Requiem: Bruggen / 18th Century O Netherlands Chamber Cho
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クラシカ | 福島県 | 不明 | 16/October/2014
98年3月の来日公演時のライヴ録音。テレビ放映されたそうですが、残念ながら当時は気付かずスルーしていました。公演そのもの、および放映された映像ではなく、あくまでこのCDに対してのレビューとなります。 ブリュッヘン/18世紀オーケストラの数々のモーツァルト演奏と同様、時代楽器を使っていながら非常に劇的で、哀感のある美しい演奏です。「モーツァルトは時代楽器で聴きたいけれど、時代楽器のレクイエムはどうも迫力不足で・・・」と感じている方に特にオススメ。「死者のためのミサ曲」とはいいながら、この曲は単に儀式的なものではなく、死を間近に控えたモーツァルトの最後の慟哭であったのだ、ということを如実に感じさせてくれます。4人のソリストも、オペラティックに走ることなく「合唱のなかでのソロ」を意識しているようで、この曲にはとても好もしく思います。「コンフターティス」の血を吐きのたうつような表現はとくに見事で、次の「ラクリモサ」へと続く流れには鳥肌が立ちました。曲の合間に典礼用のグレゴリオ聖歌が挿入されるというのが珍しいところで、これはライヴでは効果的だったと思いますが、CDとして見たときは好みが分かれる部分かもしれません。1 people agree with this review
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