CD

交響曲第1番『巨人』、さすらう若人の歌 クーベリック&バイエルン放送交響楽団、フィッシャー=ティースカウ

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG4660
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

オリジナルス Special
アナログ時代の音源をハイ・ビット・リマスタリングで蘇らせたシリーズのリニューアル!
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マーラー:交響曲第1番『巨人』、さすらう若人の歌
クーベリック&バイエルン放送交響楽団、フィッシャー=ティースカウ


マーラーの作品が孕むさまざまな要素をことごとく抽出しながらも、決して感情過多や音響過多に陥ることの無い演奏の背景には、クーベリックが、マーラーと同じくボヘミアの出身であること、バイエルン放送交響楽団の所在地であるミュンヘンが地理的にチェコに近く、ボヘミア的な要素の表現にも適性があったことが関係しているのではないでしょうか。
 実際これらの演奏では、マーラー作品でよく聴かれる民謡風な旋律や民俗的な舞曲のリズムが実に魅力的であり、深刻な部分や大音量の部分も、そうしたディテール情報の蓄積・展開・再構築といったプロセス抜きには説得力を獲得することが難しいということを強く印象付けてくれます。
 ヴァイオリンとピアノの演奏に長け、また、作曲を通じてもさまざまな楽器の特性を知り抜いていたクーベリックだけに、ここでもオーケストレーションへの配慮が実に高水準で、クレズマー・ミュージックや農村の草いきれを連想させるような素朴な質感から、新ウィーン楽派の到来を予告するような場面での鋭利な質感にいたるまで、巧みに描きわけられています。
 ヴァイオリンを両翼に配した楽器配置も効果的。セッション録音で楽器間のパースペクティヴが適切なこともあって、各楽器の「歌」がより際立つことに繋がっています。
 旋律表現をとても大事にしたクーベリックの演奏で聴くと、マーラーがなぜ交響曲と歌曲ばかり書いたのか何となくわかるような気がしてきます。それくらい、ここでの抒情的な美しさをたたえた表現は素晴らしく、なにげない旋律に込められた憧れや喜び、恋愛感情、失意といった要素が、名歌手が言葉に気持ちを込めて歌うかのように表されているのが印象的な演奏です。

【収録情報】
マーラー:
・交響曲第1番ニ長調『巨人』
・さすらう若人の歌
 ディートリヒ・フィッシャー=ティースカウ(バリトン)
 バイエルン放送交響楽団
 指揮:ラファエル・クーベリック

 録音時期:1967年10月(巨人)、1968年12月(さすらう若人の歌)
 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
 録音方式:ステレオ(セッション)
 OIBP

【OIBP(オリジナル・イメージ=ビット・プロセッシング)】
オリジナル・アナログ・マスターテープに詳細に記録されている録音データに基づき、DGが開発した最新のテクノロジー「オリジナル=イメージ・ビット=プロセッシング」(略してOIBP)による、録音テイクごと丁寧にバランスやアコースティックを調整して、演奏家が望んだであろう、そして、エンジニアが録ろうとしたであろう、オリジナル・サウンドをより鮮明に、より表現豊かに再現しています。1本のマスター・テープのために割く作業内容は、大変に神経のいるもので、出来上がるまでにかなりの時間を要します。このように制作されたアルバムは、また新たな感動をもって聴くことができます。

収録曲   

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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