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チャイコフスキー(1840-1893)

CD チャイコフスキー、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 チョン・キョンファ(vn)、プレヴィン&ロンドン交響楽団

チャイコフスキー、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 チョン・キョンファ(vn)、プレヴィン&ロンドン交響楽団

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年01月22日

    1970年まだ少女の面影が残る印象的なLP時代のジャケットも懐かしいチョン・キョンファ22歳頃のプレヴィン/LSOバックの二つの協奏曲、私はLPで聴いていた者ですが当時韓国系の演奏家は珍しくこの後彼女の兄弟がぞろぞろ出だしたという覚えを持っていました。それはさておき先ずチャイコフスキーの方ですが演奏タイムが@18’51A6’24B9’36ととりたてた特徴はありませんが決してギスギスしないでゆったりした印象がありカデンツァもしっかり弾いているという感じで第2楽章なども甘さに浸らずやはり東洋的な片鱗・・・同じ東洋でも実はいろいろあるのですがマァ一括りすればということで・・・が見られるのでしょう。最近チョン・キョンファがジュリーニ/BPOと共演した1973年ライブ物が出ましたがそのタイムは@19’41A7’29B10’27と各楽章一分近く長くなっているのはジュリーニ有りきという感じですしずうっと下がって1981年デュトワ/MSOバックでは@17’52A6’28B10’14と回帰されているのも面白いですね。チャイコフスキー協奏曲は彼女の十八番になって来ていたのではないでしょうか。シベリウスの方も技巧は流石ですがやはり若いのに慎重さが先行という印象の演奏ですが第2楽章など語りかける様な処が素晴らしいです、演奏タイムは@15’26A8’09B7’22とこれも特段記することはありません。このシベリウスの伴奏ではティンパニーと管楽器のクレッシェンドとか後半クライマックスへの盛り上げは結構頑張っておりプレヴィンの指揮者スタートから間もない充実ぶりが垣間見れます・・・音の片寄った鳴り方というか気になった箇所がLPではありましたが・・・。結論的にはこの本盤両曲演奏に強烈な個性乃至若さから漲る発露を私はあまり聴けないのですがある普遍性を有した演奏盤としては素晴らしいものと思っております。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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