交響曲第9番 マリス・ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団
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京都 | 京都府 | 不明 | 2017年02月17日
SACD盤を購入。来日公演も聴きましたが、こちらも名演です。思い出補正とかではなく。インバル都響も聴きに行きましたが、後日CDになったのを聴いて、ちょっと実演よりパサついて聴こえ残念だったので、期待と不安を感じながら聴きました。最初に聴いた印象は、名演なのに録音の線が細すぎて音色感や音場、解像度がひどい!というもの。音の線が細いとさっぱり音楽が活き活きして聴こえませんから歯がゆい思いだったのですが、最初のヴァイオリンのフレーズが適切に聴こえる音量にまで上げたら、逆にこれは優秀録音だ!と思うようになりました笑。みなさん、あとで来るffを怖がらず、最初のヴァイオリンで音量調節しておきましょう!演奏の方はと言うと、オスロの時より格段に良いです。テンポは結構変化する方ですね。ヤンソンスなので端正な演奏かと思いきや、結構熱いところあり、美しさもあり、バランスの取れた名演と言えるでしょう。4楽章のタイムは23分と速めですが、せかせかしている感じは全くなく、一音入魂というよりフレーズの音楽的な自然さを重視したらこうなりましたということなんだと思います。レニーもいいですが、この盤を同曲の愛聴盤とする人もきっといるだろうと思います。おすすめです。11人の方が、このレビューに「共感」しています。
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