジークフリートも両ストーリーのロマン性を際立たせていてすぐれた演奏だと思う。ただしワーグナーが経験した革命のなまなましさを彷彿とさせる黄昏はこの芸風だとあまり向かない、ジークフリート役もよくないし。(とは言っても黄昏も演奏自体は前三部作に比べて集中力と気迫がかけているというわけでもなく非常に高水準なので聴き手との相性の問題だろう。現に夜明けとジークフリートとラインの旅は実に輝かしく一番いい演奏だと思うし。)

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  • ★★★★★ 

    トラトラトラ  |  佐賀県  |  不明  |  2010年04月21日

    演奏とかは、精緻で好ましい。問題はやはり歌手。小粒なのは、劇場で聞くわけではないから、問題にはならない。劇場でよくても、録音では冴えない歌手は山ほどいる。カラヤンは、歌手に非常に緻密に歌わせて、歌手の弱点を消そうとしている。しかし、この録音ではそれが裏目に出ている。細かいところにこだわりすぎたせいか、どうにも、かたぐるしいというか、息が詰まる演奏になってしまっている。音楽全体に勢いというか、生き生きとした感じがないので、本当に退屈してしまう。こういう点が、ベームとかブーレーズとかの演奏と根本的に違っている。こういうかたぐるしい演奏は、ほかには絶対にないと思うから存在価値はあると思うが、リングとしては非常に異端な演奏だと思う。名場面集を買うほうが、吉か?

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  • ★★★★★ 

    silver  |  岐阜県  |  不明  |  2016年07月31日

    あらゆるリングのディスクの中で、精妙さでもってワーグナーの叙情面までも表出させることに成功した演奏である。カラヤンのパルジファルにも通低する彼一流の美学が全編を貫いている。私たちがワーグナーに抱くイメージとは違うのかもしれないが、クナッパーツブッシュやショルティの力強さからは一歩ひいた視点からスコアを研究しているようだ。じっくり聴き込むには最適なディスクではあるまいか。個人的には、ベームのバイロイト盤に次ぐ演奏だと考えている。

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  • ★★★★★ 

    コーキロマンハ  |  兵庫県  |  不明  |  2013年10月19日

    このディスクは素晴らしい!! ベルリンフィルのサウンドとそれを操るカラヤンがすごい!! 古代ゲルマン伝説と中世ドイツの伝説がミックスになったニーベルングの伝説世界を実に色彩情感豊かに表現していると思います。ロードオブザリングのスペクタクルな映像表現もまっつぁお!!という感じがします。自分基準では指環ディスクである意味随一の内容かもしれません。カラヤンという人はこの手の音楽表現では右にでる人はいないですね。50年近く前の録音ですが大変きれいに記録されています。

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  • ★★★★★ 

    yonex  |  鴻巣市、埼玉県  |  不明  |  2008年01月05日

    リングを室内管弦楽として毎晩聴くにはこのカラヤンBPOがぴったり。日本ワーグナー協会監修で白水社の『オペラを読む』と併せて聴くと楽しさは倍増すること間違いなし。

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  • ★★★★★ 

    tetsu  |  越谷市  |  不明  |  2002年11月04日

    純音楽的なワクナー演奏。当時の代表的なワグナー歌手を使わないで録音した。つまり、カラヤンの使いやすい歌手を起用した。その結果、カラヤンの主張は100%通っている。ジークフリートの森のささやきの場面で自分の母親についてのモノローグなど室内楽的ともいえる緻密さ。ショルティの満艦飾の演奏と対照的。このメンバーでザルツブルグで演奏したライブと聞き比べると、本当にこの通り上演しているのに驚かされる。カラヤンとベルリンフィルの実力に脱帽。

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  • ★★★★☆ 

    SAM  |  KUMAMOTO  |  不明  |  2002年01月12日

    カラヤンはオーケストラ・ピースとしてのワグナー作品に対する時とは少なからずアプローチを変えている.意外なほど淡々とケレン味なくドラマを構成していく.緊密で静謐な印象の「指輪」であり,この長大な作品の,繰り返し聴く録音としては好ましいものに思える.

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  • ★★★★☆ 

    コッペリウス  |  さいたま市  |  不明  |  2008年12月26日

    オーケストラ演奏の充実ぶりだけなら最高の一組である。響きの充実と演奏の質の高さは、さすがにカラヤンでありBPOである。しかし、ショルティ盤やベーム盤から見るといかにも歌手陣が小粒である。ショルティ盤とは違った「指輪像」を確立したかったのだろうが、もう一息及ばなかった気がする。

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