CD

シベリウス:交響曲第3,5番 レイフ・セーゲルスタム指揮ヘルシンキ・フィル

シベリウス(1865-1957)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKCC4425
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

屈指の人気曲第5番が登場!
北の巨人セーゲルスタム&
『シベリウスのオケ』ヘルシンキ・フィル、
交響曲シリーズ最新作!

オンディーヌ・レーベルで継続されているレイフ・セーゲルスタム指揮ヘルシンキ・フィルによるシベリウス/交響曲全集に第3弾が登場。今回は第3番、第5番と、いずれも3楽章をとりつつ、シベリウスが新たな境地を開いていった作品を収録しています。
 一般に晦渋とされる第3番ですが、このコンビの手にかかると実に躍動的で、楽句のひとふしひとくさりが生彩に富み、作品全体に温みを与え、力強い様式美を明らかにしています。
 第5番は期待に違わぬ快演であり、作品にあふれる雄渾と抒情の発露がこの上なく魅力的。第1楽章の雄大なスケールはセーゲルスタムならではといえるもので、奥行きのある清澄な弦と質感豊かな木管に調和する金管群が見事な存在感を示し、開放的な力感は爽快なくらい。特にアレグロ・モデラートに入ってからの流動感が素晴らしく、フィヨルドを陽光に照らし出すような明朗さがとどまることなく勢いを増し、豪快な轟きのもと、一気に頂点を極めていくさまは圧巻の聴きどころです。第2楽章の素朴さをたたえた抒情的表現も生気に満ちていますし、終楽章では弦の豊かな表情がさらに質感を深め、金管が壮大な賛歌で応答、独特の和音反復で爽快な聴後感が残ります。

・シベリウス:交響曲第3番ハ長調
T.10’39”+U.10’15”+V.9’03”=29’57”
・シベリウス:交響曲第5番変ホ長調
T.14’33”+U.9’25”+9’51”=33’49”
 レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

 録音:@ 2004年1月A 2003年6月フィンランディア・ホール

内容詳細

シベリウスの交響曲全集シリーズの3作目。内省的な第3番と、人気の高いスケールの大きな第5番という、まったく性格の違う2曲のカップリング。セーゲルスタムの深遠で雄大な音楽が息づいている。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
1995年からHPO首席指揮者であるセーゲルス...

投稿日:2010/08/08 (日)

1995年からHPO首席指揮者であるセーゲルスタムが2002年から約10年ぶりに収録開始したシベリウス交響曲集で本盤はその抜粋であります。前回旧盤はDRSOを振って1990年代初めの収録で特に第5番旧は演奏タイムが@14’49A9’41B10’22であったものが2003年録音(セーゲルスタム59歳頃)本新盤(・・といってももう随分年月が経過)は@14’31A9’23B9’50と少し短縮化(トラック間が短いのも特徴)が認められます。旧盤はセーゲルスタムのサンタクロース容貌から溢れ出す野性味のあるフレーズに思い入れを込めともすれば不自然なテンポも見られがちな演奏だったそうですがこれは先発のHPOをベルグルントが振った評判高い演奏を意識したのかもしれません。さて、本盤第1楽章からそのスケール感を予感させる分厚い響きはともすれば前面放出というのではなく内に篭もりがち・・・。管ソロが長く続いた後弦の独特なメロディ線には暗さがあります。小康状態を経てウロウロする弦を尻目に管が次第にもたげてクライマックスは割りとスンナリ。第2楽章ピチカートに乗って管が変奏風に・・・、弦の旋律線はそう派手ではないし底に足のついたもの。見得切りとは無縁。多分この辺りがフィンランド独特の土壌なのでしょう。最終楽章は焦燥感を込めた弦の動きからようやく明るい展開部へ。しかし管楽器が咆哮するといった単純パターンではなく途中やや異様に音量を下げゆっくりとあのクライマックスに移行します。とにかくゆっくり目で雄渾な底力を見せつけます。ある意味で説得性のある演奏と申せましょう。私は第3番を聴いてはおりませんが手元資料での新旧演奏タイムをメモしておきましょう。1990年代旧盤@11’18A10’52B9’36、2004年新盤@10’37A10’12B9’08とこの第3番にも短縮化が見られます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

2
★
★
★
☆
☆
全体的には立派な演奏ですが、個人的な嗜好...

投稿日:2007/10/04 (木)

全体的には立派な演奏ですが、個人的な嗜好を含めて申しますと、第5番終楽章のコーダで急激にテンポを速く変えてしまうのはなんとももったいない。他の指揮者同様、コラール風にゆったりとしたクレシェンドで最後の6つの和音を迎えて欲しかったですね。

SPRING さん | 山形 | 不明

0
★
★
★
★
★
セーゲルスタムの音楽性に一番マッチしてい...

投稿日:2004/10/10 (日)

セーゲルスタムの音楽性に一番マッチしているのがこの2曲ではないだろうか。セーゲルスタムは雄大でロマンティックだが大味で、シベリウスーヘルシンキ・フィルというラインの慎ましさとは若干齟齬があると思っていたが、この第3番の2楽章など実に味がある。また、第5番第1楽章のアレグロ直前の雄大なクライマックスなどはまさにこの人ならでは。

かばくん さん | とちぎ | 不明

0

シベリウス(1865-1957)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品