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マーラー(1860-1911)

SACD 交響曲第5番 インバル&チェコ・フィル

交響曲第5番 インバル&チェコ・フィル

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    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2013年09月29日

    高い評価が多いですが、やや微妙なものを感じましたので、その印象を書いてみます。インバルさんの第5番は、FRSOで2回、ベルリンドイツ響とで1回、実演も聴き、これまでのディスクも聴き、どれもみな素晴らしい演奏ばかりでした。指揮者もオケも一体となってこの大曲に正面から向き合って真剣に取り組むという姿勢が強いものだったように思います。この演奏はそれらとやや趣を異にして、「余裕」と言えばいいのでしょうか、アグレッシブな姿勢よりも悠然と構えた感じ。マーラーの音楽とともに悩み苦しみ呻き揺れ動くのではなく、あたかも神が下界の人間どものあくせくする様を眺めるような、「上からインバル」というところでしょうか。こういうスタンスの演奏ではバルビローリさんもそうでした。チェコフィルの独自の音色感にも支えられ、お大尽のマーラーが出来上がりました。再度聴いてみて、名演とかいう語で表現されるものではなく、今のインバル&チェコフィルの境地を示すそういう演奏になったかなあといふ印象です。個人的には、この曲にはもっとパッションとロマンティックが欲しいので、やや減点。録音は優秀。

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  • ★★★★☆ 

    恐怖のタヌキ男  |  不明  |  不明  |  2011年08月12日

    インバルとチェコ・フィルとの初顔合わせであり、インバル、フランクフルト時代とは大きく変わり、劇的で、もちろんやり過ぎではないマーラーで、全体に緊迫感がみなぎっており、壮絶で、ドラマ性の強いマーラーであり、マーラーの音楽が他の作曲家と根本的に異なっていることを理解しているインバルによる大変な名演です。インバルとチェコ・フィルで他の曲も聴いてみたいものです。

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  • ★★★★☆ 

    七海耀  |  埼玉県  |  不明  |  2011年03月08日

    マーラー自身、「三重の意味で故郷を持たない」とか何とか自分の事を言っていたと思います。そういう意味では「本物」云々という発言自体妙です。アメリカ人は、よくニューヨークフィルを世界を代表するマーラーオケの一つみたいに言いますが、ヨーロッパの人はあまりそうは思っていないのではないでしょうか。VPOやACOこそがマーラーオケだと言いたいかもしれません。ですが、VPOはマーラーの演奏歴が長そうに思えますが、実際はそうでもないようです。何より、世界で初めてマーラーの4番が録音された場所は日本です。あるイギリスの批評家が、この事実を指して、“a rum affair”(奇妙な事)と呼んでいました。でも、近衛と新響の4番と、フリードの2番を較べてみると、少なくとも私には、どっちもどっちというレベルに聞こえます(まあ、正確な評価は難しいほどに録音がアレですが)。アメリカ人が、フィードラーやバーンスタインが演奏したガーシュインとかを「本物」と称するのはなんとなくわかりますが、今や、ベートーヴェンを「我らの音楽」と称する人は、余程ナショナリスティックなドイツ人くらいでしょう?マーラーも、21世紀の今日、それほどに脱中心化しているのだと考えれば、インバルの発言こそ、ある種の辺境意識と言えなくもないです。チェコフィルとインバルのマーラーなら、それ相当には良いでしょうけれど、「本物」という言葉を使ったからには、当然、その対概念として「偽物」が想定されているわけでして。EXTONの録音は、今海外市場に乗っている筈なのですが、日本のオケのものも流れているのでしょうか。それとも、流しても売れないのでしょうか。欧米での評価を聞いてみたいと思うのですが。それこそ、一連のインバル・都響のマーラーシリーズの評価です。かなり高水準だと私は思うのですが。「本物」か「偽物」かはともかく。

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  • ★★★★☆ 

    TMO  |  東京都  |  不明  |  2011年03月06日

    チェコフィルとのマラ5、素晴らしいでしょう。プリンシパルコンダクターなら、もう少し都響への配慮が欲しかったところですが、インバルほどの指揮者ですから、それが都響の真の評価だと思います。世界に冠たるマーラーオケと言っても、欧米ではほとんど名すら知られていませんしね。個人的に都響はいいオケだと思いますが、どういう特色のオケかと聞かれると困ってしまいます。その点チェコフィルは色を持ってます。ただ、国や市民がオケを育てようとする土壌や伝統がない日本で、リストラと闘いながらいい音楽をするのは大変なことです。都響のコンサートへ行きましょう。

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