シューマン、ロベルト(1810-1856)

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SACD 輸入盤

『楽園とペリ』全曲 アーノンクール&バイエルン放送交響楽団(2SACD)

シューマン、ロベルト(1810-1856)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88697271552
組み枚数
:
2
レーベル
:
RCA
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ライブ盤, ハイブリッド,輸入盤

商品説明

シューマン:『楽園とペリ』全曲(2SACD)
アーノンクール&バイエルン放送交響楽団

神々しいまでの感動を約束してくれる、シューマン随一の傑作
オラトリオ、ついにアーノンクールによる決定的名演を得る。

2006年11月、ウィーン・フィルおよびウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとの来日公演で、日本の音楽ファンを感動の渦に巻き込んだニコラウス・アーノンクール。『音楽の友』誌の「2006年コンサート・ベスト10」では第1位・第2位を独占したように、その感銘の深さは圧倒的であり、日本の音楽史上特筆すべき名演の連続でした。当アルバムは、マリス・ヤンソンスの就任でさらに実力を伸ばし、名実ともにベルリン・フィルと肩を並べるドイツ随一のオーケストラとなったバイエルン放送交響楽団と2005年10月に初共演した際のライヴ録音盤で、『ゲーテの『ファウスト』からの情景』とともにシューマンの2大声楽曲とアーノンクールが高く評価する『楽園とペリ』です。
 『楽園とペリ』は、アイルランドの詩人トーマス・ムーアの韻文物語『ララ・ルーク』の中のペリの物語をもとに、1843年、シューマン33歳の時に完成した3部からなるオラトリオで、シューマン自身がライプツィヒで指揮した初演は大成功を収め、出版のオファーが来たのみならず、疎遠になっていた妻クララの父ヴィークとも関係を修復するなど、作曲家としての大きな一歩を踏み出すことのできた記念碑的作品。全編にわたって瞑想的で美しい抒情に満たされ、『ゲーテの『ファウスト』の情景』、『ミニョンのためのレクイエム』、『バラの巡礼』などのオーケストラ付き声楽曲と並んで、最近ではシューマン独自の傑作としての位置付けがなされつつあります。
 交響曲全曲や主要管弦楽曲・協奏曲のみならず、『ゲノフェーファ』(テルデック)など、シューマンの声楽曲でも名演を残してきたアーノンクールによる『楽園とペリ』は、ほかに競合盤の少ないこの曲の決定盤と呼ぶに足る充実ぶり。この時の演奏は、「アーノンクールの指揮するオーケストラが極めてシューマン的な劇の世界を、それにふさわしい節度を保ちながら描ききった。最後の楽園に再び迎えられた場面の至福の表現は真に神々しい。数多くの宗教音楽を経験したアーノンクールならではの表現だ」(音楽の友/岡本稔氏)と絶賛されたほどの出来。初客演となったバイエルン放送響との相性も抜群で、2007年5月末には再客演し、ドヴォルザークのスターバト・マーテルを指揮しています(RCA Red Sealより2009年発売予定)。
 8人の独唱者と混声合唱が必要で、それだけに声楽パートの比重が高いのですが、主役のペリを歌うレッシュマンをはじめ、ハルテリウス、フィンク、ギューラ、ゲルハーヘルなど、数々の共演でアーノンクールと気心を通じた旬の歌手たちをそろえています。「無垢の心を持った妖精が、2回の挫折によって大きく成長し、楽園に戻るまでを役そのものになりきって演じた」と称賛されたレッシュマンの名唱は一聴に値するものです。(BMG)

・シューマン:オラトリオ『楽園とペリ』Op.50(全曲)
 ドロテア・レッシュマン(ソプラノ、ペリ)
 マリン・ハルテリウス(ソプラノ)
 レベッカ・マーティン(メゾ・ソプラノ)
 ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)
 クリストフ・シュトレール(テノール)
 ヴェルナー・ギューラ(テノール)
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲラルト・ホイスラー(バス)
 バイエルン放送交響楽団&合唱団
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)
 録音時期:2005年10月21、22日(ライヴ)
 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
 DSD Mastering
 SACD Hybrid
 CD 2.0ch/ SACD 2.0ch/ SACD 5.0ch

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Schumann: Das Paradies und die Peri: Vor Eden's Thor im Morgenprangen (Solo-Alt) 03:13
  • 02. Wie glucklich sie wandeln (Solo-Sopran, Peri) 02:44
  • 03. Der hehre Engel, der die Pforte (Rezitativ: Tenor und Engel, Alt) 01:58
  • 04. Wo find ich sie? (Solo-Sopran, Peri) 02:39
  • 05. So sann sie nach (Solo-Tenor); O susses Land (Solo-Quartett) 01:25
  • 06. Doch seine Strome sind jetzt roth (Chor) 03:24
  • 07. Und einsam steht ein Jungling (Solo-Tenor, Gazna, Bass und Jungling, Tenor; Chor) 02:52
  • 08. Weh', weh', er fehlte das Ziel (Chor) 02:13
  • 09. Die Peri sah das Mal der Wunde (Solo-Tenor und Peri; Chor) 06:42
  • 10. Die Peri tritt mit schuchterner Geberde (Solo-Tenor und Alt; Chor) 03:17
  • 11. Ihr erstes Himmelshoffen schwand (Solo-Tenor); Hervor aus den Wassern (Chor der Genien des Nils) 03:50
  • 12. Fort streift von hier das Kind der Lufte (Solo-Tenor und Peri) 03:31
  • 13. Die Peri weint (Solo-Tenor); Denn in der Thran' ist Zaubermacht (Quartett-Solo) 02:42
  • 14. Im Waldesgrun am stillen See (Solo-Alt und Jungling, Tenor) 03:03
  • 15. Verlassener Jungling (Solo-Mezzo-Sopran, Tenor und Jungling) 04:35
  • 16. O lass mich von der Luft durchdringen (Solo-Jungfrau, Sopran und Tenor) 04:52
  • 17. Schlaf' nun und ruhe in Traumen voll Duft (Solo-Peri und Chor) 03:49

ディスク   2

  • 01. Schmucket die Stufen zu Allah's Thron (Chor der Houris) 03:10
  • 02. Dem Sang von ferne lauschen (Solo-Tenor und Engel) 03:03
  • 03. Verstossen! Verschlossen auf's neu (Solo-Sopran, Peri) 04:27
  • 04. Jetzt sank des Abends gold'ner Schein (Solo-Bariton) 04:25
  • 05. Peri ist's wahr? (Solo-Quartett) 03:59
  • 06. Hinab zu jenem Sonnentempel (Solo-Peri, Tenor, Mezzo-Sopran und der Mann, Bariton) 06:53
  • 07. O heil'ge Thranen inn'ger Reue (Solo-Quartett und Chor) 04:12
  • 08. Es fallt ein Tropfen (Solo-Peri und Tenor; Chor) 07:20
  • 09. Freud', ew'ge Freude, mein Werk ist gethan (Solo-Peri und Chor) 06:55

ユーザーレビュー

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ジュリーニがこの曲を好んでよく取り上げて...

投稿日:2008/04/09 (水)

ジュリーニがこの曲を好んでよく取り上げていました。ベルリンとウィーンのライヴを聞いた覚えがありますが、結局RAIの放送録音しか残されませんでした。売れないと判断されたのでしょう。たしかにあまりにナイーヴすぎて劇的なメリハリがないため、退屈に感じる部分もあります。しかし個々のナンバーはシューマンならではの美しさに溢れた佳品です。演奏はこれまでの最上。特に合唱がシューマンをよく理解していると思います。

pie さん | 名古屋市 | 不明

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シューマン、ロベルト(1810-1856)

ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann)は、 1810年6月8日にドイツのツヴィッカウに生まれました。5人兄弟の末っ子で、出版業者で著作もあったという父親のもとで早くから音楽や文学に親しみ、作曲や詩作に豊かな才能を示したといいます。  ロベルト16才の年にその父親が亡くなり、安定した生活を願う母親の希望で法学を選択、1828年にライプツィヒ大学に入学しますが、音

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