交響曲第2番、悲劇的序曲 ザンデルリング&シュターツカペレ・ドレスデン
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ルシータ | 東京都 | 不明 | 2015年05月20日
雄大な響きの中でじっくり味わうことができるブラームスです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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一人のクラシックオールドファン | Hyogo | 不明 | 2012年11月14日
ザンデルリングの指揮したブラームス交響曲は本盤1971〜1972年SKDOとの録音および1990年BSOとの録音が全集で聴けます。私は前者の第2番をLP盤で聴いております。1971年録音なのでザンデルリングがまだ還暦前、他の交響曲同様極めて引き締まった指揮の下、重厚かついぶし銀的な音色のSKDOとの共演でこのシリーズでのブラームス交響曲は何れも説得性あるものとなっているようです。さて、この第2番タイム的には@16’25A9’45B5’30C9’40とじっくりと進めております。第1楽章時には縁取りを明瞭にそしてきざむ様に決してダレず結びのゆったりした安らぎ感は何とも言えません。最終楽章も持ち前の造形美を節を明確化することで前面に出し密度が高いです、ただ最後の方へなだれ込む凱歌的勢いは避けております。ザンデルリング自体はタレント性より実力派で勝負という捉え方をしておりますが如何? それはともかく彼のブラームスは何れも造形美が素晴らしいです。第2番の1990年BSO盤はタイム@17’12A10’07B5’59C10’29とややテンポが緩めになっている様ですね。悲劇的序曲・・・タイム13’20・・もティンパニーの効果的扱いとそのじっくりな攻めが素晴らしいです。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2012年07月16日
ザンデルリンクによるブラームスの交響曲全集と言えば、後年にベルリン交響楽団とともにスタジオ録音(1990年)を行った名演が誉れ高い。当該全集の各交響曲はいずれ劣らぬ名演であったが、それは悠揚迫らぬゆったりとしたテンポをベースとした正に巨匠風の風格ある演奏であり、昨年、惜しくも逝去されたザンデルリンクの代表盤にも掲げられる永遠の名全集とも言える存在であると言えるところだ。ザンデルリンクは、当該全集の約20年前にもブラームスの交響曲全集をスタジオ録音している。それこそが、本盤におさめられた交響曲第2番を含む、シュターツカペレ・ドレスデンとの全集である。前述のベルリン交響楽団との全集が、押しも押されぬ巨匠指揮者になったザンデルリンクの指揮芸術を堪能させてくれるのに対して、本全集は、何と言っても当時のシュターツカペレ・ドレスデンの有していた独特のいぶし銀とも言うべき音色と、それを十二分に体現しえた力量に最大の魅力があると言えるのではないだろうか。昨今のドイツ系のオーケストラも、国際化の波には勝てず、かつて顕著であったいわゆるジャーマン・サウンドが廃れつつあるとも言われている。奏者の技量が最重要視される状況が続いており、なおかつベルリンの壁が崩壊し、東西の行き来が自由になった後、その流れが更に顕著になったと言えるが、それ故に、かつてのように、各オーケストラ固有の音色というもの、個性というものが失われつつあるとも言えるのではないか。そのような中で、本盤のスタジオ録音がなされた1970年代のシュターツカペレ・ドレスデンには、現代のオーケストラには失われてしまった独特のいぶし銀の音色、正に独特のジャーマン・サウンドが随所に息づいていると言えるだろう。こうしたオーケストラの音色や演奏において抗し難い魅力が存在しているのに加えて、ザンデルリンクの指揮は、奇を衒うことのない正統派のアプローチを示していると言える。前述の後年の全集と比較すると、テンポなども極めてノーマルなものに落ち着いているが、どこをとっても薄味な個所はなく、全体の堅牢な造型を保ちつつ、重厚かつ力強い演奏で一環していると評しても過言ではあるまい。むしろ、このような正統派のアプローチを行っているからこそ、当時のシュターツカペレ・ドレスデンの魅力的な音色、技量が演奏の全面に描出されていると言えるところであり、本演奏こそは正に、ザンデルリンク、そしてシュターツカペレ・ドレスデンによる共同歩調によった見事な名演と高く評価したいと考える。併録の悲劇的序曲もこの黄金コンビならではの素晴らしい名演だ。第1番&第4番が、既に数年前にBlu-spec-CD化がなされた(第1番についてはシングルレイヤーによるSACD化)ものの、本盤の第2番については従来CD盤のまま放置され、どうなることかと思っていたところであるが、今般、漸く第3番とあわせて待望のBlu-spec-CD化がなされたことは、演奏の素晴らしさから言っても誠に慶賀に堪えないところだ。そして、今般のBlu-spec-CD化については、本演奏の価値を再認識させるという意味においても大きな意義があると言える。いずれにしても、ザンデルリンク&シュターツカペレ・ドレスデンによる素晴らしい名演をBlu-spec-CDで味わうことができるのを大いに喜びたい。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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sunny | 兵庫県 | 不明 | 2012年03月26日
シュターツカペレ・ドレスデンの渋い、美音で聴ける現在、唯一のブラームスの2番が’72年録音のこれのみ、というのは淋しい。ちょっと録音、マスタリングのせいか、弦の音は、良いとは言い難い。デイヴィス、ハイティンクが録音残してくれると良かったが、今となっては、ティーレマンか、ハーディング、サロネン辺りでの録音を期待して待つしかない。演奏は期待に違わず、よろしいが、じっくり聴きたい1楽章、提示部は繰り返し演奏して欲しいもの。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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masato | 新潟県 | 不明 | 2011年10月31日
深い…音が深い…! これ以外の形容の言葉がなかなか見つからない。ほのぼのとした,温かい感じのする演奏が多い中(私のイメージもそうでした),この“深さ”は衝撃でした。それにしても,魅力的な音を出すオケだなぁ…。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ddd | 福井県 | 不明 | 2010年07月25日
品格、この一言に尽きる。現代のオーケストラには真似のしようがない。故に不滅の名演と称されるのも当然と思う。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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brainforum | 千葉県 | 不明 | 2010年03月15日
大変すばらしいです。カラヤンBOX交響曲全集のブラームス2番の100倍いいです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Kei | 神奈川県 | 不明 | 2009年11月01日
ザンデルリングはこの録音当時は確か60才ぐらいで指揮者としては最も充実する年代だということを実感させる演奏。何の衒いも無い正攻法の楷書体の指揮が飛び切りのオケと出会って可能になった圧倒的な揺るぎない名演だと思う。この録音後、今まで色々な名指揮者と言われる人達が録音してきたが、ここまでのものは無かったと思う。今後はヤルヴィやハーディングのような新世代の指揮者による斬新なアプローチや故クライバーのような強烈な個性によって魅力的な演奏が現れることを期待したいが、最近出たラトルの新盤のように、飛び切りのオケを使っても指揮が正体不明というように、中々良い録音が出てこないのが寂しい。このシリーズは70年代にしては良い方なので、ランチ一食分のお金で買えることだし、買って満足度は極めて高い。新盤は中々捨てがたい味わいを持っているが、やはり、指揮者の充実度やオケのレベルからして、旧盤に軍配が上がるのは当然だろう。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 2009年10月25日
私はLP盤でこの演奏を久しく聴いております。1971年SKDとの共演収録でこのシリーズでのブラームス交響曲は何れも説得性あるものとなっているようです。さて、この第2番タイム的には@16’25A9’45B5’30C9’40とじっくりと進めております。第1楽章時には縁取りを明瞭にそしてきざむ様に決してダレず結びのゆったりした安らぎ感は何とも言えません。最終楽章も持ち前の造形美を節を明確化することで前面に出し密度が高いです、ただ最後の方へなだれ込む凱歌的勢いは避けております。ザンデルリング自体はタレント性より実力派で勝負という捉え方をしておりますが如何? それはともかく彼のブラームスは何れも造形美が素晴らしく「最高」としておきます。とにかくこんな演奏が千円で手に入るのだから・・・!悲劇的序曲・・・タイム13’20・・もティンパニーの効果的扱いとそのじっくりな攻めが素晴らしいです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Haru | 東京 | 不明 | 2008年07月13日
私の友人の耳の肥えたブラームスファン達は皆、口を揃えて新盤よりも旧盤を遥かに高く評価しています。当然です。この圧倒的な素晴らしさですから。これこそ唯一無二の本当のブラームスです!1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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越後人 | 新潟市 | 不明 | 2005年07月16日
圧倒的な名演奏。どっしりとテンポを落として、終楽章に向かって底の方から湧き上がるように盛り上がっていく。これ以上のものを聴いたことがありません。是非多くの方に聴いて頂きたい1枚です。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ハンス | 世田谷 | 不明 | 2005年06月26日
とにかく楷書体の名演だ。どこにも瑕のない比類なき構成力。アーティキュレーションの正確さ。文句のつけようがない。ただひとつ不満な点といえば第一楽章のリピートを行なっていないことだけか。悠々たる牧歌は省略してほしくなかった。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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フランツ | 宮崎県 | 不明 | 2005年03月28日
SKDの音がとにかく魅力的。それを活かしきって、活力、推進力のあるブラームスを築き上げたザンデルリンク!4楽章も決してお祭り騒ぎにならずに、どっしりと足が大地についた盛り上がり。言うことない演奏です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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さいもん♪ | 埼玉 | 不明 | 2004年11月25日
ブラ2の全ての録音中一番好きな演奏だ。これは木の香りを感じる名演!!どこまでも地味だが、それでいてかつとても明るい演奏。これぞブラームス2番の真髄を突いただ演奏と言えよう。94年のベルリン交響楽団との新録音も良いのだが、ナメクジの如くレガート過ぎる傾向がある。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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七海耀 | さいたま市 | 不明 | 2004年05月19日
私の一番好きなブラ2である。モントゥーよりも好きだ。第一楽章のコーダでテンポを落として歌いきるところなどブラームスを堪能させてくれる。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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