SACD 輸入盤

『ヨーロッパ巡り』 ノルディック・ブラス・アンサンブル(+ブルーレイ・オーディオ)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2L128SABD
組み枚数
:
1
レーベル
:
2l
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

管楽器アンサンブルでルネサンス時代の音楽を俯瞰する

ルネサンスの始まりは一般に14世紀中期とされています。中世後期のヨーロッパは、戦争、疫病の発生、政治の激変、時には他文化との血なまぐさい衝突を経験し、ローマ帝国時代から引き継がれてきた社会構造と思考様式は決定的に引き裂かれてしまいました。そして、黒死病の灰の中から根本的な変化を遂げた社会が出現したころ、芸術、建築、哲学に変革をもたらす「ルネサンス」の運動がイタリアに生まれました。ノルディック・ブラス・アンサンブルの『ヨーロッパ巡り』は、歴史をたどると14世紀オスマン帝国の歩兵軍団イェニチェリの音楽隊メフテルに行き着くという「管楽器」のアンサンブルによって、ルネサンス時代の音楽を俯瞰するアルバムとして企画されました。
 最初に演奏されるのは、スペインに生まれ、イタリアで活動したバルトロメオ・ラモス・デ・パレーハとフランシスコ・デ・ラ・トレの曲、ドイツのヨハン・ヴェックの曲、作者不詳の17世紀の曲で構成する組曲『ヨーロッパ巡り』。プレトリウスの舞曲集『テルプシコーレ』の音楽、デンマーク王室に仕えたジョン・ダウランドとデンマークのモーウンス・ペーザセンの曲による『クリスチャン四世の宮廷の音楽』、アンドレ=ダニカン・フィリドールが作曲したルイ十三世の宮廷のための音楽による組曲とつづき、最後がパンキエリの『ラ・バッタリア(戦い)』とスザートの組曲。ルネサンス発祥のフィレンツェ、フランス、イングランド、ドイツ、スペインの音楽を中心とするプログラムです。
 ノルディック・ブラス・アンサンブルは1993年に創設されました。オスロ、ベルゲン、ストックホルムのフィルハーモニック、エーテボリ交響楽団など北欧のオーケストラに所属し、「一緒に室内楽をやりたい」というプレーヤーたちの集まりです。メンバーは、トランペット4人、ホルン1人、トロンボーン4人、テューバ/チンバッソ1人、打楽器/ティンパニ1人。ルネサンスから「われらの時代」まで、広いレパートリーをもち、年に2回程度集まっては、コンサートとツアーを楽しんでいます。『ヨーロッパ巡り』の音楽は、このアンサンブルのトランペット奏者ふたり、ハンス・ペッテル・スタングネスとスティアン・オーレスキョルが手がけた編曲で演奏されます。
 録音セッションの会場は、オスロに近いベールムのヤール教会。2Lレーベルを創設した共同経営者のひとり、ヨルン・シメンスタが制作と編集を担当しました。

このアルバムは、SACDハイブリッドディスクとPure Audio Blu-rayディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu-rayディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACDハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-rayディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できません。Blu-rayプレーヤーもしくはBlu-ray対応のPCをお使いください。(輸入元情報)

【収録情報】
● 組曲『ヨーロッパ巡り』
 Mundus et Musica et Totus Concentus(バルトロメオ・ラモス・デ・パレーハ[1440-1522])
 Dit le Bourguygnon(17世紀作者不詳)
 「ラ・スパーニャ」による舞曲(フランシスコ・デ・ラ・トレ[1483-1504])
 Hopper Dancz - Routi Bouilli(ヨハン・ヴェック[c.1495-1536])
● フランシスコ・コレア・デ・アラウホ[1584-1654]:モラーレスのバッタリア
● クリストバル・デ・モラーレス[c.1500-1553]:慈悲深き主イエスよ
● ミヒャエル・プレトリウス:組曲『テルプシコーレ』
 導入とガヴォット
 ブランル・ゲイ・セメル
 ガイヤルド
 バレエ
 ブランル・ゲイ
 王のバレエ
 ヴォルテ
● カルロ・ジェズアルド[c.1560-1613]:私の心は死ぬほど悲しい
● モーウンス・ペーザセン[c.1585-1623]/ジョン・ダウランド[1563-1626]:クリスチャン四世の宮廷の音楽
 春が来た
 流れよ我が涙
 デンマーク王のガイヤルド
● クリストバル・デ・モラーレス[c.1500-1553]:死の悲しみが私を取り囲み
● ティールマン・スザート[c.1500-c.1564]:戦いのパヴァーヌ
● マテオ・フレチャ[c.1481-1553]:早口のおしゃべり
● アントニー・ホルボーン[c.1547-1602]:『ホルボーン組曲』
 夜警
 子守歌
 アルメイン
 葬送
 妖精のラウンド
● カルロ・ジェズアルド[c.1560-1613]:わが愛しの人よ
● アンドレ=ダニカン・フィリドール[c.1647-1730]:ルイ十三世の宮廷の音楽
 王太子の幼年時代の音楽
 リベルタス
 王の戴冠式のための音楽
● クロード・ル・ジュヌ[1528/30-1600]:春がめぐり来て
● アドリアーノ・バンキエリ[1568-1634]:ラ・バッタリア(戦い)
● ティールマン・スザート[c.1500-c.1564]:スザート組曲

 ノルディック・ブラス・アンサンブル

 録音時期:2014年8月
 録音場所:ノルウェー、ベールム、ヤール教会
 録音方式:ステレオ(DXD(24bit/352.8kHz)/セッション)

 制作・バランスエンジニアリング・編集:ヨルン・シメンスタ
 録音エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン
 ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ

【SACD Hybrid】
● 5.1 surround DSD
● stereo DSD

【Blu-ray Disc Audio】
● 5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz)
● Dolby Atmos (48kHz)
● 9.1 Auro-3D (96kHz)
● 2.0 LPCM (24bit/192kHz)
● mShuttle MP3 + MQA
 Region ABC

【ノルウェーの高音質レーベル「2L」】
ノルウェーのオスロで誕生したレーベル「2L」は、世界で最初にブルーレイ・オーディオでアルバムを製作し、これまでにグラミー賞のベスト・サラウンド・サウンド部門等にノミネートされ、究極の高音質による録音が世界の注目を浴びています。社長のモッテン・リンドベルグ氏は、1992年に弱冠22才にして自らのプロダクション会社「Lindberg Lyd(Lyd=ノルウェー語でオーディオの意)」を設立。EMI/Virgin、Naxos、Hyperion、Philipsをはじめとするレーベルのサウンド・エンジニア、プロデューサーとして活躍の後、2001年に自らのレコード・レーベル「2L」を設立しました。
 常に新しい技術を探求し、より良い音を追求する「2L」が新たに取り組んだのが「MQA(Master Quality Authenticated)」。「MQA」は、英メリディアン・オーディオが提案するハイレゾ再生の新たな高音質技術。今回のBDオーディオにはmShuttle機能が装備されており、プレーヤーと家庭内ネットワークを接続させれば、ディスクに収録された楽曲のMP3と MQA両方の音源にアクセスすることが可能です。
 *「MQA」再生には専用のデコーダーが必要です。(輸入元情報)

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