『アリアーヌと青ひげ』全曲 ド・ビリー&ウィーン放送響、ポラスキ、ユン、他(2006 ステレオ)(2CD)
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夜死兎 | 和歌山県 | 不明 | 2010年05月13日
トスカニーニ指揮NBC交響楽団の録音(HISTORY 1947年3月2日)に感動したのが、このCDを購入するきっかけとなりました。とても美しくかっこいい曲で、ファンタジーの世界のような音楽に感じました。トスカニーニの録音は、21分ほどで曲が終わってしまいます。きっと、歌劇の抜粋なのだろうなと思いました。あまりにいい曲に感じたので、ずっとステレオ録音で歌劇全曲入っているCDを探していました。それから約4年、やっと見つけたのがこのCDです。早速手に入れました。第1幕が、最もいい曲に感じました。扉が開いて、宝石が主人公たちの目の前に広がる部分の音楽がです。トスカニーニ指揮のモノラル録音では聞こえなかった音が聞こえました。歌劇の全体的な感想は、「どちらかというと地味」だと思いました。作品の殆どが女性の歌なので、少し退屈に思いましたし、音楽もねっとり暗い箇所が多いように感じました。だから、あまり上演されないのかなと思いました。ド・ビリーの演奏は、もたついているように感じました。丁寧に演奏しているのかもしれませんが、地味さを助長しているように感じました。もっと若々しく演奏した方が、この音楽がいきるのではないかと思います。その点、やはりトスカニーニのように迫力があり、勢いのある演奏の方を私は好みます。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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