交響曲第9番『グレート』 朝比奈隆&東京都交響楽団(1995)
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eroicka | 不明 | 不明 | 2012年11月21日
阪神大震災直後の東京でのコンサート。晩年の朝比奈先生の「グレート」はテンポが遅く、律儀に反復しているので、いつも1時間近くかかり、まるでブルックナーのようだった。特にこれは阪神大災害直後の演奏だけに、異様な緊張感が朝比奈先生とオケを一つにし、稀有な演奏へ昇華させている。この日に演奏された「未完成」はあたかも鎮魂曲のようだが、「グレート」は災害なぞに負けてたまるかとばかり、力を振り絞り気宇壮大な演奏を展開している。海外でももっと知られてよい名盤である。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2011年09月02日
期待通り、いかにも朝比奈先生の、気宇壮大な「グレート」。すべての楽章が一つ一つ固有のドラマと重みを以て展開され、全体の充実度は大変なもの。オケにやや粗さはありますし、もう少し個人技で「歌」を聴かせてくれるとよかったけど、ま、そのへんは気にせず、力のこもったこの演奏を堪能しましょう。まさしく、この世界は、「グレート」ですな。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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エーテルの風 | 長野県 | 不明 | 2011年03月01日
これは朝比奈隆の残した最良の録音の一つであり、彼のいい意味での1990年代を代表する演奏である。(ちなみに翌年の2月16日録音の同曲と比べれば、その似て非なる出来の違いに愕然となる) また数多くある「ザ・グレイト」の代表的名演と言って差し支えないだろう。スケールの大きさ、指揮者の意思の明確さ、そして、あるべきところに音がある正統的な演奏と言える。録音はややシャープさを欠くが、そこがまた「音符よりも精神性が前面に押し出ている」と言う意味でプラスに働いている。万人にも、マニアにも、そしておそらく朝比奈嫌いのリスナーに対しても、充分説得力のある名演だと思う。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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七海耀 | さいたま市 | 不明 | 2008年10月27日
これは、朝比奈の代表的名盤で、同曲でも5本の指に入れて良いと思う。生気溢れる光彩陸離たるスケルツォはまさに素晴らしく、これを聞くと、他のどの演奏も物足りない。フォンテックのDSDリマスタリングも素晴らしい。幕を取り払ったように、音がリフレッシュしている。それもミドルプライスでの再発売。最近、2800円する再発CDが矢つぎ早に登場し、あれもなにやら賛否両論だが、以前の半値でこの音に出来るならそれにこしたことはない。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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