CD 輸入盤

交響曲第2番『復活』2台ピアノ版 C.ベーン、M.ヴェーバー、バンツァー&ハルフェステフーデ室内合唱団、フェルミリオン、ベヒリー

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
M56915
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

マーラー:交響曲第2番『復活』2台ピアノ版
世界初録音


ブルックナーやラインベルガーに師事したハンブルク出身の作曲家、ヘルマン・ベーン[1859-1927]は、マーラーとの手紙のやりとりもあった同世代の人物です。
 今回登場する交響曲第2番の2台ピアノ編曲ヴァージョンは、1895年末の全曲初演に先んじてライプツィヒのフリードリヒ・ホフマイスター社から出版されたもの。当時最大の編成で、まずオケ・パートだけの3楽章が部分初演されたというこの作品を、より身近な形で演奏できるように編曲したものなのではないかと思われます。
 ヘルマン・ベーンはワーグナーの管弦楽曲などのアレンジも2台ピアノ用におこなっており、その手腕がマーラーに買われたのかもしれません。
 ともかくピアノで聴くマーラーが面白いことは、これまでにもツェムリンスキー編曲の第6番や、カゼッラ編曲の第7番、ワルター編曲の第1番、そして大地の歌などでも証明されてきただけに、今回の演奏にも期待が持てるところです。
 ノリントンの『復活』、シノーポリとジョルダンの『大地の歌』、インバルの『角笛』、シャイーの『7つの歌』でも歌っていたイリス・フェルミリオンがアルトを歌っているのにも注目。
 指揮は教会音楽の指揮者で作曲家でもあるクラウス・バンツァー、ピアノは編曲者ヘルマン・ベーンの子孫であるクリスティアーネ・ベーンと、ハンブルク音楽院教授のマティアス・ヴェーバーが担当。合唱は1980年にハンブルクのハルフェステフーデ地区で、バンツァーによって創設されたハルフェステフーデ室内合唱団が受け持ち、ソプラノはハンブルクの歌手、ダニエラ・ベヒリーが歌っています。

【収録情報】
・マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』
 (ヘルマン・ベーンによる2台ピアノ用編曲)
 ダニエラ・ベヒリー(ソプラノ)
 イリス・フェルミリオン(アルト)
 クリスティアーネ・ベーン、マティアス・ヴェーバー(ピアノ)
 ハルフェステフーデ室内合唱団
 クラウス・バンツァー(指揮)

 録音時期:2008年
 録音方式:デジタル

収録曲   

  • 01. Mahler: Symphony no. 2 Version for two pianos [75:42]: I. Maestoso. Mit durchaus ernstem und feierlichen Ausdruck [19:11]
  • 02. II. Andante con moto [09:35]
  • 03. III. In ruhig fliesender Bewegung [10:17]
  • 04. IV. Urlicht. Sehr feierlich, aber schlicht [05:02]
  • 05. V. Finale. Im Zeitmas des III. Satzes [07:44]
  • 06. - Maestoso, Allegro energico [07:52]
  • 07. - Der grose Appell [15:55]

ユーザーレビュー

総合評価

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元々マーラーの楽曲の中であまり聞かない2...

投稿日:2013/08/19 (月)

元々マーラーの楽曲の中であまり聞かない2番ですが、もっとライトに聴きたくて購入。編曲はかなり良いと思います。やはりデュオだと音数も多くて音数だけなら違和感なく聞けます。ただピアノなので持続音は無理なのでそこは若干残念な所です。弦楽五重奏位or私的演奏協会の様なアレンジ出ませんかね?ない物ねだりですが…。閑話休題、演奏はライブの為か録音のせいか若干抑揚が無くて物足りないです。特に第1楽章と最終楽章ははもう少し鳴らしてほしいです。逆に2〜4楽章はシックリはまって違和感がありません。合唱は数が少なく迫力はもちろんありませんが、そのかわり澄んだ響きでこれはこれで良いです。ワーグナー編曲のベートーベン交響曲9番でも感じましたが、少人数で迫力はないが精緻で澄んだ響きは、新鮮でかなり好みです。独唱の方もそんなにがなり立てている感じには聞こえませんでしたので、違和感は感じませんでした。小編成だとテンポも速めになるのでコンパクトになりCD1枚に納まってしまいますので、個人的にはマーラーの2番を聴く機会が増えそうで満足しています。

論より感覚 さん | 東京都 | 不明

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大好きな曲で学生時代には自分でもアレンジ...

投稿日:2012/08/05 (日)

大好きな曲で学生時代には自分でもアレンジしてみようとトライした曲でもあるので大いに興味をもって聞きました。 マーラーのパトロンでブルックナーやラインベルガーに師事した音楽家でもあるヘルマン・ベーンの編曲による2台ピアノ版。最初にマーラーには黙って編曲作業を進めて演奏旅行からもどったマーラーにこれをプレゼントしたのだとか。 2008年11月17日のライブ録音。 演奏しているうちの一人クリスチァン・ベーンは編曲者の曾孫筋にあたるそうです。曲の骨格はかなり正確にピアノに移してあると思います。楽譜上のことなのか演奏上のミスなのか、オーケストラ版と音程が違う部分も散見されますがそれはご愛嬌。4楽章というか、5楽章の途中まではかなりの健闘をしていると思いました。ただ、ライブ演奏の悲しさか、この編成の限界か、一番の見せ場であるコーラスがなだれ込むクライマックスがちょっと残念な結果に終わったと感じました。ソリストも4楽章まではまあまあかなと思いましたが、最後の最後に合唱とのバランスの悪さや妙な節回しの粗さを露呈。この編成なので合唱も写真で見る限り40人程度。響きの精妙さがわかる部分もありましたが、ソリストに覆い隠されてしまう部分、divisiでハーモニーの厚みが表現しきれてない部分、ポリフォニーのバランスが破綻してしまう部分など、せっかくの編成のメリットを活かしきれなかったと感じました。もっといろんな合唱団にチャレンジしてほしい曲です。

さすらうおっさん さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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