交響曲第9番 アバド&ベルリン・フィル
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AntiJASRAC | 長野県 | 不明 | 2009年12月14日
この演奏はベルリンで聴いた。演奏後の数十秒の静寂は本当におこったことです。金縛りになったように誰も拍手できなかった。2000人以上の聴衆がマーラーの音楽で異次元の世界にはいった。マーラーの9番がたったの30分くらいに思えた。自分の音楽体験では最高のことだった。バーンスタインのBPOの九番を超える演奏が同じ場所で聴けるとは。。。CDはその記録でしかなく残念だが記憶を読みおこすことはできる。レコ芸の評論には例のごとく酷評されていたが、なぜヨーロッパの評価と日本の評価でこうも異なるのか?そして一般の愛好家と評論家の評価がなぜ異なるのか?不思議な現象だ。15人の方が、このレビューに「共感」しています。
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mimi | 兵庫県 | 不明 | 2009年06月25日
Abbadoはこの演奏時、すでに死を予感していたのでしょうか?。この演奏が一般的な意味での名演奏であるかどうか、自分には評価する自信はありませんが、確かに言えることはこれだけ痛ましいMahler Nr.9は希有だということで、すべての楽章(第2,3楽章含めて)あまりにも優しく、悲しい。第3楽章の終結部など、こんなに激しい音楽でありながら、こんなにも慈愛と悲しみを放射する瞬間は、Mozartの最良の短調以外に思い当たりません。どんなに辛いことがあるのだろう?という程に、音楽が痛ましい。寡黙で自分のことを全く語らないAbbadoが、みせた数少ない自分のための叫びが曲全体、特に4楽章より聴こえるようです。この曲を演奏することでしか、救われない何かがあったのでしょうか。極めて個人的であり、そして感動的な記録と思います。11人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ドクターペイン | 仙台市太白区 | 不明 | 2006年08月12日
アバドとベルリンフィルの来日公演にも選ばれた曲。4楽章の最後の数十秒は、その前のベルリンフィルの強靭な合奏の後にようやく訪れた静寂だった。そうだ、この曲は人生における戦いと苦しみ、そして最後に訪れる祈りの曲なのだと私は始めて悟った。この演奏でも、その来日公演を思い起こさせる素晴らしい名演奏の記録である。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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さくさくクランキー | 東京都 | 不明 | 2011年07月01日
このCDは聞いておいた方が良い一枚だと思います。気がつくとバーンスタインよりも、こっちを聞いていることの方が多いかも。ラストの沈黙、ステキです。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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かーる | 品川 | 不明 | 2002年09月20日
99年9月、実際の演奏を聴きました。ベルリンフィルのすべての団員の方々が、アバドのために演奏し、会場一体が1つとなっていました。この演奏会のCDを強く望んでいましたが、一番最後に発売されて本当に感無量です。小難しく昔のベルリンフィルと比べたりしないで、曲本来の自然な響きが楽しめると思います。プロオケで仕事をしている私が、同じ人間でこのような響きを出せる集団の神業を手本としたいと思っています。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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abbadondon | 栃木県 | 不明 | 2011年06月18日
ベルリンフィルとマーラー9番は深い関係にあり カラヤンのスタジオ・ライヴの2種類、 バーンスタインのライヴ、バルビローリとのもの 最近のラトルとのもの、みな素晴らしいのだが、 このアバドとのはまさに鬼気迫るものだ。 カラヤンライヴももちろん名演だが、 聴き比べると思い入れが全く違う。 「死」というものが音のひとつひとつから伝わる。 最終楽章が終わった後に天国的感動がくる。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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桔梗収集家 | 東京湾 | 不明 | 2006年05月13日
クレンペラーが4楽章を死なせてしまうという解釈をしていたが、アバドはそれを凌駕する。冒頭からすでに死んでいる。緩みきったヘロヘロ合奏が批判されてるが、死の対象を精緻な合奏や立派な音響で描くほうがおかしいのではないか?ほとんどが元気良く朗らかに歌われる死生感の演奏で、私は彼らの正気を疑う。快演(怪演?)レニー・BPOもビクビクのヘロヘロ演奏でしょう(元気いいけど)。アバドはそれの上を行く。合奏も解釈もオケも作品すら葬り去られてしまうけど、そもそもそういう曲でしょう。アバドを既成概念で批評してはいけない。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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うーつん | 東京都 | 不明 | 2013年05月25日
バーンスタイン盤で聴きなれてしまっているためか、さらっとした感じに聴こえてしまう。とはいっても内容が薄いわけではない。いろいろな音がベルイン・フィルによってはっきりと聴こえてくるのが凄い。バーンスタインが男泣きに泣く様を見せつける演奏とするなら、アバド盤は一滴涙が流れるシーンをきれいな映像で描きだすような・・・。明瞭に、整然と演奏が「死」に向かって進んでいく。その先にあるであろう「死」もアバドにかかると暗い冥府へ沈むものではなく、光の中を昇っていくような印象に変わっていくように感じた。個人的にはバーンスタイン盤(ACO盤&BPO盤)の方が好きだが、こういう演奏もいいものだ。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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徳力 | 東京都 | 不明 | 2008年01月14日
アバドのマーラーは総じて極端な感情移入が少ない。昔はもの足りなく感じたが、時代が違う。個人的にこれは最高評価としたい。おそらく彼は家柄も良く品位があるのではないか?それが演奏に表れるような気がする。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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エステ荘の噴水 | 岩手県 | 不明 | 2010年04月08日
購入して早速にかけてみたところ、冒頭の第2Vnが左のスピーカーから出てきたときは驚きました。VPO盤では両翼配置だったのに当録音ではVnを左側に寄せています。以来8年間、この事実について言及した文章はみたことがありません。なぜ変えたのでしょうか? 私の推測では、長い時間をかけてじっくり録音してきた「全集」はいわば論文。一方、一気に録音するBPOとの当該ライブ・シリーズはいい意味で開き直り。(6番での順番変更も含め)どっちで演奏したってすごいんだから。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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狸谷山 | 京都 | 不明 | 2005年04月30日
白眉は第1楽章だと思う。新ウイーン楽派から光を当てたウイーンフィル盤から、アバドは確実に、でもほんの少しだけロマン派よりに移行している。それはベートーヴェンで古楽的解釈を取り入れた流れと、軌を一にするもの。作曲当時その曲がどのように受け入れられたのか。そしてその解釈が現代という時代でどのように通用するのか。学究の成果はすばらしい音楽に結実している。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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アントン-ミントン | 横浜市瀬谷区 | 不明 | 2004年11月26日
アバド時代のベルリンフィルを代表する名盤といえるでしょう。若さあふれるラトル盤もいいですが、気品の中にも熱いものが満ちたこの演奏もいいです。Applauseまで入れて80分を超える収録時間なのに、1枚のCDに収められているというのも良心的です。これだけのネーム・バリューがあれば2枚組でも十分売れるはずなのに。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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オタク | 大阪 | 不明 | 2004年08月31日
この曲の決定版のひとつだと思います(決定盤?)。やわらかく鋭い響き。第一楽章の冒頭からすぐに音楽に引き込まれました。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ななしさん | 岡山県 | 不明 | 2003年04月24日
やっとこの盤で9番という曲が分かった様な気がします。全体を通して何か異様な緊張感に満ち溢れ一種、凄みを感じさせるアバド。そしてカラヤン時代より更に技量、アンサンブル共に磨きが掛かり生命力に満ちあふれたBPOがそれを支える。録音も全く不満のなく素晴らしい。現代マーラー演奏の頂点に立つ大名演だと思いますしこのコンビで再度全集を作って欲しいものです。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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カズニン | 東京都 | 不明 | 2013年11月17日
ウーム、美しい。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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