Blu-ray Disc 輸入盤

交響曲第1番『巨人』、第2番『復活』 パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
718104
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明


マーラー:交響曲第1番『巨人』、第2番『復活』
パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団による全集シリーズ開始!


「C-major」レーベルよりパーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団による、マーラー・チクルスが発売開始。このシリーズは「ラインガウ音楽祭」でのライヴ収録。この音楽祭は、1988年からドイツ・ヘッセン州ヴィースバーデンのライン河畔の小さな街ラインガウで毎夏行われています。音楽ホールや修道院、教会といった街中の施設を使って合計140の公演が開かれ、最近ではフランクフルトやヴィースバーデン、リューデスハイムといったライン川流域の都市をまたいで開催されています。
 パーヴォ・ヤルヴィは今や最も忙しい指揮者であり、現在パリ管弦楽団音楽監督、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団芸術監督、そしてフランクフルト放送交響楽団音楽監督を務めるほか、2015/16シーズンよりNHK交響楽団の首席指揮者に就任します。
 フランクフルト放送響はインバル時代にマーラーの全曲録音で世界的に高く評価され、ヤルヴィ就任後その伝統が再び盛り返してきています。パーヴォ・ヤルヴィとフランクフルト放送響のマーラーといえば、2007〜08年録音の『交響曲第10番〜アダージョ』他と、2009年録音の『復活』がすでにCDで発売されており、明確な音楽解釈でその評価を確固たるものにしました。
 第1番『巨人』では、複雑な旋律線を明確かつ丁寧描き出し、第1楽章のカッコウの動機は生気に溢れ、フランクフルト放響のメンバーも積極的に音楽を作り上げています。そして推進力と高揚感に満ちたフィナーレでは、音楽の起伏とともに立体的な響きを構築し、レベルの高い演奏を聴かせてくれます。
 そして第2番『復活』は、ヤルヴィの一貫性のある解釈と生命力のある演奏は、指揮者としての力量が十二分に発揮されています。ティリングとパーシキヴィの歌唱も説得力があり、慈愛と信仰心に満ちています。フィナーレの合唱での一体感は感動的で美しいハーモニーが生み出されています。
 ボーナス映像では、ヤルヴィによる楽曲についての考察が収録されています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
マーラー:
● 交響曲第1番ニ長調『巨人』

 収録時期:2012年
 収録場所:ヴィースバーデン、クアハウス

● 交響曲第2番ハ短調『復活』

 カミラ・ティリング(ソプラノ)
 リリ・パーシキヴィ(アルト)
 バイエルン放送合唱団
 北ドイツ放送合唱団

 収録時期:2010年
 収録場所:ドイツ、エーベルバッハ修道院

 フランクフルト放送交響楽団
 パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

 ラインガウ音楽祭でのライヴ
 ヘッセン放送協会提供

● 特典映像:パーヴォ・ヤルヴィ、マーラー交響曲について語る(第1番&第2番)
 言語:英、字幕:独韓日

 収録時間:本編149分、特典20分
 画面:カラー、16:9、HD
 音声:DTS-HD MA 5.1、PCMステレオ
 本編字幕:独英仏西中韓日
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。

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第2Vnが第1Vnのとなりに配置されています...

投稿日:2015/08/04 (火)

第2Vnが第1Vnのとなりに配置されています。 演奏は,テンポのゆらし,アゴーギク,を多用しながら,ドロドロ感のないクールなもの。 映像は明るくてきれいだが,オーケストラの全体を写した正面カットがもっともっと欲しいとおもいました。

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フランクフルト放送響音楽監督時代のパーヴ...

投稿日:2015/02/03 (火)

フランクフルト放送響音楽監督時代のパーヴォ・ヤルヴィ最大の仕事であるマーラー交響曲全曲録画がいよいよリリース開始。このツィクルスでは三箇所の収録地を使い分けるということだが、第1番はユーゲント様式の装飾が美しい、20世紀初頭に建てられたヴィースバーデンのクアハウス付属のコンサートホール(設計者の名前をとってフリードリヒ・フォン・テイアシュ・ザールと呼ばれる、座席数1300ほど)で収録。第2番はラインガウのエーベルバッハ修道院で収録、客席後方に置かれたバンダとの掛け合いではさすがに縦の線が合わないが、残響の長い聖堂内での録音にもかかわらず、音そのものは予想以上にきれいに録れている(イーリー大聖堂でのバーンスタインの録画とはケタ違い)。さて、肝心の演奏について。この2曲はマーラーとしてはまだ独自スタイルに至る完成途上の作品で、意外に因習的な書法ときわめて斬新な書法が混在しているが、指揮者は前者の側面には目もくれない。だから第1番にはもう少し甘やかなロマンティシズムが、第2番にはスケール感と宗教的な雰囲気が欲しいという不満も出てこようが、指揮者は相変わらずスリムなフランクフルト放送響の響きを生かして(このオケのこうした特質はインバル時代と少しも変わらないが、技量自体は遥かに上がっている)、クールかつ鋭利に、マーラー音楽の前衛的な側面に切り込んでゆく。細かいクレッシェンドとディミヌエンド、弦楽器のグリッサンド、ホルンのゲシュトップト奏法など総譜の細部が克明に音化されているのも、現代のマーラー演奏としては通例通り。だから全体としては曲にのめり込まない、客観的な解釈なのだが、表現の振り幅自体は、たとえばインバル/都響などより遥かに大きく、随所で細かいアゴーギグ(加速・減速)を駆使している。さらに特筆すべきなのは、ボーナストラックでの指揮者の曲についてのコメント。そんなに雄弁に語るというタイプの人ではないが、全くダメだった某指揮者とは段違いの、知性の高さを証拠立てるような非常に鋭い言葉が随所に聞かれる。たとえば「マーラーが多くを望んだのは衝撃、時には醜さ」(第1番)、「明らかに復活を信じていない人が書いた『復活』交響曲」(第2番)など。つまり、ヤルヴィは第2番をマーラーがキリスト教世界に迎え入れてもらうための自己偽装、自己演出の作品と考えているわけで、聖堂内での演奏にもかかわらず、第2番の演奏が全く非宗教的である理由がこれで納得できる。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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