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ヘンデル(1685-1759)

CD 『アレッサンドロ』全曲 ペトルー&アルモニア・アテネア、ツェンチッチ、レージネヴァ、他(2011 ステレオ)(3CD)

『アレッサンドロ』全曲 ペトルー&アルモニア・アテネア、ツェンチッチ、レージネヴァ、他(2011 ステレオ)(3CD)

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    クラッシック大好き  |  愛知県  |  不明  |  2013年05月08日

     最近入手したヴィヴァルディの『ファルナーチェ』でのチェンチッチ、ゴーヴァンの素晴らしさから、即座にこのヘンデルを購入。実はヘンデルは全曲盤を50種は購入し、聴いています。この曲の成立史を聴く前に整理すると、ヘンデルがスターである一人のカストラート、一人の看板プリマ、新規の美貌で人気の歌手のデヴュという背景の中で、脚本内容も歌うアリアと二重唱の数、折り込まれた作曲技巧ともに、この3人の力を均等に、如何なく発揮させるれ必要がこのオペラにあったということです。セネジーノ=アレッサンドロ=チェンチッチ、クッツオーニ=リザウラ=ゴーヴァン、ファウスティーナ=ロッサーネ=レージネヴァという関係になります。(二人の女性は脚本で恋敵の関係!)従って、この3人の歌が如何に、声質、表現形式において、個性の発揮された歌唱と演奏になっているかが、この歌劇鑑賞のポイントだと思います。その意味で、この録音ほど、ヘンデルの歌劇の過激なまでの官能性を味わえるCDはありません。歌手の選定は最高のものです。以前に名盤の誉れ高い、クイケン指揮の録音での演奏の様式性や統一性も素晴らしいのですが、今回のペトルー盤は3人の主人公の声質の多様性と個性と共に、バロックの自由さと愉悦があり評価したいです。

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    baroque mania  |  広島県  |  不明  |  2013年01月05日

    第一級の歌手及びオーケストラ共にすばらしい演奏です。タイトルロールを歌ったチェンチッチの他ゴーヴァン、レージネヴァいずれも評判通りで耳を十分楽しませてくれます。また、オケについては、よく訓練されて音が揃っているため、時折みられるような古楽に関して未熟な演奏ではありません。指揮者ペトルの経歴についてはよく知りませんが、各楽曲で採用した的確なテンポとアーティキュレーションにその非凡さを示しています。指揮者の才能はその採用するテンポに現れると日頃から感じています。往々にして指揮者は劇的効果を出そうとして早いテンポとゆったりしたテンポとの間に極端な差を付けたがる傾向がありますが、これは全く逆効果で両者の間には頭で考えるほど速度の差はありません。ペトルはよく分かっており聴いたときに最も心地よく聞こえるテンポを採用しているので、聴いてて本当に気持ちがいい。なおチェンチッチは今大変人気のカウンターテナーですが、歌唱力については残念ながら絶賛するまでには至らないというのが正直な感想です。理由は、その声の輝かしさにも拘わらず正確さの点で音程と音価が両方共に微妙にずれているため、特に器楽曲的パッセージで弱点となっており、非常に惜しまれます。総合的にはヘンデルの多彩なアリアを配した楽しい作品です。

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