交響曲全集 ラトル&ベルリン・フィル(3CD+2DVD)HQCD仕様
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ギオロンのためいき | 山梨県 | 不明 | 2009年08月16日
ラトルの今までとは異なる意外な一面を見るような感じだ。でも、最高にイイ! 暴れ馬のBPOを上手く御していると思う。2ndヴァイオリンとヴィオラの位置を入れ替え、1stと2ndのヴァイオリン同士が向き合う対面型の編成は何か効果を狙ってのことだろうか。ちなみにコンマスだが、1番;安永(トップサイドにブラウンシュタイン)、2番;ブラウンシュタイン(トップサイドに安永)、3番&4番;シュタヴラヴァ(トップサイドに安永)。日本人団員に関しては清水、町田両女史も全曲に出演。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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finegan | 東京都 | 不明 | 2009年08月16日
ブラームスをこんなにもアグレッシブに演奏した指揮者を僕は知らない。なかでも2番の終楽章がこれほどリズミカルに且つエネルギッシュに解釈できるとは想像だにしなかった。もっとも、もう少しブラームスの精神的な陰影を出してほしいとは思うが。ただし、コントラバスについて強弱などの豊かな表情をよく録れるように演奏していることに感動。 ただ、皆さんとは違って、音の歪み、特に強奏時の音の混濁が非常に気になる。HQCDだというのに、いったいどういう理由なのだろうか? 製盤時のミスだろうか? このため、★一つ減点。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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閑人 | 岡山県 | 不明 | 2009年08月12日
まさしくベルリン・フィルのブラームスに期待していた音が、完璧に収められていますね。特に1番と4番がよかった。本当はSACDで出して欲しかったが、商売や権利の関係でEMIには無理なのでしょう。まあそれでも相当な出血サービス5枚組というところで。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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tantris | 山形県 | 不明 | 2009年08月11日
1番のできは本当に素晴らしい。ヴァイオリンが対抗配置で離れていながらなお一体感のある?素晴らしいアンサンブル。同じレイアウトでもアーノンクールやティーレマンの落ち着いた演奏とは対照的で、饒舌でインティメートな演奏です。2番もまずまず。しかし問題は他の仕上がりで、フレージングなど完成度がイマイチ。全体のプロポーションがばっちり決まっていないのに、些末なところがやたら凝っていて、これは近年のラトルの悪いとこそのまま。3・4番は譜読みだけじゃうまくいかない難曲だと思いますが、1番なみに根気よく作り込んでくれれば最高の全集の一つになったはず。なんでも一度に出せばお得で売れるだろうとの意図か知らないが、EMIはレコーディング体制をもっと考えてほしいものだ(ついでに言えばDVDも私には不要)。よって前半2作品は最高の部類、後半2作品は現在工事中と思います。DVDは見ていません。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 2009年08月10日
2008年のライブ録音でのブラームス交響曲全集、特に私はBPOなので第1番に注力して聴きましたが他のレビユーの方にもありましたがカラヤン、アバドの後のBPOサウンドはこの曲を聴く限り健在・・・演奏は勿論少し彼らと異なりますがBPOのインターナショナルな重厚感を秘めつつスッキリとまとめた仕上がりです、この第1番第1楽章は慣例に従って反復提示はしておりませんのでトータル45分のタイムはマァマァ、こういう感じで全体見通しの良さ万全での無難さが漂ったイメージがつきまといライブ故の面白さには・・・例えば最終楽章の詰めなど「見え」をきって欲しいといった・・・満点とは行きませんでした。もう少しガッチリさが加われば1959年録音のケンペ/BPOの第1番演奏(私が大好きな演奏)に近づいたかもしれません?・・・最近の演奏スタイルからしたらこんな調子でもいいのかも・・・。いろいろDVDとのセットとか商品種類があるようですがそれは好みに合わせてチョイスすることになるのでしょうがラトルの「追っかけ」でなければちょつと一括つきあうのはシンドイかも?とにかくBPOは安永氏や今後の樫本氏の頑張り次第の処も祈念して素晴らしいランクとします。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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あやぽんさん | 東京都 | 不明 | 2009年08月09日
BPOらしくとても重厚感のある聞き応えのあるセットです。「斬新」とか「目新しい」ということとは距離をおき、BPOのブラームスを期待通りに聞かせてくれたものです。録音もよくとてもすばらしいです。 個人的な印象としては、聞いたり見ている間はとても満足できるのですが、CDとDVDをすべて聞き終えるとあまり印象に残らなかったのも事実です。ラトルさしさが全面に出ていないからかもしれません。ラトルの音楽を随所に感じるのは事実ですが、これは最新録音で聞くBPOのブラームスになっているからかもしれません。 巨匠と言われた往年の名指揮者たちがこのシンフォニーで残してくれた個性や「あく」のようなものとは志向が異なっておりますが、これはこれで十分ありだと思います。 最後にCDとDVDはできれば別々にしてほしかったです0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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さむ | 愛知県 | 不明 | 2009年08月09日
まず録音がすばらしい。HDCDのせいなのかCDは一音目から部屋の中がフィルハーモニーホールになりました。スピーカーの存在を感じさせず音場が両スピーカーの間に自然に広がり、奥行き感までしっかり表現されていました。奥行き感はさながら3D映像を見るようでした。弦楽や金管・木管の音色も非常にリアルでした。また、DVDも2chの音はいまいちでしたが、(これは再生機器がチープなせいもあります。)5.0chはそのチープな再生機器でもさながらホールにいるような臨場感でした。各楽器の音色も美しくなった様に感じました。マルチチャンネルの再生機器をお持ちの方は、ぜひ5.0chでお聞きになることをお勧めします。ベルリンフィルはカラヤンの60年代・70年代・80年代の3セットを持っていますが録音の良さもあって今回のラトルが一番のお気に入りとなりまた。送られて来たばかりなのにCD・DVDあわせて4回も聞いてしまいました。これで5000円でおつりがくるのはメチャ安だと思います。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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カバポチ | 神奈川県 | 不明 | 2009年08月08日
とりあえずDVDだけ全部視聴したが、ベルリン・フィルの威力の凄いこと、凄いこと!録音も抜群に素晴らしいので、ベルリン・フィルの輝くような透明なサウンドを満喫出来る。ラトルも表情豊かで、観ていても実に楽しい。全曲素晴らしいが、特に「2番」はラトルの十八番のようで最高だ。演奏後の聴衆の熱狂も凄い。ひとつだけカメラワークに苦言を。「1番」「2番」ではないが、「3番」「4番」では演奏中に天井や壁をしつこく映すシーンが多々あり感興を削がれる。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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カラヤン英雄 | 岩手県 | 不明 | 2009年08月08日
ラトルやベルリン・フィルの演奏シーンに惑わされることがないよう、CDから聴き始めて一気に1番から4番まで聴き終えた。率直な感想からいえば、ラトルの演奏は表面的な音の姿にとらわれ過ぎて、心に響いて人を感動させる情熱がみじんも感じられない!もし、まだお金に余裕があってブラームスの交響曲全集を、CDであれDVDであれ集めて音楽に感動したいと思う方は、DGより発売されているカラヤンのCDやDVDを購入する事をお薦めします。CDは’80年代に録音したもの,DVDは’70年代に収録したライヴ演奏です。いずれも国内盤がHMVより購入出来るはずなのでショッピング・サイトを検索してみて下さい。8人の方が、このレビューに「共感」しています。
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山形の髭熊 | 山形県 | 不明 | 2009年08月07日
今までと違う、新しいブラームス像ロマン派としてブラームスを見ていた人には、少し欲求不満が残るかも。ブラームスが新古典主義の音楽家と評される理由が理解しやすい解釈では無いでしょうか?作曲の技法上は古典的技法をよく理解し自分の新しい世界を切り開くために努力を惜しまなかった作曲家ブラームスの内面に注意した全く新しい解釈。録音もすばらしい!他の名指揮者と呼ばれる演奏家のどれにも当てはまらない新時代のブラームス音楽愛好家のわがままを言えば全集をもう一組ウィーンフィルと録音してほしいDVDではなくブルーレイディスクで聞き比べてみたいと思うのは、わがままでしょうか?今後のラトル氏の新録音から目が離せません。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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おたふくかぜ | 熊本県 | 不明 | 2009年08月06日
カラヤン、アバド、ジュリーニなどの演奏を彷彿とさせる骨太の巨匠風ブラームスである。ラトル独自の解釈があまり伝わってこないのは残念だが、4曲ともこれだけムラのない出来栄えなら、数多のブラームス交響曲全集の5指に入るだろう。録音も優秀。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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安曇野のカラヤン | 長野県 | 不明 | 2009年08月06日
このセットはやはりDVDでしょう。CDを全部聴いてからDVDを試聴しましたが、映像があるとやはり面白く、ラトルのオーケストラを尊重した指揮ぶりや、1番の安永さんのソロとか非常に見ごたえがあります。また、セカンドバイオリンが対抗位置にいるようですね。CDですと拍手はカットですが、DVDでは聴衆の反応も見ることができます。ラトルの指揮は2番などで強弱をつけてみたり多少は冒険?をしますが、基本的には安全運転の演奏。でも逆にベルリンフィルの弦セクションの響きの素晴らしさや、マイヤーのオーボエ、パユのフルートなど、木管楽器のアンサンブルの良さ、そして金管楽器の迫力も、現代のベルリンフィルという感じがします。過去のカラヤンやアバドのブラームスと違いますが(どちらかというとアバドに近い感じ)、これはこれでスタンダードなブラームスかと思います。国内版でDVD付きでこの値段ならお買い得ですが、是非序曲なども余白に入れて欲しかった。このコンビなら「ハイドンの主題による変奏曲」など聴きごたえあったでしょう。8人の方が、このレビューに「共感」しています。
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徳力 | 東京都 | 不明 | 2009年08月06日
さすが世界最高峰のオーケストラ。殊にチェロ奏者のアンサンブル、響きは素晴らしい。これまでも様々な全集を聴いているが、当盤は常にオーディオの側に置き、愛聴しそうな予感がする。個人的には、もっとブラームスの苦悩などが伝わる演奏を好む。これでは明るく、平和過ぎる。また、ラトルの持ち味であるもっと鋭い切り込み、アプローチを期待していたが、4曲とも安全運転、無難に終始しているのがもの足りなかった。その他、第1番、第2番とも終楽章の一番最後の音が貧弱、間延びするのが気になった。しかしながら、BPOは歴代指揮者それぞれ独自の音となり、進化はしていると思いました。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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京都 | 京都府 | 不明 | 2009年08月05日
DVDから全曲聴いてみました。音質も良く演奏水準も非常に高いと思います。DVDに関して言えば、少々ダイナミクスレンジが狭い気がしますが特に気にはならないでしょう。ベルリン・フィルはエモーショナルに良く動くので映像も面白く見ることが出来ると思います。また、誰が演奏しているか分かるのも嬉しいところです。 一方CDについてはダイナミクスレンジもDVDに比べ十分に広く、音質もDVDに比べて少しだけ違う気がしますが、再生機器も違うのでなんとも言えません。 演奏に関して言えば、従来の演奏に慣れている人には不自然に聴こえるかもしれない箇所は確かにありますが、多くの箇所ではナチュラルに呼吸しているような感じを出すのに効果的に働いていると思います。3番4番は感情的だという評もありますが、バランスや各声部にしっかりと配慮していて決して大雑把な感じはしません。 むしろ今までラトルは分析的で水準の高さが必ずしも感動に結びついていなかったので良い傾向であり、これからのラトルを期待させる演奏であると思います。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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kura-ota | 不明 | 不明 | 2009年08月05日
試聴と録音風景の映像の一部を見ました。録音は文句なしです。1番と2番は提示部の反復は未実行。3番はやっているようです。BPOのブラームスと言うと、カラヤンやアバドを思い出しますが、ラトルのブラームスは、どちらかと言うと、 バーンスタインやジュリーニのような遅めのテンポを基調に、必要に応じてテンポを速めるといったアプローチのようです。また、VPOと入れたCD(独奏はチョン)でも見せたような意外な箇所での独自解釈(演出)は、この全集でも見られます。3番第1楽章冒頭のモットーの確保時に突然デュミヌエントしたりと言った具合に、演出は随所に散りばめられているようです。 4曲の中では4番の出来が良さそう。4番が単品販売されたら買おうと思います。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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