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ブルックナー (1824-1896)

SHM-CD 交響曲第8番 ベーム&ウィーン・フィル(SHM−CD)

交響曲第8番 ベーム&ウィーン・フィル(SHM−CD)

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  • ★★★☆☆ 

    エステ荘の噴水  |  岩手県  |  不明  |  2018年12月04日

    60年代DGではヨッフムのブルックナー全集録音が進んでおり、またVPOもDECCA専属のためか、ブルックナーも得意なはずのベームの正規のスタジオ・ステレオ録音は、70年代になってからのVPOとの3番と4番(DECCA)、7番、8番(DG)だけです。60年代までの緊張感が高く引き締まっていると同時に堂々たる演奏から、70年代には、VPOを信頼しその自主性に委ね、ゆったりとした美しい音楽を志向していたようで、4曲のブルックナーの評価は「番号が若いほど好い(後ろほど緩い?)」というものでした。ブル8の演奏時間は80分超です。カラヤンやジュリーニ、ヴァントと比べて「時間かかり過ぎ」ではないのですが、聴かせどころを巧み設計したりしないベームの場合はどうしても“間延び”した印象が残ります。70年代に行われたブル8のライブ録音が何種か発売されていますが、いずれも演奏時間75分以下。いったい何が起こったのかしら? なお、ベームのブル8のサイトは投稿時点で2種あるようなので、両方に投稿します。悪しからず。

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  • ★★★☆☆ 

    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2013年11月01日

    ベーム&VPOといえば、VPOの長い歴史の中でも蜜月時代と呼んでいい最高の組み合わせとして世評が高い。確かに、モーツァルトの協奏曲や来日公演での《田園》など、屈指の名演だと思う。だが、このブル8はいただけない。VPOは縦の線を若干ずらすことでふくよかな音響を作り出すことで知られているが、それを斟酌してもアンサンブルが雑である。特に第4楽章のコサックの部分の弦の刻みとその他の楽器とのズレ具合が、「えっ?これが世界最高峰のオケ!?」というくらい雑。破綻寸前、いや、破綻そのものだ。黄金期のVPOとあろうものが、録り直し可能なセッションでこんな状態では情けない。ベーム&VPOのブルックナーは、編集痕が露骨な第4番や、やはりアンサンブルが雑な第7番とともに、凡演と呼ぶに吝かではないといえる。ただし、「極めてオーソドックスな解釈による極めて普通の演奏」という意味において、ファーストチョイスだろうから、その点を勘案してOKということにしよう。

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