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チャイコフスキー(1840-1893)

SACD 交響曲第5番、『スペードの女王』序曲 キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団

交響曲第5番、『スペードの女王』序曲 キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団

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    DG  |  埼玉県  |  不明  |  2016年07月09日

    昔(30-40年前?)、NHK-FMで放送されたキタエンコ&モスクワフィルのこの曲の演奏(たぶん何かのライブの録音放送だったのだと思います)を、当時まだテープの時代でしたが、録音して繰り返し聴き、その演奏が私にとってのこの曲のスタンダードになりました。 CDの時代となり、ほかの演奏家の方々のこの曲のCD録音を拝聴してきましたが、常にキタエンコ&モスクワフィルのあの演奏と比較してしまい、そのせいか、なかなか私のツボに嵌る演奏(CD)に出会えず、肝心のキタエンコ&モスクワフィルのCDは探しても見つからないので、最近はカラヤン&ウィーンフィルの演奏をCDでよく聴いていました。 が、昨年、このキタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の新譜を見つけ、即決で購入し聴きました。まさに、当時のキタエンコ&モスクワフィルの演奏をなぞるかのようなキタエンコ解釈に「コレだ!!」と大満足でした。それでもたぶん、流麗で美しく少し落ち着いた魅力のキタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団盤に対し、あのキタエンコ&モスクワフィルの力強くかつ若い憂いとでも云うのか憂愁さをも兼ね備え、そしてロマンチックな響きで魅了したあの演奏とは、また少し異なるのです。 この盤はもちろん、私の中のチャイコフスキー5番においての最高の名盤CDですが、キタエンコ&モスクワフィルのあのNHK-FMで放送された演奏を、できればもっとよい音質で、また聴いてみたいものです。

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    五色三毛  |  岡山県  |  不明  |  2014年09月17日

    キタエンコ、いい指揮者になったなぁ・・・。長生きして頑張ってほしい(感涙)。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年02月05日

    キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団によるチャイコフスキーの交響曲チクルスの第3弾の登場だ。既発売のマンフレッド交響曲や交響曲第6番は、キタエンコの円熟を感じさせる素晴らしい名演であったが、本盤におさめられた交響曲第5番も、それらに勝るとも劣らない素晴らしい名演に仕上がっていると高く評価したい。キタエンコによる本演奏のおけるアプローチは、マンフレッド交響曲や交響曲第6番と基本的には変わりがないと言える。かつてのモスクワ・フィルの音楽監督時代においては、いかにもロシア風のあくの強さを感じさせる演奏を行っていたが、ヤンソンスやプレトニョフなどにも共通していると思うが、その演奏にはより洗練度が増してきたものと思われるところだ。キタエンコがそのような洗練された演奏を行うようになったのは、ドイツに拠点を移し、フランクフルト放送交響楽団やケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団などを指揮するようになってからであり、いい意味で円熟の度を増してきたと言ってもいいのかもしれない。マンフレッド交響曲や交響曲第6番と同様に、本盤の交響曲第5番においても、キタエンコは、楽曲を精緻に描き出していくという純音楽的なアプローチを施しており、正に全体として洗練された装いが支配していると言える。もちろん、そのように評したからと言って、キタエンコの演奏が安全運転に堕した凡庸な演奏に陥っているわけではないことに留意しておく必要がある。テンポはややゆったりとしたものとなっており、スケールは雄渾の極み。そして、ここぞと言う時のトゥッティにおけるパワフルな演奏(特に、第1楽章中間部、終楽章の展開部や終結部)は、いかにもロシアの悠久の大地を感じさせるような壮大な迫力を誇っており、ドイツに拠点を移してもキタエンコに今なお息づくロシア人としての熱き魂を感じることが可能だ。第2楽章などにおける心を込め抜いたロシア風のメランコリックな抒情の表現にもいささかの不足もなく、第3楽章のワルツの美しさには抗し難い魅力に満ち溢れていると言える。また、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の重心の低いドイツ風の重厚なサウンドも、本演奏に奥行きと深みを与えている点を忘れてはならない。いずれにしても、本演奏は、前述のようにキタエンコの円熟とともに、今後のキタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団によるチャイコフスキーの交響曲チクルスの続編に大きな期待を抱かせる素晴らしい名演に仕上がっていると高く評価したいと考える。併録として、チャイコフスキーの最晩年の傑作歌劇である「スペードの女王」の序曲がおさめられているが、これまた正攻法のアプローチによる素晴らしい名演だ。そして、本盤で素晴らしいのは、マルチチャンネル付きのSACDによる極上の高音質録音であると言える。昨年より、大手レコード会社がSACDの発売を積極的に行うようになったことから、SACDに復活の兆しが見られるところであるが、その殆どはマルチチャンネルが付加されていないところである。本盤のようなマルチチャンネル付きのSACDによる臨場感溢れる鮮明な高音質を聴いていると、あらためてSACDの潜在能力の高さを再認識させられるところだ。いずれにしても、キタエンコによる素晴らしい名演を、マルチチャンネル付きのSACDによる極上の高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したい。

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