ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD 輸入盤

ショスタコーヴィチ:交響曲第14番、マーラー:交響曲第10番〜アダージョ クレーメル&クレメラータ・バルティカ

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4766177
組み枚数
:
1
レーベル
:
Ecm
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

クレーメル&クレメラータ・バルティカ/『アダージョ』

今回の2つの作品は、指揮者なしの室内楽方式で演奏されています。マーラーの“白鳥の歌”として知られている交響曲第10番の第1楽章は、未完となったこの作品中、ほぼ完成されているものですが、今回は弦楽合奏のために編曲され、新たな魅力を放っています。
 ショスタコーヴィチの交響曲は2人の独唱者を必要とする作品で、こちらもオーケストラの高い技術が要求され、また両曲とも根底に「死と別離」の気分が漂う、劇的で激しい感情の起伏が特徴的な作品です。
 クレーメルとECMの関係の始まりは、あの名盤、ペルトの『タブラ・ラサ』に遡ります。それ以来、ロッケンハウス音楽祭のライヴや、彼単独のバッハの『無伴奏』など優れたものばかり。今回のアルバムも輝かしい賛辞を贈られることでしょう。
 1997年にクレーメルによって設立されたクレメラータ・バルティカは、アジア、ヨーロッパとアメリカで年に6つのツアーを開催し、毎年およそ60の演奏会を開催します。そのレパートリーの多くは現代音楽ですが、いわゆる「今風」の音楽も楽しんで演奏し、聴き手に多くの喜びを与えていることは皆さんご存知のことでしょう。(ユニバーサルIMS)

・マーラー:交響曲第10番〜アダージョ
(弦楽合奏用編曲:シュタットルマイヤー&クレメラータ・バルティカ)
 クレメラータ・バルティカ
 ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
 録音:2001年10月 リガ、レコーディングスタジオ

・ショスタコーヴィチ:交響曲第14番 op.135『死者の歌』
 ユリア・コルパチェヴァ(ソプラノ)
 フョードル・クズネツォフ(バス)
 クレメラータ・バルティカ
 ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
 録音:2004年11月23日 ウィーン、ムジークフェライン(ライヴ)

収録曲   

  • 01. MAHLER Symphony No.10: Adagio
  • 02. SHOSTAKOVICH Symphony No.14

ユーザーレビュー

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マーラー10番とショスタコーヴィチ14番はそ...

投稿日:2013/02/22 (金)

マーラー10番とショスタコーヴィチ14番はその深淵に逃れられない〈死〉へのモチーフがあることで共通。僕のクレメラータ・バルティカ(KB)に対するイメージはとことん〈理知的〉というもの。稀にクレーメルのパッションが作曲家と深く共鳴するとき、果てしなく情熱的で、演奏家の忘我的なものを見てしまったような怖さがあるくらいで、基本的には強い表現をするときにでも情におぼれず冷静に、正確無比に弾き切るのが彼らの特徴だと思っている。▽14番の方はこの特徴が見事にハマッっていて、ショスタコーヴィチの無言の叫びをKBが上手く調理していると言った感じ。聴きやすいと言えばそうだが、一方で淡々と弾き続けるKBには恐怖の念も抱く。温度感は限りなく低い。そのぶんニュートラルに、直接的に作品と繋がれる感触を得た。▽マーラー管弦楽曲は良くその志向性として「内方向の弦楽、外方向の管楽」と言われるけれど、KBにはその外方向へのアプローチが欠けている。これが作品の表現にどう作用するかだが…僕個人としては少し物足りなかった。しかしそれはマーラー=レニー的な熱のある演奏を求めるという僕の固定観念の産物であって、この弦楽器用改編版も表現手段として素晴らしいと思う。「これがマーラーか?」と一瞬思ってしまうけれど、KBの弦の艶やかや、緊張感は揺るぎない名演として座を占めていると思う。▽ちなみに14番は楽友協会でのライブ録音であるが、少し咳ノイズがうるさいところがあた。まあご愛嬌かな。

kentrane さん | 埼玉県 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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