CD 輸入盤

交響曲第3番 ギーレン&ベルリン放送交響楽団(1984)(2CD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALT212
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ALTUS ベルリン放送響シリーズ
マーラー・ライヴ・レコーディングス
ミヒャエル・ギーレン/第3番

近現代音楽の大御所としてファンの熱烈な支持を受ける巨匠ギーレンによる1984年のマーラー・ライヴ録音が2種登場。ヘンスラーのマーラー交響曲全集では、第3番が1997年に録音されているので、今回の音源はその13年前の録音ということになります。当時のギーレンは57歳、まだまだ冷徹ドライ系の演奏をおこなっていた時期ですが、実演ともなればそこに熱さも加わっていたので、かなり期待できるものと思われます。

【ライナーノートより】
このベルリン・ドイツ響による、張りつめた流れのなかから、押し殺していた感情が決壊したかのように吹き出るようなマーラーも、わたしの心を激しく動かす。冷たさと熱さのすさまじいコントラストがもたらす、リアルなマーラーだ。(音楽評論家 鈴木淳史)

【ミヒャエル・ギーレン】
ミヒャエル・アンドレアス・ギーレンは、1927年7月20日、高名な演出家の父親と女優の母親というきわめて劇場的な環境のもと、ドレスデンで誕生。
 その後、父がベルリン国立歌劇場の指揮者クレメンス・クラウスに招かれたため、ベルリンへ移りますが、同地が反ユダヤ政策の本拠地であったこともあり、母がユダヤ人のギーレン家は、ウィーンへ逃れることになります。
 しかし、1940年にはオーストリアはナチス・ドイツに併合されてしまったため、父がエーリッヒ・クライバーから招かれたこともあって、一家はアルゼンチンへと亡命。
 同地でギーレンは、作曲・ピアノ・理論・哲学を学び、テアトロ・コロンの練習指揮者をつとめます。
 その間、1949年には同テアトロ・コロンで作曲者の生誕75周年を祝い、シェーンベルクのピアノ作品全曲演奏会を開く一方、『弦楽四重奏のための変奏曲』を作曲するなど、若い頃から前衛的な作品への取り組みはきわめて積極的だった模様です。
 同時に歌劇場の練習指揮者として劇場人としての経験も積んでおり、1950年からウィーン国立歌劇場の練習指揮者も務め、1952年には指揮者として正式にデビューしていますが、プログラム前半はシェーンベルクのピアノ曲、後半は『兵士の物語』というなんとも斬新なものでした。
 また、この頃にはまだ若かったアルフレート・ブレンデルとシェーンベルクのピアノ協奏曲の世界初録音をおこなっています。
 そうした実績が買われてか、1960年から1965年にかけてはストックホルム王立歌劇場の首席指揮者として、また、1965年から1968年にはケルン歌劇場でも活躍。
 この頃の前衛的活動としては、B.A.ツィンマーマンのオペラ『兵士たち』の初演(1966年)や『ある若き詩人のためのレクイエム』初演(1969年)という二大傑作への取り組みが有名です。特に前者は演奏不可能と言われていた作品だけに、ギーレンの果敢なアプローチが果たした役割は非常に大きなものと思われます
 その後、1969年からはアンドレ・クリュイタンスの後任としてベルギー国立管弦楽団の首席指揮者となり、1973年から1975年はオランダ歌劇場、1977年から1987年はフランクフルト歌劇場の芸術総監督、シュトゥットガルト放送交響楽団の指揮者としても活躍。
 同じ頃、1978年から1981年にはロンドンのBBC交響楽団の首席客演指揮者、1980年から1986年にはシンシナティ交響楽団の音楽監督も務め、1986年から現在までは南西ドイツ放送交響楽団の首席指揮者として世界的名声を獲得しているのは周知のとおり。
 日本には1975年と1972年にNHK交響楽団の招きで来演して以来しばらく音沙汰が無く、ようやく1992年に手兵の南西ドイツ放送響と来日して、そのときは一部で大いに話題になったものです。
 レコーディングは1950年代後半からおこなっており、レパートリーはバッハから前衛音楽まで実に多彩。1970年代には名高い『モーゼとアロン』をレコーディングして大きく注目され、以後、複数のレコード会社にさまざまなレパートリーを録音してきましたが、近年はドイツのヘンスラーからのリリースが多くなっています。(HMV)

【収録情報】
マーラー:交響曲第3番ニ短調

 ガブリエーレ・シュレッケンバッハ(アルト)
 リアス室内合唱団
 ベルリン国立大聖堂少年合唱団、
 ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)
 ミヒャエル・ギーレン(指揮)

 録音時期:1984年11月19日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

内容詳細

84年と少し古い音源だが、演奏は新鮮であるし、音質も最近のものよりも良いくらい。ギーレンの棒は明晰で構成もしっかりしている。それゆえ後半の楽章も手に力こぶは入っていなくとも、音楽には生気がみなぎっている。独唱、合唱も好演。穴場的名演。(白)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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同時発売の第6番と同様、こちらもいい演奏...

投稿日:2013/05/20 (月)

同時発売の第6番と同様、こちらもいい演奏です。オーケストラをしっかり鳴らし、あいまいな処理はありません。ライヴゆえ、オケがちょっと走ってしまったり、吹き損じたりといった個所はありますが、そんなに大きな傷ではありません。総じて、雄大さや開放性を目指したものではなく、もっと素直に各部分の楽想を表現したような感じでしょうか。この曲はそれで十分に映えると思いますね。但し、若干単調さを感じる気もしますし、声楽部があまり冴えないのはマイナスかな。録音は優秀。トータルは結構、満足であります。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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