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ついにNAXOSからフルトヴェングラー登場!

2003年10月10日 (金)

ついにNAXOSからフルトヴェングラー登場!
ベルリン・フィルとの『悲愴』&『トリスタンとイゾルデ』〜「前奏曲と愛の死」


フルトヴェングラーの「悲愴」は、戦前世界中の音盤愛好家の間でメンゲルベルク盤と並び絶対的な評価を受けてきたものであり、「運命」と共にフルトヴェングラーの偉大さを象徴するレコードでした。

 作品の持つ深刻で悲劇的な感情を極限まで高め、感傷や扇情を排しゲルマン的な高貴さを漂わせたこの演奏は、チャイコフスキーの「悲愴」演奏史上唯一無二の高みに達したものであり、フルトヴェングラーの名声を後世に伝える最上の録音の一つでしょう。「悲愴」に関しては、戦後は演奏旅行先での音質面に不備の残る録音しか残されていないために、戦前のSP録音の価値は不滅のものがあります。

 今回、ナクソスの誇る復刻名人、マーク・オバート=ソーンが合計5セットの英米プレスSP盤を徹底的に吟味し、丁寧なリストア作業を施してCD化しています。ノイズも少なく、楽音は歪の少ない適切なバランスで整音されていて、強奏時の迫力にも不足しません。

 併録されているのはワーグナーの「トリスタンとイゾルデ〜前奏曲と愛の死」です。これも戦前のフルトヴェングラーを代表する超名演であり、「トリスタン」の官能性と神秘性を極限まで追求した崇高なばかりの美しさが際立っています。こちらの復刻も、米仏盤5セットから適切な盤面を選び抜いたもので、当時のベルリン・フィル特有のほの暗い深遠な響きと強靭な合奏力がうまく再現されています。

 20世紀前半を代表する大指揮者フルトヴェングラーの名演奏が、ナクソスによって新 たな音質とお求め安い価格によって蘇ります。


マーク・オバート=ソーンによるプロデューサー・ノート

今回の復刻ソースとして、『悲愴』のために戦前の米ビクター“ゴールド・レーベル”SP4セットと、英国HMV1セットから最も状態の良い盤と面を選び出し、『前奏曲と愛の死』のために、米ビクター“ゴールド”4セットと、仏ディスク・グラモフォン1セットから選んだ。いくつかの傷はマスター録音に起因するものであり、ひどく目立つもの以外は取り除かずにおくことにした。アッチェレランドのかかる箇所(『悲愴』第1楽章展開部など)で時折聞かれるリズムを取るような、繰り返される雑音は、物がぶつかる音ではなく、フルトヴェングラーが音楽に合わせて踏み鳴らした足音であるように思われる。


■チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』
 1938年10-11月 ベルリン、ベートーヴェン・ザール
■ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』より『前奏曲と愛の死』
 1938年2月11日 ベルリン、ベートーヴェン・ザール

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー


⇒フルトヴェングラー情報
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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交響曲第6番『悲愴』、ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』〜「前奏曲と愛の死」 フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル(1938)

CD 輸入盤

交響曲第6番『悲愴』、ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』〜「前奏曲と愛の死」 フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル(1938)

チャイコフスキー(1840-1893)

ユーザー評価 : 2.5点 (7件のレビュー) ★★★☆☆

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発売日:2003年11月29日
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