チャイコフスキー(1840-1893)

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CD 輸入盤

交響曲第4番、ヴァイオリン協奏曲 クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団、ズッカーマン(vn)

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
AU95490
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
ライブ盤,輸入盤

商品説明

あのヨアヒム・カイザーも激賞! 海賊盤でも有名な大激演!

クーベリックのチャイコフスキー第4番


 1969年4月24日ステレオ録音。クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団のライヴ名演シリーズ第13弾はチャイコフスキー・プログラム。ドイツの高名な批評家、ヨアヒム・カイザーが「新たなスターの誕生」と絶賛したズッカーマンとのヴァイオリン協奏曲と、同夜の後半プログラムで、かつて海賊盤でリリースされていたときには大変に人気があったという伝説の名演、交響曲第4番が収録されています。
 両作品ともに、実演のクーベリックならではの全曲息もつかせぬ緊張感とヴォルテージの高さが素晴らしいもので、かのカイザー氏が絶賛したのも十分にうなずけるズッカーマンの素晴らしいパフォーマンスも印象的。
 なお、このときのズッカーマン(21歳)の人選は、本来出演が予定されていたナタン・ミルシテインのキャンセルを受けて、コロンビア・アーティスツの肝いりで実現した大抜擢。
 ズッカーマンにとってもドイツ・デビューとなった重要な公演であり、気品のある美音を駆使した熱演は聴きごたえ十分。クーベリック率いるバイエルン放送交響楽団とのやりとりもうまく噛み合っていて申しぶんがありません。
 メイン・プロの交響曲第4番はさらに凄い演奏内容で、第1楽章冒頭の緊迫感みなぎる演奏から、第4楽章コーダでの大迫力スピード演奏までほとんど信じがたいテンションの高さが常に維持されており、どこまでも高揚し陶酔する第2楽章、聴いていてゾクゾクするほどノリの良いピチカートがスゴイ第3楽章での躍動感など驚くばかり。
 2種のスタジオ盤とはまったく異なる激しさが、クーベリックの絶好調ぶりを伝えてくれています。
 なお、今回が初となる正規音源のCD化にあたっては、AUDITEならではの入念なマスタリングがおこなわれ、厚みのある金管の音や、弦楽の立体的な響きもことのほかみごとに再現されています。全体に、1969年当時としてはかなり良質なステレオ・サウンドが確保されていると言える状態にあり、表現の振幅の大きな演奏に十分に見合った迫力やスピード感などまさに圧倒的。演奏の価値を損ねることなく伝えてくれる優れた録音&マスタリングだと言えるでしょう。




Tchaikovsky



Sym.4, Violin Concerto: Zukerman(vn)kubelik / Bavarian.Rso ('69.4.24)


チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調作品36
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
ピンカス・ズッカーマン(Vn )
ラファエル・クーベリック(指)バイエルン放送交響楽団
録音:1969年4月24日ミュンヘン・ヘルクレスザール
プロデューサー:フリードリヒ・ヴェルツ
エンジニア:オットー・ペツァーク

収録曲   

  • 01. Kubelik, Rafael - Konzert Fuer Violine Und Orchest
  • 02. 1. Allegro Moderato
  • 03. 2. Canzonetta: Andante
  • 04. 3. Finale: Allegro Vivacissimo
  • 05. Kubelik, Rafael - Sinfonie Nr. 4 F-moll Op. 36
  • 06. 1. Andante Sostenuto - Moderato Con Anima
  • 07. 2. Andantino In Modo Di Canzona
  • 08. 3. Scherzo: Pizzicato Ostinato - Allegro
  • 09. 4. Finale: Allegro Con Fuoco

総合評価

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他のレビュワーの方々が書き尽くされている...

投稿日:2011/12/07 (水)

他のレビュワーの方々が書き尽くされているのでいまさらな感じではありますが、これは本当に面白く興味深い、聴きどころ満載の名演です。生で聴いたら涙を流して感動していただろうな、とも思います。こういう録音が発掘されリマスターされリリースされる、ありがたい世の中です。

shinsaqu さん | 山口県 | 不明

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ヴァイオリン協奏曲もメインの第4交響曲も...

投稿日:2010/03/25 (木)

ヴァイオリン協奏曲もメインの第4交響曲も激しい燃焼度です。 ここまで躍動感がある演奏は私が知る限り、このチャイコフスキーとスラヴ舞曲全曲ではないでしょうか。 クーベリックはスラヴ系なのにスラヴ臭が全くなく、ドイツ物を聴いているような印象を受けます。 怒涛の76分があっという間です。

指揮者ヲタク さん | 東京都 | 不明

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この4番はおもしろい。ただロシア臭さみた...

投稿日:2007/02/21 (水)

この4番はおもしろい。ただロシア臭さみたいなものはほとんどない。重厚な低弦と金管、明るめの高弦、やや華やかな木管、バイエルン放送響はシャープでかっこいい。ライヴだけにクーベリックもノリがよく、第3,4楽章では比較的速めのテンポをとっている。最後のフィナーレではかなり加速し、聴き応えも十分だ。

MO さん | 横浜 | 不明

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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