ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、ラヴェル:ボレロ、他 ミュンシュ&ボストン交響楽団(1962年録音)(限定盤)
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2009年10月18日
フランス人でありながら、ベートーヴェンやブラームスなどのドイツ系の音楽を得意としたミュンシュならではの、フランスのエスプリよりは、重心の低い重厚さを全面に打ち出した名演だと思う。牧神午後への前奏曲の官能的で重量感溢れる響きは、あたかもトリスタンのような趣きであるし、夜想曲の雲のどんよりとした抒情と祭りのアグレッシブなパッションの大爆発の絶妙な対比。交響組曲「春」の緩急自在のテンポを駆使した描き方も円熟の極みであり、ミュンシュのパッションは、ラ・ヴァルスとボレロに至ってついに頂点に達する。こうして聴いてくると、カプリング曲の組み合わせも実に見事であり、ドビュッシーやラヴェルの有名曲を抜群の名演で味わうことができる名CDと言うことができるだろう。Blu-spec-CD化によって、音質のグレードがかなり向上したのは嬉しい限りだ。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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