無人島 〜俺の10枚〜 【Kan Sano 編】

2016年12月13日 (火) 20:00

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ローチケHMV - 邦楽・K-POP

前作『2.0.1.1.』で、圧倒的な評価を獲得したKan Sano(origami PRODUCTIONS)。ジャイルス・ピーターソンをはじめ、世界が注目する Kan Sano のニューアルバム『k is s』が完成した。究極にポップな楽曲の中に散りばめられたマニア心をくすぐる”エッセンス”が絶妙な中毒性を醸し出す珠玉の1枚。前作よりも暖かく人間味のある印象に仕上がっている。そんなKan SanoがローチケHMVの「無人島企画」に登場。果たして彼の選ぶ10枚とは?

無人島 〜俺の10枚〜 【Kan Sano 編】
音楽好きには、超定番の企画“無人島 〜俺の10枚〜”。なんとも潔いタイトルで、内容もそのまんま、無人島に持って行きたいCDを10枚チョイスしてもらい、それぞれの作品に込められた思い入れを思いっきり語ってもらう。ミュージシャンとしてルーツとなるもの、人生を変えた一枚、甘い記憶がよみがえる一枚、チョイスの理由にはそれぞれのアーティストごとに千差万別。今回のお客様は、Kan Sanoが登場。

無人島 〜俺の10枚〜 過去のArchiveseはこちら



長谷川健一 『震える牙、震える水』
無人島に行くなら、最初にバッグに詰めるのはこれだろう。十代、二十代に聴いた音楽はその後もずっと残っていく。二十代最後にハセケンさんに出会った。狂ったように聴いた。生と死を含んだハセケンさんの声、メロディ、日本のことば。それらが出会い絡み合い、歌になる瞬間に立ち会える喜び。


ジャン・マルティノン 、 フランス国立管弦楽団 『交響詩「海」[ドビュッシー管弦楽名曲集]』
16の時だったと思う。「牧神の午後への前奏曲」に感銘を受け、何度も何度も聴いた。みずみずしい旋律が次から次へと溢れ、風に身をゆだねるように流れてゆく。確かにそこにあった、確実に生きていた、その触感を残して。旅路の終わりに聴いたら、微笑んで死ねるのかもしれない。


The Beatles 『 (ホワイトアルバム)』
自分にとってポップスとはビートルズだった。中学の3年間全アルバムを聴き続けたことが今の自分につながってると思う。このアルバムだけは未だに噛むと新しい味がする。散々噛んだはずなのに。すべてのジャンルを飲み込んでビートルズ(ポップス)としてギリギリで成立させるきわどさ。混沌としていて、膨張しすぎたモンスターのよう。


Donny Hathaway 『extension of a man』
Donnyがソウルに出会い、ソウルはDonnyを愛した。70年代ソウルの中でもこのアルバムは特別な輝きを放っている。27歳の遺作。相当な心的負担があったのかもしれない。人類の歩みを辿るような美しい冒頭。その先の未来を描くのは僕らだ。


小沢健二 『Eclectic』
自分の音楽の原体験は90年代のJポップだと思う。小学校の校庭でなぜか流れていたCHAGE&飛鳥や米米CLUB。ミスチル、そして小沢健二。最近知ったこのアルバムは全編ウィスパーボイスで、宅録っぽくて内省的。いまの自分に通じるものがあり驚く。制作時の年齢が今の自分と同じと知り納得。


山下達郎 『GO AHEAD!』
日本のアーバンソウルの現在地に自分が立っているのなら、源流には達郎さんがいる。彼から受け取ったバトンを次の世代へ渡すのは自分の役目なのかもしれない。洗練されたコード、グルーヴへのこだわり、そこに日本語が乗るバランス感は今聴いてもスリリングで、新しい音楽シーンを切り開いていくエネルギーがすごい。尊敬してます。


Patrice Rushen 『Straight From The Heart』
ボストン留学時代の盟友monolog(Yuki Kanesaka)がよく聴いていたパトリスラッシェン。いま思うと間接的に自分も影響を受けている。ダウンテンポ「Remind Me」のコズミックなイントロが気持ちいい。アカデミックなジャズを学んだピアニストがポップアーティストとして開花していくストーリーに親近感が湧く。


Meshell Ndegeocello 『Bitter』
70年代ソウルはもちろん、ネオソウルも自分にとって青春だった。D'Angelo、Erykah Badu、Jill Sccott、十代の頃に色々聴いたけどMeshellは特別だった。このアルバムは他作品とは違う艶っぽさがあって、派手なプレイを抑え情景を描くことに徹底したサウンド、静かに語りかけるようなボーカルが美しい。


Egberto Gismonti 『Sanfona』
「Maracatu」、なんてドラマチックな展開なんだろう。この世のすべての孤独を抱えてしまったような深い夜の闇。その耽美的な暗闇の美しさ。夜中に聴くと死がすぐそこに迫ってくるような感覚になる。生も死もすべて美しいものとして描くジスモンチの死生観が表れている。


Miles Davis 『Get Up With It』
昔から自分の理解を越えたものに惹かれることがあって、高校の時わけも分からずマイルスを聴き始めた。高1の夏に初めて「Bitches Brew」を聴いた時の衝撃はいまでも忘れられない。マイルスは魔法使いのような人。誰にも解けない魔法をこの二枚組にかけた。音楽はマジカルなものだし、これからもそうであって欲しいと思う。


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ロングインタビュー掲載中

【インタビュー】Kan Sano『k is s』

圧倒的な評価を獲得した前作から3年弱。より人間くさく暖かい印象のアルバム『k is s』を完成させたKan Sanoにインタビューを敢行した。

ローチケHMV-邦楽・K-POP|2016年12月06日 (火) 20:00



作品情報


Kan Sano
『k is s』

発売日 : 2016年12月7日(水)
価格 : 2,300円+tax

<トラックリスト>
1. Penny Lane
2. Magic!
3. Reasons feat. Michael Kaneko
4. C'est la vie feat. 七尾旅人
5. lovechild
6. Can't Stay Away feat. Maylee Todd
7. Momma Says feat. 島村智才
8. LAMP
9. と び ら
10. Awake Your Mind
11. Let It Flow


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k is s

CD

k is s

Kan Sano

価格(税込) : ¥2,484

発売日: 2016年12月07日



ライブ情報


Magical kiss tour 2017
3/3(金) [東京] 代官山 LOOP "360° ALLINONE"
Guest : 七尾旅人 / Michael Kaneko

3/11(土) [大阪] 心斎橋 SUNHALL "Magical Echo 2017"
with Yasei Collective and more

3/18(土) [群馬] 前橋市芸術文化れんが蔵
with Michael Kaneko and more

3/24(金) [福岡] 大名 brick

3/26(日) [熊本] NAVARO

more shows to be announced



Kan Sano (カン・サノ)Profile

キーボーディスト、トラックメイカー、プロデューサー。
バークリー音楽大学ピアノ専攻ジャズ作曲科卒業。

リリースした3枚のソロアルバムや、メンバーとして参加している松浦俊夫 presents HEXは国内のみならずアジア、ヨーロッパでもリリースされ話題となり、FUJI ROCK FESTIVAL、RISING SUN ROCK FESTIVAL、朝霧JAM、Monterey Jazz Festival、フランス World Wide Festivalなど国内外の大型Fesに出演。

キーボーディスト、プロデューサーとしてもChara、UA、大橋トリオ、藤原さくら、RHYMESTER、青葉市子、Seiho、須永辰緒、佐藤竹善、Madlib、Shing02、いであやか、Ovall、mabanua、Eric Lau、七尾旅人、Monday Michiruなどのライブやレコーディングに参加。また国内外のコンピレーションに多数参加する他、LION、カルピス、CASIO、ジョンソン、NTT、日本管理センターのCMやJ-WAVEのジングルなど各所に楽曲を提供。

新世代のトラックメイカーとしてビートミュージックシーンを牽引する存在である一方、ピアノ一本での即興演奏ライブも展開。ジャズとクラシックを融合したような独自のスタイルが話題となる。

またリミックスやオリジナル楽曲をコンスタントに発表しているSoundCloudにも多くのフォロワーが付き、累計40万再生を記録するなど多方面で活躍中。

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Kan Sano

キーボーディスト、トラックメイカー、プロデューサー。バークリー音楽大学ピアノ専攻ジャズ作曲科卒業。

オフィシャルサイト



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