マーラー(1860-1911)

CD Sym, 4, : Boulez / Cleveland O Banse(S)

Sym, 4, : Boulez / Cleveland O Banse(S)

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2011年08月28日

    ここんとこいろんな指揮者でこの曲を聴きましたので、アプローチの違いなど、はっきりと感じ取れます。ブーレーズのこの演奏、意外にも精妙な「歌」にこだわった、メロス志向が前面に出たものとなりました。あ、でも、そう言えば、第8番でも同じようなアプローチだったな。妙に理屈をこかず、マーラーの叙情性に素直に従った、そんな演奏で、これはこれで結構ではないでしょうか。但し、嫋々と歌うのではなく、ポルタメントにこだわりながら、やや細身の歌を聴かせます。クリーヴランド管弦楽団、見事な優秀性を誇示しております。バンゼの歌は特に何もなし。総じて、大変な高水準な演奏ですが、聴き手を酔わせ引き付ける魅力に欠けるという感は否めません。なので、ちょっと辛い点をつけておきます。ぜいたくな悩みではあります。

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  • ★★★☆☆ 

    shef  |  u.  |  不明  |  2008年01月27日

    マーラーの音楽に何を求めるか、これで評価が分かれそうな演奏だった。ハイティンク/BPOのマーラーと通じる要素が多分にある設計思想。流麗で客観的。透明感があり、マーラー特有の多旋律や複雑な構成を詳らかにするような、いわば解剖学的アプローチ。それはそれで楽しめるのだが、いかんせん馥郁たる香がない。ボヘミアの森を包む霧と闇がない。そして毒気がない。 個人的にはマゼールやホーレンシュタインの「おとぎ話(ex.グリムや宮沢賢治)を語るような」4番が好き。

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