大推薦!SSW 中村まり 特集!

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2009年6月4日 (木)

Beneath the Buttermilk Sky / 中村まり
中村まり、このアーティストを知ったのは今から4年前、前作『Seeds To Grow』が出た時だったでしょうか。フジロックでの評判も相まって、アメリカン・ルーツ・ミュージック好きの間では、随分盛り上がったのを覚えています。まさに70年代アメリカのシーンの中の1枚だと紹介されても疑問がないような、音の質感、ぬくもり、歌声、センスに驚き、そんな音楽を今、この日本で作っている女性がいるという事に喜びすら覚えました。それから4年、僕らは地味に待っていたんです。中村まりのニューアルバムを。フォーク、カントリー、ブルース、ジャズ、ブルーグラス・・・土の香り漂うアメリカン・ミュージックを独自の解釈で吸収し描いた色鮮やかな世界。より深みを増した中村まり、新しい音源がようやく到着しました。




試聴001. 『A Brand New Day』
試聴002. 『Caught in a Roundabout』
試聴003. 『From the Other Way Around』
試聴004. 『Black-Eyed Susan』
試聴005. 『Night Owls』
試聴006. 『Invisible Man Blues』
 SEEDS TO GROW / 中村まり
フォーク、カントリー・ブルースなど、土の香り漂うアメリカン・ミュージックを独自の解釈で吸収した、孤高のシンガー・ソングライター、中村まりが描く色鮮やかな世界。いいレコードと出会った時のときめきを憶えてますよね?あの頃の空気が部屋中に立ち込めてしまうようなそんな素晴らしいアルバムです。


中村まり





フォーク、カントリー・ブルースなど、土の香り漂うアメリカン・ミュージックを見事に表現してみせる、中村まり。彼女のアルバムを聴いていたら、やはり、聴きたくなったのは70年代アメリカのグッドタイムミュージック。JACKSON BROWN の1st、泥臭さと洗練が入り混じるRY COODER『紫の渓谷』、maria mulderやEMMYLOU HARRISのカントリーヴォイスに包まれ、JONI MITCHELLの『BLUE』はやっぱり外せない。Laura Nyroでニューヨークに思いを馳せて、Eric Justin Kuzでじっくりと自分と向き合うのもいいもんだ。もちろん、最近だっていいアーティストはいますよ!ブルーグラスを軸にアルバムを仕上げたKELLER WILLIAMS、ノラジョーンズのTHE LITTLE WILLIESもJAZZを中心にアメリカの匂いがプンプンと!RON SEXSMITHはカナダのアーティストですが、とても深い感性が魅力のSSW。日本は細野晴臣『HOSONO HOUSE』でしょう!ときたら小坂忠の作品は外せない!ジプシー系の中山うりはアメリカではないかも知れないけれど、きっと近いものを感じるはずです。前野健太も湯川潮音も日本有数のSSW。ココで紹介できるのはごく僅かだけれど、中村まりの音楽に打たれた人はきっと気に入ってくれるはず。月に1枚づつでも揃えてみたら人生が豊かになるってもんです。