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Sym.6: M.franck / Swedish.rso +rautavaara: Apotheosis

Tchaikovsky (1840-1893)

User Review :4.0
(5)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
ODE1002
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

トータル54分28秒! ミッコ・フランクのユニークな『悲愴』
 来日公演が宇野功芳氏や金子健二氏から大絶賛された若手指揮者、ミッコ・フランクが長年の希望であったチャイコフスキーの「悲愴」を録音しました。
 この作品は彼にとって特別の思い入れのある曲とのことで、完全に自分の世界に耽溺した超個性的解釈を味わえます。
 全体にテンポが遅く(フィナーレは何と14分14秒もかけています)、異常に長い間のとり方、なぜか熱も脂もない響きからは、彼の意味深なメッセージを感じ取れます。
 『悲愴』の遅い演奏といえばトータル58分のバーンスタインと57分のチェリビダッケがあまりにも有名ですが、二人の濃厚なアプローチに較べると、ミッコ・フランク盤で聴かれる透明なサウンドと、それゆえに浮き彫りにされる音楽の仕組みの面白さは実にユニーク。
 そのクールなサウンドで構築された拡大鏡的な視界の中に示される、多彩をきわめたアゴーギクの魅力は、快速テンポの演奏からはまず味わえない種類のものといえ、特に第4楽章は聴きものとなっています。



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収録内容(演奏時間は実測値)
ラウタヴァーラ:『アポテオシス』 (7:47)

チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 op.74 『悲愴』(54:28)
 第1楽章 Adagio - Allegro non troppo (21:36)
 第2楽章 Allegro con grazia (8:29)
 第3楽章 Allegro molto vivace (10:09)
 第4楽章 Finale: Adagio lamentoso (14:14)

ミッコ・フランク(指) スウェーデン放送交響楽団



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ミッコ・フランクのプロフィール
1979年、フィンランド生まれ。5歳からヴァイオリンをはじめ、1992年、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーに入学。1995年からヨルマ・パヌラに師事し、翌年からシベリウス・アカデミーの指揮クラスで学びます。
 1997年から指揮者としての活動を開始し、バンベルク響、イェーテボリ響、アイスランド響、オスロ・フィル、ベルゲン・フィル、ストックホルム・フィル、スウェーデン放送響などと共演。1998年には、アスペン音楽祭でアメリカにもデビュー。
 2002年秋からは、ベルギーの名門オーケストラである、ベルギー国立管弦楽団の音楽監督に就任。意欲的なプログラミングと、個性的な指揮が高く評価されています。
 ミッコ・フランクはオペラの方面でも精力的に活躍しており、フィンランド国立オペラではすでに「魔笛」、「愛の妙薬」、「ドン・ジョヴァン二」、「ラ・ボエーム」を、ノルウェー歌劇場では「椿姫」を、さらに王立ストックホルム歌劇場では「カルメン」を指揮しています。
 まだ22歳の若さながら、コンサートとオペラの両方を得意とする大変な逸材と申せましょう。

Track List   

クラシック曲目

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  • Peter Ilyich Tchaikovsky (1840 - 1893)
    Symphony no 6 in B minor, Op. 74 "Pathetique"
    Performer :

    Conductor :
    Franck, Mikko
    Ensemble  :
    Swedish Radio Symphony Orchestra
    • Period : Romantic
    • Style : Symphony
    • Composed in : 1893, Russia
    • Language :
    • Time : 54:55
    • Recorded on : 04/2002, Berwald Hall, Sweden [Studio]
  • Einojuhani Rautavaara (1928 - )
    Apotheosis
    Performer :

    Conductor :

    Ensemble  :

    • Period : 20th Century
    • Style :
    • Composed in : , Finland
    • Language :
    • Time : 7:50
    • Recorded on : 01/2003, Berwald Hall, Sweden [Studio]

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Comprehensive Evaluation

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皆さん書き込まれていますようにタイム的に...

投稿日:2009/04/15 (水)

皆さん書き込まれていますようにタイム的にはじっくり取り組んで噛み締めるように表現した演奏かと思いますがSRSOの響きはもう少し今後を期待したい処も多々あろうかと。 第1楽章は約21分でフリッチャイ並み、続く第2楽章が逆に締まって聴こえる時もありました。第3楽章テンポを触り過ぎて不自然なパッセージとやや一本調子が気になりました。終楽章は結構この演奏では約14分とチェリビダッケEMIライブ盤を超えたかも・・・当たりをソフトにしかしゆったり最後の方のクライマックス抉りに攻めて幾分長めに鳴らすドラ・・・表現は素晴らしいです。

一人のクラシックオールドファン さん | 芦屋 | 不明

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テンポについてかなり書かれているが、あく...

投稿日:2008/10/25 (土)

テンポについてかなり書かれているが、あくまで表現の方法であると思う。 むしろ気になるのは1楽章でフレーズとフレーズの間が不自然にありすぎて、音楽が自然に流れていないことではないか。 弦楽器をよく歌わせ美しくは演奏しているが、若さに溢れた熱い演奏に期待したい。

金さん さん | 長野県長野市 | 不明

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 確かにミッコの思い入れも感じるし演奏も...

投稿日:2006/09/23 (土)

 確かにミッコの思い入れも感じるし演奏もきれい。ただこの曲には明暗、動静の妙味を求めたいので、こういう演奏では第3楽章はいらないかなと感じてしまう。  個人的には過去の名演よりも現役の演奏を聞きたいと思っているので今後のミッコに期待。

優雅な一日 さん | 東大和市 | 不明

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