バーンスタインの『復活』 1958年ライヴ
2009年1月23日 (金)
バーンスタインの『復活』1958年ライヴ
ラジオ・フランス収録、INAアーカイヴ音源による正規初出。1960年の作曲者生誕100周年が間近に迫った1958年に、巨匠バーンスタインがフランス国立放送管を振ったマーラーの『復活』ライヴという大注目のタイトルがリリースとなります。
20世紀のマーラー・ブームの火付け役を担ったバーンスタイン。さすがに『復活』も好んで取り上げており、まず1963年にニューヨーク・フィルとセッション録音で、1973&1974年にはロンドン響とセッション録音、1987年にはふたたびニューヨーク・フィルとライヴでも録音しています。また、フィナーレのみですが1967年にイスラエル・フィルとコル・イスラエル響とのユダヤ大合同オケを指揮したライヴ、それもヘブライ語歌唱によるという変り種もありました。
さて、このたびのフランス国立放送管とのライヴが行われた1958年といえば、ちょうどバーンスタインがニューヨーク・フィルの音楽監督に就任した年でもあり、これから60年代にかけて充実ぶりをみせる時期と重なります。ここでの演奏も、じっくりと踏み込んで開始される第1楽章から、楽想が転換する中間楽章の起伏に富んだ表現といい、大仕掛けなフィナーレの溜めといい、まぎれもなくバーンスタイン流で、爆発的なエネルギーをダイレクトに音楽にぶつける個性の魅力が全開。モノラルながらたいへん鮮烈な音質のため、手に取るように会場のなまなましい気配を感じ取ることができます。なお、フランス国立放送管の『復活』ですが、すでに別録音で知られているように、これよりわずか一週間後の20日に再演された際には、指揮がシューリヒトへと替わり、ソリストも変更されています。
カップリングには、ドビュッシーやサティの編曲、そしてアメリカのテレビ・シリーズ『トワイライト・ゾーン』のテーマで有名なコンスタン(1925−2004)の出世作を収録。このときが世界初演となるもので、作曲者によれば24曲の短い曲からなる無調作品で、どこかなぞめいた雰囲気がSFの世界を連想させます。ディジパック仕様。(キングインターナショナル)
・マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』[83:36]
・マリユス・コンスタン:管弦楽のための24の前奏曲(世界初演) [14:05]
ベルト・モンマール(S)
オラリア・ドミンゲス(Ms)
フランス国立放送合唱団
ルネ・アリックス(合唱指揮)
フランス国立放送管弦楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)
録音時期:1958年11月13日(モノラル)
録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場(ライヴ)
【参考データ】
=バーンスタイン『復活』のトラック・タイム=
1958年盤:23:08+10:55+10:10+5:34+33:49=83:36
1963年盤:23:35+11:35+10:05+5:26+33:59=84:40
1973年盤:23:45+12:05+10:50+6:00+36:49=89:29
1987年盤:24:53+12:04+11:24+6:18+38:37=93:16
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