チェコ組曲、他 マーツァル&チェコ・フィル
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遊悠音詩人 | 埼玉県 | 不明 | 2011年11月20日
うっとりするほどの美演!《チェコ組曲》は、巷ではプラハ室内管盤を高く評価する傾向にある。何より廉価で本場の演奏を聴けるとなれば売れるのも当然だろう。しかし筆者としては、ポルカで顕著なように、粗っぽいヴィブラートにどうも馴染めないものを感じ、いまいち好きになれなかった。録音も、やや硬さが残るのが惜しかった。そんな折、EXTONで、しかもチェコ・フィルという当盤に期待を寄せたのは言うまでもない。早速聴いてみて、やはりアンサンブルはプラハ室内管よりチェコ・フィルのほうが数段上と感じた。何より弦楽器の艶が違う。もっとも、ノイマン全盛期の頃の渋味はやや薄れ、より洗練されたものに変わってはいるが、それを短所だとは私は思わない。むしろ、録音の優秀さも相俟って、どこまでも優美で気品ある演奏に仕上がっていることを評価したい。確かに、プラハ室内管に比べテンポは緩やかであり、見方によっては勢いに欠けると感じるかも知れない。しかし、チェコの抒情をたっぷりと節度を保って奏でるあたり、やはり抗い難い魅力がある。併録の《おとぎ話》などまさに秘曲というべきもの。ファンタジーとノスタルジーが融合した、何とも愛らしい佳曲である。殊にヴァイオリンのソロは絶品!0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Shio | 長野 | 不明 | 2008年10月06日
HQ−SACDの音質の高さには驚くばかりです。総額100万円にも満たない私の再生装置からでも、目の前で演奏しているような透明で感動的な音が聴こえてくるのです。演奏が納得できないと思われた方にお願いしたいのですが、ケーブルや電源などを最新のものに替えてSACDプレーヤーをお持ちでないならこの際買い換えて、聴きなおしてください。現在最高といわれるエクストンの録音技術が到達した高みがいかにすごいものか味わえます。演奏の印象も変わるかもしれません。「チェコ組曲」Polkaの美しさと豊かさは天国的という言葉以外は思い浮かばないです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Cakky | 笠間市 | 不明 | 2008年05月17日
ノイマン亡き後 さらにトランペット奏者 ケイマルの退団 名ホルン奏者ティルシャルの死去など 昔のチェコフィルを求めてしまうのは無理。でも間違いなく今の時代においてこの2曲をここまでうまく、美しく演奏できる指揮者 オーケストラはいないと思う。かつて旅したプラハを懐かしく酔いしれました。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Candide♪ | 神奈川県 | 不明 | 2008年02月01日
あたり一面に広がるボヘミアの田園へ導いてくれます。やはり、ドヴォルザークはチェコのオーケストラではないと本来の味が出ないものだと実感させられます。弦と管の絡み合いの愉しさと美しさは言葉では表現できません。惜しむべきは、弦のプルト数が少ないのと「チェコ組曲」第5曲のフリアントに勢いが不足することでしょう。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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フリッチャイマニア | 埼玉県 | 不明 | 2007年09月27日
マーツァルの指揮は(ミルウォーキーとの「わが祖国」もそうだったが)決してオケを力ませることなく、「自然体で歌う」ことに徹しているように感じる。その穏やかな語り口がこの2曲にはぴったりくるのだろう。「チェコ組曲」の終曲終結部などもう少し熱気が欲しい部分もあるが、これだけ穏やかで味のある演奏はめったに聴けるものではなかろう。チェコ・フィルの弦の美しさが印象に残る。限定盤のほうが音の美しさでは数段上だったが、通常盤でも演奏の素晴らしさは十分に堪能できた。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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