ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

ミサ・ソレムニス ジンマン&トーンハレ管弦楽団

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
21870742
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


新全集版使用! ベートーヴェン:荘厳ミサ
デイヴィッド・ジンマン指揮
2000年5月、トーンハレにおけるデジタル録音。ベーレンライター版を使用して話題になった交響曲全集に続く快挙。今回も古典派時代本来の音楽づくりを志向している点では、交響曲のときと基本方針は同じ。
 2000年に刊行されたノルベルト・ゲルチュ校訂によるヘンレ版を使用し、手兵のチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団に、シュヴァイツァー室内合唱団、オルゴナソヴァ(S)、ラーション(Ms)、トロスト(T)、ゼーリヒ(Bs)を率いて時代感覚あふれる演奏を聴かせてくれます。
 70名から成るモダン楽器オーケストラ(チューリヒ・トーンハレ管弦楽団)と、86名から成るシュヴァイツァー室内合唱団(フリッツ・ネーフ合唱指揮)を用いた中規模編成の演奏で、ナチュラル・トランペットや、ケトル・ドラム(=ティンパニ)、コントラファゴットの使用などが目を引きます。
 モダン楽器オケに、ピリオド・アプローチを導入、ハイブリッドな古典派サウンドを創造するジンマンのいつもの手法ですが、響きやフレージングのほかにも、たとえば通常の演奏とは大きく異なる快速なテンポ設定も注目されるべきポイントです。
 吹き抜けるように爽快な「グローリア」は特に快適で、ケトル・ドラムのクレッシェンドに導かれるトラック7など小気味良いフーガがたまりません。
 「クレード」は複雑で魅力的な音楽ですが、ジンマンのアプローチは情報量をオミットすることなく、立体的に音楽を構築してゆこうというもので、切れ味鋭い表現が実に面白く、耽美的表現の拠り所となりやすい例のフルート・ソロ(トラック10)もここでは推進力に富み、ミサソレ中心部にふさわしい活力を感じさせてくれます。
 「サンクトゥス」では低弦のフレージングが立体感たっぷりなほか、よく合唱に置き換えられる“Pleni sunt coeli”もきちんと重唱ヴァージョンで演奏されているのが嬉しいところ。
 重唱だと、続く天上的な「ベネディクトゥス」がより引き立つ感じです。ちなみにこの「ベネディクトゥス」でのジンマンの統率ぶりは素晴らしく、音価は短めでも楽器のバランス調整とアーティキュレーションの操作によって、得がたい美感が醸成されることの見事な証明となっています。 低弦とオルガンの絡みをベースに、透明度高い声楽サウンドと、つややかで美麗なヴァイオリン独奏が非常に立体的で美しい音楽を聴かせてくれています。
 続く「アニュス・デイ」での戦いの音楽もジンマンならではの切れ味の良い音楽づくりが効果的で、“進軍”のイメージがよく再現されているのがポイント。ティンパニの弾力的で軽快なサウンドの恩恵でもあります。

総合評価

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軽快な演奏で、爽やかです。録音は低域が薄...

投稿日:2013/07/27 (土)

軽快な演奏で、爽やかです。録音は低域が薄い感じがあります。

カズニン さん | 東京都 | 不明

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ひと世代前の「巨匠」たちの重々しすぎる演...

投稿日:2013/05/16 (木)

ひと世代前の「巨匠」たちの重々しすぎる演奏は、録音も古いし、どうも聴く気になれず・・・かといって古楽器派の演奏ではちょっともの足りない、という方(私もそういう趣味の一人だ)に、この盤はちょうどよい。小細工も過度な思い入れもなく、古典派期の宗教曲として楽譜を普通に読み込んで演奏していく。聴こえてくるのは、まごうかたなくベートーヴェンである。独唱者それぞれも上手いし、重唱もよくアンサンブルできている。管弦楽と合唱のバランスも自然である。

ニャンコ先生 さん | Tochigi | 不明

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ベートベンのミサ・ソレムニスと言えば、ス...

投稿日:2009/08/01 (土)

ベートベンのミサ・ソレムニスと言えば、スケールの大きい壮麗な演奏が幅をきかせているが、ジンマンはそうしたこれまでの常識を見事に覆し、フレッシュで軽妙なタッチで見事な名演を成し遂げた。古楽器演奏や奏法を旨とする指揮者の演奏は、とかく学究的に陥り、感動とは程遠いものになる嫌いがあるが、ジンマンにはそのような心配は御無用。冒頭からラストまで、実に感動的にミサ・ソレムニスを味わうことができた。これは、現代におけるミサ・ソレムニスの規範となるべき名演と言うことができるのではなかろうか。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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