Piano Concerto.9, 20, 24: Haskil(P)Casals Markevitch, Isserstedt Cluytens

モーツァルト・イヤーになんてうれしいCD！
ハスキルのピアノ協奏曲×4

モーツァルト・イヤーの初っ端から、ハスキル・ファンには最高の贈り物。ハスキルがピアノを弾いたモーツァルトのピアノ協奏曲が3曲4種収録されています。マルケヴィッチと共演の『ジュノーム』は、これが初出かもしれません。
　�@はLYRINXで発売されていたものと同じ。�BはTAHRATAH389-90と同じ。�CはDISQUES MONTAIGNEで出ていたものと同一。
　いずれも、ハスキルのピアノはもちろん、指揮者も実力派揃いの名演ばかり。中でもニ短調協奏曲は、実に見事なシュミット＝イッセルシュテットの伴奏を得て、ハスキルもいつも以上に神がかっています。一方カザルスの伴奏した『ジュノーム』では、カザルスの驚くほど精力的な音楽を受けて、ハスキルも珍しいくらい活力系。一方極めて相性が良かったといわれるマルケヴィッチとの共演では、同じ曲でもずっとしっとりと情感豊か。クリュイタンスとの共演は実にスリリング！音は、
　プラド音楽祭のものだけややこもり気味で、あとは年代相応以上のもの、ハスキルのピアノを楽しむに十分のクオリティです。

モーツァルト：
�@ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271『ジュノーム』
�Aピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271『ジュノーム』
�Bピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
�Cピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491

クララ・ハスキル(P)

�@パブロ・カザルス（指）プラド音楽祭管弦楽団
�Aイーゴリ・マルケヴィッチ（指）フランス国立管弦楽団
�Bハンス・シュミット＝イッセルシュテット（指）ベロミュンスター・スタジオ管弦楽団
�Cアンドレ・クリュイタンス（指）フランス国立管弦楽団
録音：�@1953年6月19日�A1955年6月8日�B1952年12月19日�C1955年12月8日