幻想交響曲 マルケヴィチ&ラムルー管弦楽団
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karajan fan | 北海道 | 不明 | 2010年06月23日
まず弦楽器が余り上手ではありません。上手ではないと言う表現が正しくないかもしれませんが、音が立っている感じ。刺々しい。ブレンドされていない。ガサツな感じ。 弦楽器についてはこんな表現でしょうか。総じてヨーロッパの一流と言われるオーケストラの音になじんでしまっているリスナーには、あまり上手には聴こえないかもしれません。 しかし、これがヨーロッパのローカルな音色 と言われれば、それも許容範囲かな?と納得します。 また、曲全体としてフレーズの処理音が丁寧ではありません。これはマルケヴィッチの音楽の作り方のかもしれませんが、そうかと思えば、わりと粘着質的なボーイングをさせている場面も散見されます。 しかし、表現としてはグロテスクでサイコ的なものとなっており、ベルリオーズが付記したメッセージからイメージした幻想交響曲とはこのような演奏なのかもしれません。 当然、そのファクターとしてラムルー管弦楽団の音色や力量も含まれるので、小生のオケへの指摘が否定的な部分だけではないことを一言添えておきます。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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