ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、フルトヴェングラー:交響的協奏曲〜アダージョ エトヴィン・フィッシャー、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
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遊悠音詩人 | 埼玉県 | 不明 | 2013年06月18日
正直申し上げれば、かなりミスタッチが散見される。勿論、戦時下の本番一発撮りのライヴに完璧を求めるだけ野暮かも知れないが、それを差し引いてもミスだらけだ。だが、それでも評価したいのは、第3楽章のロマンティシズムである。幽玄なる息遣いの中に、諦観が垣間見えるような、これぞブラームスというべき世界がそこにある。ここばかりは、バックハウスといえども及ばない。音質はさすがに限度があり、特に終楽章で揺れが顕著だが、絶美な第3楽章だけでも、この盤の存在価値は充分だ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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eroicka | 不明 | 不明 | 2013年01月21日
フルヴェンファンにはおなじみの音源。あちこちのレーベルから出ている。緩急自在なテンポと鬱蒼としたロマンと思索、そして戦時下の緊張…いまではもう聴かれない個性的な演奏だ。独裁体制の戦時下、みな命を削って音楽に取り組んでいた時代の記録で、こうした演奏は世紀を超えて語り継ぐべき遺産だ、マイクとの距離が悪かったのか、ピアノの音がffで割れているのだが、やはりこの盤でもオケのサウンドほど大きく改善できなかったのは致し方ないか。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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