ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

CD 交響曲第2番 プレヴィン&ロイヤルpo

交響曲第2番 プレヴィン&ロイヤルpo

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    盤鬼hmv11  |  福岡県  |  不明  |  2011年06月12日

    70年代中期のLSOとのセッション(EMI)に比べて精彩を欠く・覇気が失せたなどと揶揄され評価の芳しくない当盤ではある。かく云う小生にとってもアシュケナージ盤(DECCA)こそが現時点での最愛聴盤なのだが、時折このプレヴィン盤を無性に聴きたくなるからには何某かの美点が内包されているからに他ならないと認識している。確かに2度目のEMI盤と聴き比べると大変ゆったりとしたテンポ設定のように思えるが、タイムは第2楽章では殆んど同じ・第4で30秒・第1でほぼ60秒位・第3が最も遅くて90秒程度の遅れでしかない。全体で僅か3分余りの差の割には如何にも鈍重な感は否めず、小生も当初はその点が気懸りで今一歩踏み込めなかった。しかしながら、そもそも当盤とEMI盤とを同じスタンスで比較すること自体に無理が有るのではないか、と思うのだ。要はEMI盤の延長線上にあるところの補完的位置付けではなく新たな解釈の提示と見た方がいいのではないかと…。いわゆる「似て非なるもの」ということだ。彼とVPOやRPOとのセッションは何かと相性が良いように思えるが、一例としてRPOと1991年にAbbeyRoadStudioで収録された幻想交響曲が一聴に値する秀逸盤である(EMI:廃盤?、手持ちはEMIライセンスによるCarlton盤)。ところで話を録音へと移そう。録音品位そのものはEMI盤よりもDECCA・TELARC盤の方が格段に上位に位置すると思う。小生のセットで聴く限りプレゼンスの表出にも長けており後者の優位は明らか、よって楽音の微妙な綾・表情が克明に聴き取れるのである。DECCA盤は響き抜群のホールに名匠K・Wilkinson氏が携わり圧倒的に素晴らしい出来栄え、たゆたう音響空間に仄かに浮かぶ木管群の響きはこの上なく美しい。一方TELARC盤はJ・Renner氏にテクニカルアシストとしてT・Faukner氏がサポート、こちらは一層各パートの表情が細やかに捉えられており、いずれを好とするか、もはや感性の違いによる好き嫌いの領域としか言いようがない。

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  • ★★★★★ 

    遊悠音詩人  |  不明  |  2009年05月18日

    鮮やかな優秀録音!レンジの広さや奥行感はTELARCならではで、RCAやEMIには出せない音質だ。音質にご不満な方は、恐らくお手持ちのオーディオが膨大な情報量を処理し切れず、結果的に音がダマとなって聞こえてしまっているからではないかと思う。プレヴィンは、RCA初録音から一貫して、非ロシア的ながら洗練されたロマンティシズム溢れる演奏を披露してきたが、このRPO盤は先の二種類よりもより穏やかな目線で描いたものとなっている。ゆったりしたテンポで、丹念に丁寧に歌を紡いでおり、プレヴィンの円熟を感じることが出来よう。あたかも、そのままでも美味しいワインが、樽の中で充分に熟成され、芳醇な味と香りを湛えたかのよう。まさに、玄人好みの上質な演奏だ。

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  • ★★★★★ 

    水野哲行  |  愛知県名古屋市  |  不明  |  2008年04月22日

    テラークの録音は周波数レンジが広く、かつ音源から距離感があるので、小型ブックシェルフスピーカーや安物オーディオには適合しない。大型システムまたはスーパーウーハを併用すると真価を認識でき、あらためて演奏の質を堪能できるはず。これは旧録音より穏やかな「オトナ」の演奏だ。

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  • ★★★★★ 

    ゆこりん師匠  |  東京世田谷  |  不明  |  2005年03月16日

    プレヴィン先生のラフ2は洗練されているけど、よそよそしくない、気障じゃないところが大好きです。ゆっくりと湧き上がって滲みてくるような静かな情感。Telarc特有の奥行きの深い録音も成功していると思います。

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