CD 輸入盤

ブラームス:チェロ・ソナタ第1番、フランク:ヴァイオリン・ソナタ(チェロ版)、ドビュッシー:チェロ・ソナタ ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール、アダム・ラルーム

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MIR310
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

フランスのクラシック音楽界を担う大器の予感。
ラルームと朋友ジュリアン=ラフェリエールが
ブラームス、フランク、ドビュッシーに挑戦!


フランスの若手実力派ピアニスト、アダム・ラルームとチェリスト、ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエールがブラームス、フランク、ドビュッシーのソナタに挑戦しました。彼らはヴァイオリニストの梁 美沙とともに結成したトリオ・レ・ゼスプリとしても活躍。日本でも着実に知名度を上げています。
 フランクのヴァイオリン・ソナタはチェロをはじめ、ヴィオラ、フルート、サクソフォンなど様々な楽器で演奏されていますが、とくにチェロ版はチェリストの必須レパートリーとしてこぞって演奏・録音されております。ジュリアン=ラフェリエールの伸びやかで優美なソロとラルームの繊細なピアノがフランクにマッチしており、当編曲版における最上の新録音登場と言えます。
 1865年に完成したブラームスのチェロ・ソナタ第1番は全3楽章構成の作品。特に印象的な第3楽章は、主題をJ.S.バッハの『フーガの技法』から、コントラプンクトゥスXIIIを引用しています。二人の語りかけるような演奏に心打たれます。
 ドビュッシー最晩年の作品であるチェロ・ソナタは、当初、様々な楽器のための6曲のソナタの一つとして計画されていました(実際にはヴァイオリン・ソナタ、フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ、そしてチェロ・ソナタのみ完成)。全3楽章構成で演奏時間10分強の短いソナタながらドビュッシーらしさを呈した傑作です。「フランスものはフランス人による演奏でなければ!」と思ってしまう名演を聴かせてくれます。フランスのクラシック音楽界を担う俊英の演奏をお楽しみください。(輸入元情報)

【収録情報】
● ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
● フランク:チェロ・ソナタ イ長調(原曲:ヴァイオリン・ソナタ)
● ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調

 ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(チェロ)
 アダム・ラルーム(ピアノ)

 録音時期:2015年12月21-23日
 録音場所:パリ、ボン・セクール寺院
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

  • 01. I. Allegro Non Troppo
  • 02. II. Allegretto Quasi Minuetto
  • 03. III. Allegro
  • 04. I. Allegretto Ben Moderato
  • 05. II. Allegro
  • 06. III. Recitativo-Fantasia, Ben Moderato
  • 07. IV. Allegretto Poco Mosso
  • 08. I. Prologue. Lent
  • 09. II. Srnade. Modrment Anim
  • 10. III. Finale. Anim

ユーザーレビュー

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ラルームのピアノは、一つの作品の深淵にそ...

投稿日:2021/07/07 (水)

ラルームのピアノは、一つの作品の深淵にそっと入って行き、全体としては静かさを感じさせる世界の中で、密やかに歌う。このようなスタイルの演奏というのは、ある程度の年数を経てたどり着くもの、というイメージがある。なので、1987年生まれのラルームが、どのような音楽教育や環境を経て、現在のスタイルになったのか興味深い。いずれにしても、若いにも関わらず、彼のピアノからは「老境」と言うと語弊があるかもしれないが、独特のエネルギー的な安定が感じられて、それが音楽の「ひだ」を表現する大きな糧となっている。例えば、ブラームスのチェロ・ソナタであるが、第1楽章の第2主題の静かなこと!これほど嫋やかで、深い夜の雰囲気を醸し出す演奏は、これまでほとんど聴くことはできなかった。この演奏が聴き手の精神にもたらす効果に「鎮静」の作用が大きい。とはいえ、もちろん情熱的な部分では、清々しい発散もある。フランクの名作、ヴァイオリン・ソナタをチェロに編曲したものでは、その第2楽章の闊達さが清廉で気持ち良い。しかし、そうであっても、熱しすぎない、嫋やかな世界がその背景にあることを感じさせるのである。この曲の第3楽章では、チェロをもってしては、ヴァイオリンが奏でる情熱的幻想に及ぶことは難しいと思うのだけれど、この演奏で聴くと、まったくそのことが欠点に聴こえない。初めから別の曲であったかのような不思議さ。ドビュッシーもこれまた美しい。この作品の響きの新しさを精緻に描きながら、全体としては背景に黒を配したシックな佇まい。これこそ彼らの演奏の魅力なのだろう。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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