交響曲第2番、大学祝典序曲 ヘルベルト・ブロムシュテット&ゲヴァントハウス管弦楽団
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M | 愛知県 | 不明 | 2022年02月25日
録音のせいか、コントラバスのピッチカートが増幅されて、曲に集中できない。オケの弦はゲヴァントハウスらしい音だが、マズア盤に比べると、マズア盤はやや粗めで立体感があり、こちらは滑らかで密度が高いが、やや平面的.聴感として、いつもの陽光が降り注ぎ、芳しい風の香りがしないのは何故。ひとつはところどころフレージングにおいて音符の長さが保たれていないところがある。ひとつは当曲の特長である、管楽器の音色が重厚すぎて曲にあまりあってないところがある。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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アベマ太郎 | 福井県 | 不明 | 2021年07月17日
交響曲第1番に続いて当盤も名演といえる!楽天的に過ぎず、悲観的でもない。いうなれば丁寧というか、真摯というかそんな印象を抱く。交響曲第3番の発売が待たれるところ。なお、大学祝典序曲も良い。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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てつ | 東京都 | 不明 | 2021年05月04日
このディスクを聞いてやっとわかった。ブロムシュテットが何を目指しているのか、そのためにどれだけ努力しているのかを。彼の名盤と言えばやはりドレスデンとのあの「第九」だろう。私もあの重厚長大というか、フルトヴェングラーが現代にいたら、おそらくああいう演奏をすると思い込んで愛聴していた。それの印象が強過ぎたのかもしれないが、ゲヴァントハウスとのベートーヴェンの全集は、なんか少し軽いなと思っていた。この前のブラームスの1番も同様。N響で聞いたブルックナーの9番は心底震撼したが、そのあとのエロイカは、やはり軽いと思った。作曲家によってアプローチが違うのかなとすら思い込んでいた。ところがこのディスクを聞いたら、最初から「あれ、良いじゃん」と思った。何が良いのか、スコア見ながら何回か聞いた。そして理解したのが、当たり前のことなのだが、巨匠は「スコア通り」の演奏をしようと全身全霊を傾けていたこと。余計にテンポは動かさない。私が軽いな、と誤解した違和感は「これだけ精緻なのに、インテンポを墨守する」ことにあった。ドレスデンとの第九のようなタメがないよな、もっと曲に合わせないと、なんて思い込んでいた私の感覚は誤りだった。だから巨匠はベーレンライター版を使いベートーヴェン全集を作ったのか。芸術は常に進歩しないとダメだ、現状維持は後退だ、という巨匠の矜恃が私はわからなかった。自分の無知を懺悔するほどこのディスクは凄い。スコアを読み切り全て表現しようとした巨匠。最近のベートーヴェンはどれだけ深読みしたかを競うような演奏が多いが、ブラームスではそれはいらない、とにかく書いてあることをやれば良い、というのがブロムシュテットの結論なのだろう。そう思って再度聞いたら、第一楽章のあの第二主題で涙が止まらなかった。スコア通りの中で限りない精緻を目指しつつ、テンポを犠牲にしないこの演奏だが、最後はちょっとだけ、タメてくれる。これがまた泣かせる。この曲はジュリーニとロスフィルを超えるものはないと思っていたが、そんなことはない。このディスクが一番である。これほど演奏に感謝したのは何年ぶりだろうか。巨匠、またひとつ学ぶことが出来ました。本当にありがとうございました。またの来日、心からお待ちしています。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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boss | 長野県 | 不明 | 2021年04月14日
巨匠と世界屈指のオーケストラの力量をまざまざと見せつけるような、圧倒的名盤の登場です! 弦楽アンサンブルの豊かな音色、強烈なフォルテから繊細なピアノまで、変幻自在に奏でられる管楽器群の妙技、ここぞとばかりに鳴り響くティンパニ、どの瞬間をとっても最高です!第一楽章終盤のホルンの惚れ惚れとする独奏は特に印象的です! 大学祝典序曲の輝かしい盛り上がりは、思わず、ブロムシュテット先生、今おいくつですか?、と勘繰りたくなるような、若さみなぎる熱演です! 交響曲全集、特に、マエストロ十八番の第3番の初録音が本当に待ち焦がれます!1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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