ストラヴィンスキー(1882-1971)

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SACD 輸入盤

組曲『兵士の物語』、他 P.ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー

ストラヴィンスキー(1882-1971)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PTC5186046
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

パーヴォ・ヤルヴィ、ペンタトーンに登場!
第1弾はストラヴィンスキー・プログラム!


10月に発表されたパーヴォ・ヤルヴィのドイツ・カンマーフィル芸術監督就任のニュースは、好事家に新鮮な驚きを与えました。前監督ダニエル・ハーディングの下、CDデビューを果たしたドイツ・カンマーフィルハーモニーは、2002年には日本公演も実施。颯爽としたベートーヴェンやブラームスがモダン・ピリオドの潮流の最先端を行くものであることを強く印象づけたものでしたが、今回、室内オーケストラとの活動はあまり日本に伝わっていなかったパーヴォ・ヤルヴィが監督に就任するのは予想外の人事だったからです。

 音楽一家ヤルヴィ家の長男としてエストニアに生まれ、ロスアンジェルスでバーンスタインの薫陶を受けたパーヴォは、衆目の一致する指揮界のトップランナー。シンシナティ交響楽団の音楽監督として先日の日本ツアーを成功させ、バーミンガム市交響楽団やロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニックでは首席客演指揮者をつとめます。
 前述のように一見室内オケとは縁遠いかに思えたパーヴォですが、ドイツ・カンマーフィルへの客演は、実は1995年から始まっていたといいます。(ハーディングとのCDデビューの5年前!)
 パーヴォは今回の監督就任について、英グラモフォン誌へのインタビューでこう語っています ――
「私はドイツ・カンマーフィルに来ると、自分が『指揮者』だと感じない。この中での私の役目はミュージック・コラボレイターさ。そう、奏者の一人になったような気分なんだ。」―― カンマーフィルの自発性の高さがそう言わせているのでしょう、今回のストラヴィンスキーは、どの曲も唖然とするほど見事な出来ばえに驚嘆せずにはいられません。
 《兵士》の難所トランペット・ソロの見事さは、これまでのどんな演奏とも比較できないほど高いレベルですし、ヴァイオリンの重音だらけのややこしいソロもピタリと決まっています。全パートが難所だらけの《ダンバートン・オークス》など、これまでの演奏とはあまりに違う軽やかな流れ。オーケストラの巧さに驚嘆すること間違いなしです。
 さらに異例なことですが、このディスクのライナーノートはパーヴォ自ら筆をとって解説しているのです。これも新たなフィールドに踏み込むパーヴォの意欲の表れといえるのではないでしょうか。
 PentaToneでは、今後このコンビで、R・シュトラウス作品のリリース(曲目詳細未定)に加え、ベートーヴェンの交響曲全集まで予定されているとのこと。大いに期待せずにはいられません。(Hybrid SACD Multichannel)


イーゴル・ストラヴィンスキー(1882−1971):
■音楽劇《兵士の物語》組曲
■11の楽器のための《ラグタイム》
■音楽劇《兵士の物語》より〜〈小さなコラール〉
■協奏曲変ホ長調《ダンバートン・オークス》
■弦楽のための協奏曲ニ長調《バーゼル協奏曲》
■小管弦楽のための組曲第1番
■小管弦楽のための組曲第2番

パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)ブレーメン・ドイツ・カンマーフィルハーモニー

収録曲   

  • 01. Marche du Soldat (Soldier's March)
  • 02. Petit Airs Au Bord du Ruisseau (Aires By a Stream)
  • 03. Pastorale
  • 04. Marche Royale (Royal March)
  • 05. Arabella: Er Ist Der Richtige Nicht Fur Mich...Aber Der Richtige
  • 06. I: Tango
  • 07. II: Valse
  • 08. III: Ragtime
  • 09. Danse du Diable (Devil's Dance)
  • 10. Grand Choral (Great Chorale)
  • 11. Marche Triomphale du Diable (The Devil's Triumphant March)
  • 12. Petit Choral (Little Chorale)
  • 13. Tempo Giusto
  • 14. Allegretto
  • 15. Con Moto
  • 16. Vivace
  • 17. Arioso - Andantino
  • 18. Rondo - Allegro
  • 19. Andante
  • 20. Napolitana
  • 21. Espanola
  • 22. Balalaika
  • 23. Marche
  • 24. Valse
  • 25. Polka
  • 26. Galop
  • 27. Paavo J舐vi Conducts Stravinsky [Hybrid SACD]

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P・ヤルヴィが、ベートーヴェンの前に取り...

投稿日:2011/06/15 (水)

P・ヤルヴィが、ベートーヴェンの前に取り組んだストラヴィンスキ―。変幻自在、遊びと皮肉、技能に優れた曲を、冷静、適確に、どうだとばかりに提示しています。パーヴォのやり手、明晰、ここでもやる気に溢れた計算づくの一枚。優秀。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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