トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > ブラームス(1833-1897) > 交響曲全集 カラヤン&ベルリン・フィル(1980年代)(2CD)

ブラームス(1833-1897)

CD 交響曲全集 カラヤン&ベルリン・フィル(1980年代)(2CD)

交響曲全集 カラヤン&ベルリン・フィル(1980年代)(2CD)

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (7 件)
  • ★★★★☆ 
    (4 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:11件中1件から11件まで表示

  • ★★★★★ 

    まここ  |  岐阜県  |  不明  |  2021年03月21日

    個人的見解では、この録音は色々な意味で非常に深い価値を有するものである。。風圧を感じるような、せきを切って音の滝が流れ出すような1楽章冒頭といい、大パイプオルガンの咆哮のような4楽章コーダの圧倒的なコラール再現といい、まるでブルックナーの大交響曲のように聞こえる超重量級の1、4楽章、香るような音色で無限に音楽がうつろい、うねる2、3楽章、これら全てが、このコンビの30年もの共同作業によってはじめて可能となったものであり、つまり、カラヤンも数十年ベルリンフィルと付き合いつつ老境に達してはじめてこのような音楽を生み出し、ベルリンフィルも、残された録音等、他のどの指揮者ともこのような音や音楽は成し得ていない。そしてここでのベルリンフィルは、通常よく使われるのとは全く異なる次元で、本当に文字どおりカラヤンの手足になりきって間然するところが無く、又、この演奏は、Vn〜シュピーラー、Ob〜シェレンベルガー、Fl〜ブラウ、Cl〜ライスター、Timpani〜フォーグラー(初出時から音と演奏で確信していたが、同時収録の映像で確認可能)、・・と、主に70年代以降のカラヤン時代を支えたベルリンフィルの名手たちが、この類い稀な演奏の実現に最高に寄与していることが強く感じられる。 さらに、この演奏は、テンポ、表情、ニュアンスなどの全てにおいて人為的な匂いが全くせず、音楽はあたかも刻々と移り変わる大自然の諸相の如くのように感じられる、という意味でもこの曲の膨大な録音音源中ではもちろん、広くクラシックのオーケストラ曲の録音音源中でも他にあまり類例の無いものであると思う。。さらに加えて、この音源は、カラヤン時代の、フィルハーモニー大ホールにおけるベルリンフィルの最優秀録音の5指(あるいは3指か?)に入ると個人的に思うほどの、驚くべき音と音楽が捉えられた、 G.ヘルマンス渾身の超絶名録音でもあると同時に、上記のような希有の演奏内容で、カラヤン×ベルリンフィルの全録音中、やはりベスト3〜5に入ると個人的には言いたい!(個人的にはベストワン!)。。私は、1987年の10月1日にこの音源を入手して初めて聴いた時の驚きと感動の時間を未だに忘れられないでいる。さらに、初出時の、ブックレットの抽象画?(Holger Matthies)の、なんとも言えない幽玄な色合いが、この曲と演奏によく似合っているように感じるのは(ブックレットのデザインは、4曲それぞれ色合いだけ微妙に違うが、この1番が特に美しいと個人的に思っているが、初出・再発全ての1番日本盤ブックレットが、やや劣化したコピーのような画質なのが残念)私だけであろうか?。 以下、他の3曲について簡潔に。2番は、演奏の内容レベルの高さは1番に劣らないが、どうしても演奏者と曲との相性という面で1番の方がずっと上回るように聞こえてしまうのは致し方あるまい。録音も1番に劣らず最高。3、4番は名演ではあるが、当時のカラヤンの体調の難しさが、オケの統率・コントロールに影響しており、個人的にせめて87年中に録音されていればと思ってきた。又、私見では恐らくティンパニがフォーグラーではないのも影響があったと思う。録音も1、2番に劣る。。星5個は1、2番に対して、3、4番は星4個だが、個人的には1番は星50個!くらい付けたいというのが偽らざる気持ちであるが、それは私個人の気持ちであるとしても、「カラヤン×ベルリンフィルってそんなに凄かったの?」という問いかけに対する最良の回答音源の筆頭であることは間違いないだろう(又、88年秋のロンドンライヴ(テスタメント)は劣らずの出来かと思うが、同年春の東京ライヴはこれに劣ると思っています)。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    じゅんとねね  |  北海道  |  不明  |  2019年10月01日

    このCDを聴くと、ブラームスの交響曲はやっぱりベルリンフィルであり、その最強のパートナーはカラヤンだと痛感させられました。重厚なこの演奏がやっぱり好きです。70年代のと比べるとこちらがデジタル録音のせいもあってか、迫力といい、繊細さといい数段上のように感じました。数ある名演の中でも、ひときわ大好きです。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    となりのドロロ  |  神奈川県  |  不明  |  2012年08月15日

    1回聴くと耳について離れない。空前絶後のブラームス。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年09月04日

    本盤におさめられたブラームスの交響曲全集は、カラヤン&ベルリン・フィルによる3度目の、そして最後のスタジオ録音である。それだけでなく、数多くの様々な作曲家に係る交響曲全集のスタジオ録音を行ってきた、史上最高のレコーディング・アーティストであるカラヤンによる最後の交響曲全集にも相当する。3度にわたるカラヤン&ベルリン・フィルによるブラームスの交響曲全集の中でも、最もカラヤンの個性が発揮されているのは、1977〜1978年に録音された2度目の全集であると考えられる。というのも、この当時はカラヤン&ベルリン・フィルの全盛期であったと言えるからだ。分厚い弦楽合奏、ブリリアントなブラスセクションの響き、桁外れのテクニックをベースに美音を振り撒く木管楽器群、そして雷鳴のように轟きわたるティンパニなどが、鉄壁のアンサンブルの下に融合し、およそ信じ難いような超絶的な名演奏の数々を繰り広げていたと言える。カラヤンは、このようなベルリン・フィルをしっかりと統率するとともに、流麗なレガートを施すことによっていわゆるカラヤンサウンドを醸成し、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマを構築していた。当該2度目の全集においても、かかる圧倒的な音のドラマは健在であり、どこをとってもいわゆるカラヤンサウンドに覆い尽くされた圧巻の名演に仕上がっていたと言える。これに対して、本盤の3度目の全集においては、カラヤンの統率力の衰えは隠しようもないと言える。1982年に勃発したザビーネ・マイヤー事件によって、カラヤンとベルリン・フィルの間には修復不可能な亀裂が入るとともに、カラヤン自身の著しい健康悪化も加わって、カラヤン&ベルリン・フィルによる演奏に、1970年代以前のような輝きが失われるようになったからだ。したがって、いわゆるカラヤンの個性が全開であるとか、はたまたカラヤン&ベルリン・フィルによる圧倒的な音のドラマの構築と言った観点からすれば、第1番などには全盛期の豪演の片鱗が感じられなくもないが、前述の1977〜1978年の2度目の全集と比較するといささか劣っていると言わざるを得ない。しかしながら、本演奏には、死の1〜3年前の演奏ということもあって、枯淡の境地を感じさせるような独特の味わいがあると言えるところであり、このような演奏の奥行きのある味わい深さと言った点においては、カラヤンによるこれまでのいかなる演奏をも凌駕していると言えるだろう。このような奥行きのある味わい深さは、カラヤンが最晩年に至って漸く到達し得た至高・至純の境地であったと言えるのかもしれない。音質は、従来盤でも十分に満足できるものであると言えるが、数年前にカラヤン生誕100年を記念して発売されたSHM−CD盤がより良好な音質であった。もっとも、カラヤンによる最晩年の至高の名演でもあり、今後はシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    TKOクラシック  |  神奈川県  |  不明  |  2011年07月18日

    「カラヤンの演奏には精神性がない」とか言われますが、何が精神性かわかりませんが、ブラームスは良いのではないでしょうか。高速ベートーベンは賛否分かれるところですが、この濃厚なブラームスは気に入っています。私の年代的なものか、カラヤン、ベームあたりを聴くと満たされるんですよね。

    17人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    ぴゅうたん  |  東京都  |  不明  |  2010年02月24日

    大地を揺るがすような1番の冒頭から人生の諦観を思わせる4番まで一気に聴かせました。昨今の時流を反映した現在のベルリン・フィルとは違い重心のしっかりした音で、何より中域の充実ぶりはこのコンビならでは。聴いているこちらも所々で思わず力が入ってしまいます。やはりブラームスはこういう音、演奏で聞きたいです。

    18人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    古渡 弁蔵  |  函館市  |  不明  |  2008年10月19日

    確かに厚化粧したブラームスですが、私は感動しました。誰が何と言おうと、こうした演奏があるからクラシック音楽は楽しい。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    J.O.  |  東京都世田谷区  |  不明  |  2008年02月26日

    例えて言うなら高カロリー食。肉汁溢れるハンバーグステーキに、コッテリ特製デミグラスソースをタップリかけたカラヤン定食。はい、どうぞ。お腹一杯!もう許してご馳走様!といった感じ。 でも、このコッテリ感が堪らなく好きです(笑)。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    デーブ  |  仙台  |  不明  |  2003年06月24日

    まさに、きらびやかな演奏。カラヤン+BPOの絶頂期の録音だけに、いまとなっては貴重な存在といえる。整いすぎていて、好き嫌いがはっきりしすぎという向きもあろうが、これもまた、カラヤンの芸術です。全集としても手ごろで嬉しい。ただし、「これがブラームスだ」とは言いがたい・・・。ファンでなくとも一聴の価値有り。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    コーキロマンハ  |  神戸市  |  不明  |  2003年03月30日

    ブラームスだなあ、と感慨をもっては聞けません。やはりカラヤンは総花的過ぎて合う合わないがはっきりしているようです。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    fuka  |  横浜  |  不明  |  2001年10月18日

    そういえばどこをとっても彼の音なんですよね。現在ではもう個性的演奏の範疇にはいってしまうのかもしれません。しかしどの曲も曲の良さがすごく伝わってくる名演奏だと思います。結局すべてにおいて彼の意図はそこにあったのではと考えています。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:11件中1件から11件まで表示