CD 輸入盤

カンタータ第29、61、140番 アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、C・シェーファー、ゲルハーヘル、他(ボーナスCD付限定盤)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88697567942
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dhm
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
CD付き, 限定盤,輸入盤

商品説明

アーノンクール、バッハ:カンタータの再録音!
第29番、第61番、第140番
限定盤には旧録音を収めたボーナスCDが付属!
23〜33年間での各曲の演奏の変化を体感できます!


【アーノンクールの新コンセプト】
アーノンクールは、Teldec時代にレオンハルトと共同でカンタータ全集を収録済みで、ここに収録された3つの作品も、アーノンクールが担当していました。
 第29番では初期の録音にあたるため、たとえば難しい3つのナチュラル・トランペットがいまひとつの出来でしたが、今回は引き締まった素晴らしい演奏で聴くことができます。第1曲は『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番』の第1楽章をオルガンが受け持つことでも有名な作品で、33年ぶりの録音となっています。
 第61番では、2000年に録音されたライヴの映像がTDKより発売されており、この演奏が一番近い解釈となっていますが、今回はアーノンクール自身が最も同じ考えを持つ男声歌手と認めたギューラとフィンリーが出演。第1曲はフランス風序曲となっており、アーノンクールの力強い付点リズムが特徴的です。
 第140番は、第1曲がソフトバンクのCMに使われたり、美しいコラールがよく知られているなど、バッハのカンタータの中でも最も有名な作品のひとつであり、以前のアーノンクール盤も高い評価を獲得し幅広い人気を得ていました。今回の再録音では、古楽器演奏のテクニックの向上を反映し、指揮者の意図をダイレクトに示すことが出来るようになったのが大きなポイントとなっています。以前のTeldec盤では当時の演奏人数が再現されていましたが、今回は弦楽器はほぼ倍の編成となり、混成合唱も人数を増やすなどして、表現のレンジを広げることに成功しています。

【ボーナス・ディスクについて】
1970〜1980年代にレオンハルトと共同でテレフンケン・レーベル[現ワーナー・クラシックス]に録音した記念碑的な「バッハ:カンタータ全集」から、アーノンクールが録音した同曲を収録、今回の新録音と聴き比べが可能、という趣向となっています。  旧盤の演奏は、バッハ当時の演奏習慣を再現するべく、独唱にボーイ・ソプラノとカウンテナー(またはボーイ・アルト)、合唱に少年合唱団を起用するなど、声楽に女声を使わないという点に大きな特徴がありました。またアーノンクール自身もチェロで演奏に加わったりしています。
 Disc1の最新録音では、オリジナル楽器演奏のテクニックが大幅に向上しているだけでなく、女声と混声合唱を使用し、大きく深い表現となっているとはいえ、アーノンクールのコンセプトそのものはあまり変わっていないことに気付かされると思います。(SONY BMG)

【収録情報】
Disc 1
J.S.バッハ:
・カンタータ第29番『われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す』BWV.29
・カンタータ第61番『いざ来たれ、異邦人の救い主よ』BWV.61
・カンタータ第140番『目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声』BWV.140

 クリスティーネ・シェーファー(Sp)
 ベルナルダ・フィンク(A)
 ヴェルナー・ギューラ(T)
 クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)
 ジェラルド・フィンリー(Bs)
 ユリア・クライター(Sp)
 エリーザベト・フォン・マグヌス(Ms)
 クルト・シュトライト(T)
 アントン・シャーリンガー(Bs)
 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
 アルノルト・シェーンベルク合唱団
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)

 録音時期:2007年1月12日〜14日(29番)、2006年12月7日〜11日(61番)、2007年12月15日&16日(140番)
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 録音方式:デジタル(セッション)

Dics 2(ボーナス・ディスク)
J.S.バッハ:
・カンタータ第140番『目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声』BWV140
・カンタータ第61番『いざ来たれ、異邦人の救い主よ』BWV61
・カンタータ第29番『われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す』BWV29

 アラン・ベルギウス[テルツ少年合唱団員](B-Sp)(140番)
 トーマス・ハンプソン(Bs)(140番)
 ゼッピ・クロンヴィッター[テルツ少年合唱団員](B-Sp)(61番)
 ルート・ファン・デル・メール(Bs)(61番)
 ポール・エスウッド(C-T)(29番)
 クルト・エクヴィルツ(T)
 マックス・ファン・エグモント(Bs)(29番)
 テルツ少年合唱団(140番・61番)
 ウィーン少年合唱団(29番)
 ウィーン合唱隊(29番)
 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
 ニコラウス・アーノンクール(指揮&チェロ)

 録音時期:1984年(140番)1976年(61番)1974年(29番)
 録音場所:ウィーン
 録音方式:ステレオ(セッション)

【ニコラウス・アーノンクール バイオグラフィー】
1929年ベルリン生まれのオーストリアの指揮者、チェロ奏者。グラーツで育ち、1952年から1969年までウィーン交響楽団のチェロ奏者をつとめるかたわら、古楽、古楽器の研究・収集にも力を注ぎ、1953年にはオリジナル楽器によって演奏を行なうウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを結成、4年間の研究を経て1957年には同団の初コンサートを開催。1970年代に入ると、チューリヒ歌劇場を中心にオペラの指揮も始め、モンテヴェルディとモーツァルトのシリーズを上演。またアムステルダムではコンセルトヘボウ管を指揮してバッハの受難曲の演奏を開始。1980年代からはウィーン・フィル、1990年代からはベルリン・フィルを指揮するようになり、加えてヨーロッパ室内管弦楽団との緊密な活動によって演奏レパートリーを古典派以降ロマン派を経てバルトークやストラヴィンスキーまで拡大。1972年から1993年までザルツブルク・モーツァルテウムで演奏実践に関する講座を持つ。1985年からはグラーツで行なわれるシュティリアルテ音楽祭を主宰。1963年からテレフンケン・レーベルで本格的に録音を開始し、膨大なレパートリーを録音。2003年夏からはRCA Red Sealおよびdeutsche harmonia mundiレーベルに移り、定期的に新録音をリリースしている。2005年京都賞を受賞。2006年11月、ウィーン・フィルおよびウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを率いて四半世紀ぶりに来日公演を行った。(SONY BMG)

ユーザーレビュー

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ある音楽家のエッセイを聴いた気がする。力...

投稿日:2012/07/11 (水)

ある音楽家のエッセイを聴いた気がする。力みのない自然な語り口。安定した重心はアーノンクール一派の蓄積した経験の重みを感じさせる。声と楽器は芳醇な音色を漂わせ、フレージングには心地よい”訛り”があるのが好ましい。一方で、宗教的な厳粛さや緊張感はなく、現代のコンサート・ホールに相応しい音楽作りをしてるようも思われる。バッハの温かさと深みを気張らずに聴ける一枚だ。

ヴァニタス さん | 千葉県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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